どうも、最近布団の中で芋ってるふんぼです。「悪いのは俺じゃない!日本が寒すぎるのがいけないんだ!」と言いつつも、不思議とPCを使うときは出れるんですよねw 今回は年末ということで、何かBigな買い物をしてみたかったので、一万円のヘッドホンを買ってみました。我ながら、ちょっと頭がいかれてるんじゃないかって思ってるんです けど、年末ですから許してください…。
ということ、今回は一万円のヘッドホン「オーディオテクニカ プロフェッショナルモニターヘッドホンATH-M40x」をレビューしていこうと思います。 このヘッドホン、実はただのヘッドホンではなく、なんと(主にアメリカの)プロの現場でも使われている機種の廉価版という位置づけで、ガチなプロユースのヘッドホンとなっています。
目次
1.スペック
はい、全然何言ってるかよくわかりません! 私は別にガチのオーヲタではなくただのPC系ヲタなんでこんなのわかるわけ無いっす!ただ、重量が240gって結構ヘッドホンの中では重い方ではないんでしょうか? スペック表はギブアップして、次に外観を見ていきたいと思います。
2.外観
外箱からもう「プロフェショナル感」が漂っています。やっぱり高級ヘッドホンは違うわー。
内容物は、ヘッドホン本体、ケーブル×2、ポーチ、マニュアル×2でした。 そう、このヘッドホンなんとケーブルが2つ入っているんです。いや~。やっぱりプロフェッショナルは違いますね!
一つは、普通の3 mストレートケーブルです。
もう一つは、3 mカールケーブル(収縮時1.2 m)です。3 mストレートケーブルでは長すぎるので、私の場合はこっちメインになりそうです。1.2 mのストレートケーブルをあえて入れないところがいかにもプロフェッショナルですね。
3.5mmプラグを電子ピアノなどで使われている6.5mmプラグに変換するアダプターも付属しています。
それでは、本体をドーン!オシャレさ皆無の無骨なボディはいかにも「業務用」という感じがしますね。ThinkPadユーザーの私からすると、もうたまりません!
本体は折りたためるようになっており、ポーチなんかに入れて外に持ち出すことも可能です。
3.使用感
まず、音質から書いていきたいと思います。 「Hey、Youはちゃんとエイジングはしたのかい?」 と思った方もいるかと思いますが、今回はイヤホンメーカーのChord&Majorのサイトで公開されているエイジング用音源でかる~くエイジング しました。
これ結構よくできていて、1時間エイジングするだけで音質が結構変わるんです! エイジングって何???と思っているそこのあなた!、エイジングというのは「ヘッドホン イヤホンの慣らし運転」みたいなもんです。「せっかくイヤホン買ったのに聴いてみたら、試聴した時となんか違う。」なんて経験ありませんか? 店頭においてある試聴用のものは稼働時間が長く、その分エイジングされている事が多いのです。
エージングの方法は、ひたすら音楽を聴きまくって徐々に慣らしていくのが一般的ですが、上記のような専用の音源を使ってみるのもアリですよ。少し話がそれましたが、音質については文句なしです。と言いましても、ある程度高級なヘッドホンになってくると、音質ってほぼ好みの問題になっちゃうんですよね(汗)。
えっ?PCに直挿しでヘッドホンを語るな!って? いやいや、一万円のヘッドホンのレビューするのに直挿しなわけないじゃないですか!ちゃんとUSBDAC使ってますよ(といっても、安物ですが)。
今回は、音質を評価する上でPCに「ONKYO SE-U33GXV」を接続し、CD音質の音源を聴いてみました。ただ、私の耳がへっぽこなのと比較対象が3500円のヘッドホンなのであんまり突っ込んだことは書けませんが、あくまで私はPC系ライターなので予めそこのところはご了承下さい。
ベートーヴェン Symphony No.3
まずは、ヘッドホンの性能差がはっきりするクラシックから聴いてみました。やっぱり、一万円のヘッドホンとというだけあって、全然音が潰れていません。安いヘッドホンやスピーカーなんかだと、音が割れちゃったりするんですが、このヘッドホンはそんなことは皆無です。ただ、コンサートホールで聞くのとはやっぱり違いますね。あえて例えるなら、一番前の席で聴いている感覚に近いです。
いきものがかり YELL
言わずと知れた、いきものがかりの代表曲です。アコースティックギター、ストリングス (弦楽器)、ドラムスネアの音までくっきり聴こえます。それでいて、ボーカルも全く埋もれず力強く聴こえます。いつも聴いてるYELLじゃないですw 一万円のヘッドホン SUGEEEEE!!
