BlackviewがOSCALブランド(同社のサブブランドです)のポータブル電源「PowerMax 3600」をクラウドファンディング中です。文字通り「3,600 Wh」と大容量で、Blackviewだけに「タフネス・ポータブル電源」と言える仕様になっています。
…ちょっと脱線します。私、年明け早々にでも手持ちのポータブル電源を携えてキャンプに出かけようと思っていたのですが、プライベートでいろいろありまして(車で事故った)、全然キャンプには行けていないです。この製品の紹介記事を書きながら「よーし、2月はキャンプに行くぞー」と思った次第です…。仕事だけだとストレスが溜まっちゃいますしねえ…。
1.製品概要
※以下に掲載する画像はOSCAL公式サイトから引用していますが、もともと英語表記だったものをブラウザーの翻訳機能で日本語にしています。そのため、ちょっと表現がおかしいところがありますが、内容は理解できると判断しました。あらかじめご了承ください。
こちらがスペック表です。容量が3,600 Wh、最大出力も3,600 W(日本向けのモデルは3,000W)と、ちょっと紛らわしいですが、「容量」と「出力」なので、両者は異なる項目です。まあ、仮に3,600 W出力を使い続ければ1時間で容量が空っぽになる、ということですね。ウインタブで実機レビューに使っている電気ポット(430W)と電気コンロ(600W)なら、3時間以上は同時に使い続けることができます。3時間もお湯を沸かし続けることはありませんし、3時間も調理し続けることもまずないと思いますので、あくまで「計算上」の話ですけど。
Blackviewによれば、3,600 Wの出力なら「生活に必要な電気製品の99%に使える」とのこと。日本向けは最大3,000 Wなので、もう少しパーセンテージは落ちるかもしれませんが、思いつくほとんどの家電には使えそうです。
こちらがサイズ。デカくて重いのは覚悟していましたが、重さ44.5 kgというのは私なら「持てない」くらいですね。幸いキャスターがついているので、スーツケースのように引きずって運べます。
各部名称です。ACコンセントが4つ、USBポートは合計で6つ、そしてシガーライターソケット出力と、ポート数は十分でしょう。また、ACコンセントの上部にはライト(フラッシュライト)もついています。
ACコンセントのプラグ形状も国別に変えています。日本向けもちゃんとありますけど、右端のコンセント形状は見たことがないです…。
また、PowerMax 3600には「追加バッテリー」も用意されます。
1台のPowerMax 3600に対して最大15個の追加バッテリーを接続でき、この場合の計算上の最大容量は57,600 Whとなります(例えになっていないかもしれませんがウインタブが使っている430Wの電気ポットなら連続134時間、600Wの電気コンロなら96時間使えますw)。めっちゃお金がかかりそうですけど、もはや「基地レベル」ですね。
こちらが追加バッテリーのスペック表です。追加バッテリーはACコンセントやUSBポートなどがなく、単体では電源として使えません。
ポータブル電源は「寒さに弱い」と言われています。だいたいの製品は動作可能温度が-10℃から45℃くらいですが、私の出身地である北海道だと真冬に-10℃を下回ることもあります。とっても過酷で、しかし楽しい「冬キャン」の場合、動作可能温度が-10℃までだと場合によっては困るかもしれません。
PowerMax 3600は動作可能温度が-20℃から55℃と開示されています。「旭川とか富良野だとそれでも不十分」かもしれないですが、それでもまあ、より頼りになる、とは言えそうです(看板に偽りあり、だとクレームが殺到するかもしれませんけどね)。
安全性にも配慮されています。…ただ、ウインタブでもポータブル電源とかモバイルバッテリーのレビューをしていますが、これって「メーカーの言い分」を信じるしかないんですよね。検証のしようがないです。このあたりは「メーカーの信頼性」で判定するしかないでしょう。
ここはブラウザーの翻訳機能がちょっと厳しいですが「頑丈な発電所での最初の試み」というのの原文は「First Attempt in Rugged Power Station」です。さすがBlackviewだけあって、耐衝撃性、防沫防塵、耐紫外線を備えています。スマホのように「歩道橋から落としても平気」というわけにはいかないですけどね。
ウインタブで実機レビューをした、割と名の通ったメーカーのポータブル電源にはスマホアプリが用意されており、スマホから操作ができましたが、PowerMax 3600もスマホ操作ができます(ちなみに私はキャンプ場でもスマホから操作することはあまりないです)。
2.価格など
Blackview OSCAL PowerMax 3600はINDIEGOGOでクラウドファンディング中で、1月22日現在の価格は本体が1,800ドル(1ドル=150円として約270,000円)、追加バッテリーが1,534ドル(約230,000円)です。また、Blackview公式サイトでは1,799ドルで販売されていますが、ウインタブ読者向けにクーポンを頂いており、クーポンコード「THW0FKHYW179」で300ドルOFFの1,499ドル(1ドル=150円として約224,850円)で購入ができます。Amazonなどの通販サイトをチェックしてみると(失礼ながら)メーカー名を聞いたことのない3,600 Whクラスの製品に25万円程度のものが若干見られました。
PowerMax 3600の場合、追加バッテリーで容量を拡張できるというメリットがあり、また、「タフネス筐体」でもあるのが魅力です。また、これだけの容量と出力があればご家庭でも停電時の予備電源など、様々な使い道がありそうです。
3.関連リンク
Blackview Oscal PowerMax 3600 Home Backup Power:INDIEGOGO
Oscal PowerMax 3600:Blackview公式サイト
※Blackbiew公式サイトではクーポンコード「THW0FKHYW179」で300ドルOFF