こんにちは、.TAOです。クラウドファンディングサイトIndiegogoで人気を博したAmazfit Xが12月1日より日本で正式発売されることになりました。その先鋭的なフォルムとAmazfitシリーズの中で高額な価格設定という事もあり、一般販売は無いのではないかとの憶測もささやかれていたとかいないとか。そんな中、Amazfit日本正規代理店のアースリボーンから発売のアナウンスがあり私自身少し驚きました。今回は、そんな近未来型スマートウオッチAmazfit Xの紹介です。
1.スペック
Amazfit X | |
対応OS | Android5.0/iOS10.0以降 |
ディスプレイ | 2.07インチ206 x 640 曲面型AMOLED(326 PPI) |
スクリーン | マルチポイントタッチスクリーン+CorningGorilla3 |
センサー | BioTracker2 PPGバイオトラッキング光学センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープセンサー、デジタルシリコンマイク、環境光センサー |
防水定格 | 5ATM |
ネットワーク | BT5.0/BLE |
GPS | 内蔵(GPS + GLONASS) |
電池 | 205mAh(充電時間約2時間) |
充電方法 | USB/マグネット式 2ピンPOGOピン |
稼働時間 | 約7日間 |
素材 | ボディ:TC4チタン合金+ポリマー/ストラップ:FKM |
色 | EclipseBlackまたはNewMoon?Gold |
ストラップ | 長めと短めの2種類が同梱 |
サイズ | 幅22.6 x 長さ55.4mm(本体の露出部分) |
重量 | 47g(ストラップ含む) |
特筆すべきは、何といっても大きなAMOLED高解像度3D曲面スクリーンでしょう。スマートウオッチ本体を92度湾曲させたことで、手首との隙間の少ないフィット感が生まれています。そのカーブに添うように取り付けられた高精細なスクリーンが魅惑的な美しさと未来感を演出しています。
クラウドファンディング当初より新しいバージョンになっている「PPGバイオトラッキング光学センサー BioTracker 2」も見逃せないポイントですね。これにより、Amazfit Bnad 5と同じように血中酸素濃度の測定もサポートされています。
バッテリーは本体のカーブに合わせて設計されています。この辺りにもコストアップの気配がしますね。稼働時間は約7日間(終日の心拍数検出をオンにする(1分に1回検出)、睡眠と歩数の監視、200の通知の受信、手首を持ち上げて時間を50回確認する、およびその他の操作の場合は5分。GPSを使用して毎週2時間運動)となっていますが、バッテリー消費に影響の大きい画面サイズがAmazfit Band 5の約2倍なので、画面がONになる時間が多いと、一気に消費量が増えると推測されます。これはあくまで私の憶測ですけど、場合によっては2日持てば良い方と考えた方が良いかもしれません。
あとマイクが内蔵されているのですが、スピーカーが内蔵されていないのでスマートウオッチだけで着信を受けて通話ができるといった機能は無いように思われます。Indeigogoのアップデートではボイスアシスタントのサポートがアナウンスされていたので、今後のアップデートではAmazfit Band 5同様にAmazon Alexaに対応してくるのかもしれません。
2.特徴
美しい曲面ディスプレイ
この未来的なデザインの根源となっているのが、湾曲したディスプレイですね。ここに最大の価値を見いだせるなら、ぜひ手に入れるべきでしょう。画面が大きいので表示できる情報量が多くなり、メッセージの確認がしやすそうです。
このように大きな画面を湾曲させたスマートウオッチはいくつかありますが、これほどまでに美しく、未来のコンセプトモデルを実現させてしまったような完成度のものを見たことがありません。例えば、「Perfumeの3人がMVの小道具として身に着けていたらスゲー売れるんじゃない?!」と妄想させてしまう未来感があります。
運動の自動識別機能
ウォーキング、トレッドミルアクティビティ、屋外ランニング、屋外サイクリングに対するの自動識別をサポートします。Amazfit Bnad 5もそうですが、スマートウオッチが運動を識別すると「~の運動中なら記録しますか?」みたいなメッセージが出て、「そうそう、忘れてたわ、記録してくれ。」と、タップしたら自動的に運動モードに入ります。運動の終了も識別してくれるので手間は少ないのですが、それなら「記録するかい?」→「してくれ。」のやり取りは面倒なのでいらないと思うのは私だけでしょうか。
実績に裏付けされたバイオトラッキング
他のAmazfit製スマートウオッチでも定評のある各種トラッキング機能は、実際にAmazfitユーザーである私自身も自信をもってお勧めできるポイントです。Amazfit Band 5から採用されているBioTracker 2は、とても良い仕事をしてくれています。24時間の心拍記録、ストレス解析、夜間と昼間の睡眠記録のサポート、血中酸素濃度測定と基本的な性能は他のモデルと同様だと思われます。データを管理するZeppアプリについても、積極的な機能改善を行っており安心して使い続ける事ができるのも魅力となっています。
3.まとめ・価格など
Amaifit Xは、製造元のHuamiによりIndiegogoでクラウドファンディングされ、6月28日に11,000人以上の支援者の支援を得て受付を終了していました。その後、当初の予定より少し遅れて9月末から順次支援者に発送されていましたが、ここにきての日本での正規販売の開始という事でもちろん技適認証済み。これを待っていたという方もおられるのではないでしょうか。
Amazfit日本正規代理店アースリボーンですでに予約が開始されており、肝心の価格は税込み62,480円(…高いよ。)となっています。黒と白の2色展開ですが、すでに白は在庫が厳しい状況のようです。
機能面だけを見ると、この10分の1の値段で同等の機能を持ったAmazfit Band 5が買えますから、ここまでの価格を払うのは厳しいと言わざるを得ませんが、この未来的なデザインに価値を見出せるかにかかってきますね。
特殊な加工技術により曲面に仕上げた3Dガラストップやチタン合金製のシェルボディ、専用設計であろうバッテリといった風にコストをかけてまで完成させたこのコンセプトモデル。あなたら買いますか、それとも買いませんか?
4.関連リンク
Amazfit X:Amazfit公式 楽天市場店