秦基博 ひまわりの約束
某ポピュラーアニメの劇場版の主題歌ですね。そしてこの曲の最大の見せ所はなんといっ ても秦基博ボイスでしょう。この曲だと息遣いまで味わうことができます。私が今まで使 っていたヘッドホンだと、サビでオケに秦基博ボイスが負け気味で残念な感じだったので すが、このヘッドホンだと秦基博ボイスとオケが絶妙なバランスで聴こえてGoodです。
荒井由実 やさしさに包まれたなら
ちょっと古めのチョイスをしてみました。現代のJ-POPとは違い、アコースティックギタ ーを中心としたシンプルな曲となっています。このヘッドホンで聞くとシンプルさが(いい意味で)際立ちます。また、昔聴いていたときよりもよりステレオ感があって「こんな にステレオ感がある曲だったんだ!」とびっくりしました。
川田まみ Boarderland
アニソン部部門はバリバリの打ち込み系にしてみました。この曲は色々な音(主にシンセ) が入っているのですが、このヘッドホンではその一つ一つの音がくっきり聴こえました。 今まで使ってたヘッドホンだと聞き取れなかったような音が手に取るようにわかります。 あと、ボーカルのクリアーさがすごい!!!これは安物ヘッドホンとは大違いです。これ で、花澤香菜さんのキャラソンとか聴いたら多分爆発します。
小野寺小咲(CV花澤香菜) リカバーデコレーション
ということで、聴いてみましたw 「花澤ボイスやべええええええええ!!! 耳が耳がぁ ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!(爆死)」といった感じでまともな精神状態でいられないので、 評価はパスで。
結論:一万円のヘッドホンと花澤ボイスの組み合わせは危険。じゃないですよねw 何曲か聴いてみて総じて言えることは、「一つ一つのパートがきちんと聴こえる」ということです。曲によっては今まで聴いていたのとは別の曲になりま す。特にボーカルの再現度が素晴らしく、キャラソンなんかは耳元でささやかれている感覚があって、キャラによっては爆死不可避ですw それでいて、他の楽器もちゃんと聴こえるという、まさに「最強のキャラソンヘッドホン」です。「俺はアニオタじゃないし、ましてやキャラソンとか一生聞くつもりないし!」という方 もご安心あれ! キャラソンに限らずJ-POPからクラッシクまできれいに鳴らしてくれるオールラウンダーなヘッドホンなので、きっと今まで聴いていた音楽が別次元に聴こえるようになるはずです。
ただ、結構音源の質に左右されるところがあるらしく、ボカロ曲なんかだとちょっとしょぼく聴こえてしまうかもしれません。次につけ心地ですが、若干締め付けが強いです。2~30分ぐらいだったら大丈夫なのですが、2時間ぐらいつけていると結構痛くなります。そのお陰といってはなんですが、つけているとき頭を思いっきり振ってもあんまりズレません。そして、地味に片出しコードは取り回しが便利だと感じました。ヘッドホンを使いながら キーボードを使うときなんかはコードが邪魔にならず、以前よりも作業しやすくなりました。
4.価格等
Audio-technica ATH-M40xはAmazon.co.jpにて11,664円にて販売中です。ちなみに、今回はAmazonではなくヨドバシ.comで購入しました。両者とも値段はそんなに変わらないので すが、ヨドバシは1,100円分のポイントがついてくるので、ヨドバシを継続利用するならお得になります。ということで、今回は一万円のヘッドホンをノリノリでレビューしてみましたが、いかがだったでしょうか?
「ヘッドホンに一万円とか馬鹿じゃないの?」と思っていた時期が私にもありました、でも今は違います。一万円のヘッドホン超最高です。今まで自分は何を聴いていたんだ?って思ってしまうぐらい世界が変わります。 実は今回レビューしたATH-M40xですが、冒頭にも書いたとおり、あくまでスタジオなどで 使う「プロユース」なのであって、本来は音楽を聴くためのヘッドホンではないんですよね。確かにBOSEやBeatsみたな「インパクトのある音」ではありませんでしたが、リスニ ング用としても十分すぎるぐらいのヘッドホンだと思います。 癖のない音質なので、イヤホンからヘッドホンにアップグレードしたいという人や、「キ ャラソンで爆死したい」人はぜひお財布と相談の上検討してみてはいかがでしょうか?
5.関連リンク
audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M40x:Amazon
audio-technica オーディオテクニカ ATH-M40x:ヨドバシ.com
コメント
音の底無し沼へヨウコソ
アンダー5000のイヤホン・ヘッドホンをメインにしている人が、アラウンド1万の定番機種を使うと大体みんなそうなりますよね
特にM40xは音質が高くて安いので、よくオススメに挙がりますが、私は大体同じ値段で同じくオーテクさんの出してるAR-3BTを勧めたいですね
有線のみのAR-3でも良いのですが、無線接続(特にapt-X)の快適さを知ってしまうと戻れないですよ
3.5mm3極のオス-オスプラグケーブルでの有線接続も出来るので、バッテリー(実測で30時間程持ちますが……)切れでも安心ですね
コメントありがとうございます。
カメラ沼に続いて今度はオーディオ沼・・・、今年は沼にハマる率が高いですな。
AR3 BT結構良さげですね。実はこのヘッドホンを買った理由が今使ってるBluetoothヘッドホンのリプレースだったんですよw 探しているうちに、「有線のほうが安くて音がいいじゃん!」となり、「やっぱり、音質大事だよぬ。」になり、最終的には「一万円ぐらい出してもいいかな」となって完全に目的を見失ってしまいました(汗)。
次はBluetoothヘッドホンにしようか、それともポタアンか、それとも思い切ってハイレゾプレーヤーにするか・・・・、悩ましいw