こんにちは、natsukiです。今回は、半年ほど使ってみた「紫外線で固まる接着剤」をレビューします。あーあー、これ見たことある、って人も多いんじゃないでしょうか。ところが、実際に使ってみるとなかなかクセの強い製品で、普通の「接着剤」を期待して買うと、何じゃコリャ!? となりかねません。ただ、それを分かって使えばとっても有用。特に細かいガジェットや電子機器の修理や補強にかなり活躍できる、面白ツールです。
1.レビュー
こういう、実際に使ってみてナンボのものは動画との相性がいいので、今回のレビューは、動画にまとめてみました。それでは、どうぞ。
2.まとめ
この接着剤、Amazonのレビューを見ると、評価が大きく分かれます。原因は二つあって、ひとつは配送品質の問題、もうひとつは非常にクセのある特性の問題です。
この接着剤は、「紫外線を当てて固める」という性質上、接着面が「ピッタリはまる」ものよりは、むしろ「多少の隙間がある」方がよく着きます。隙間なくはまっちゃうと、接着面に紫外線を当てようがないですからね。これは通常の接着剤とは大きく異なる点です。使用感からすると、「接着剤」というよりは「液状のパテ」に近いでしょうか。一方、任意のタイミングで固められるので、落ち着いて作業できるのは、この接着剤最大のメリットです。
接着面がピッタリはまるものや接着面の小さい部分の接着には、レビュー動画で見せたように、瞬間接着剤で接着した後、この接着剤で補強するという合わせ技が有効です。
ちなみに、うちの子供のめがねフレームが折れてしまったので、この接着剤で付けたところ、これは思ったよりもしっかりくっついてくれています。破断面がきれいではなかったので、それがかえってこの接着剤には合ったようです。もちろん、めがねのフレーム素材なんて千差万別なので、素材との相性というのも、大きいでしょう。
ちょっと特殊なクセを持つだけに、「万能な接着剤」を期待するとダメですが、その特性をうまく使いこなせば、非常に有用なツールとなりますよ。
3.購入について
私は、1月にBangggoodのセール品で250円ほどで手に入れたのですが、現在この商品はすでに終売で、同類品もそこまで安くなっていません。Amazonでも同類品はだいたい500円前後から売っているので、そっちで買うのが無難でしょう。「紫外線」「接着剤」で検索かければ、大量にヒットします。ほとんどマーケットプレイスなので、後は、配送時間とレビューと価格のバランスで選べばよいと思います。
なお、検索してみると分かるんですが、「紫外線で固まる」接着剤や工作素材は、品質・特性によって非常に多くのバリエーションがあり、価格もピンキリです。というか、一つのジャンルとして、独自の世界がある。この方面に深入りし出すとキリがなくなるので、今回は、「最安値帯」の「接着剤」ってことで。
ちょっと注意なのは、この製品はキャップがネジ止めなどではないので、非常に液漏れしやすい構造をしていることです。これは、なんでこんな構造になっているんだって感じですね。幸い、私のは液漏れしていませんでしたが、きちんとした包装ではなくビニル袋に突っ込んであるだけの、いわゆる「バルク品」的な扱いで、多分本来あるはずの紫外線ライトの電池絶縁シートも付いていなかったし、実際、紫外線ライトのスイッチが入った状態で届いてしまったし、といろいろ危険な配送品質でした。Amazonの低評価レビューでも、液漏れしていた、というものが多いので、そういう意味でも、配送に関する保証の充実したAmazonで購入しておいた方がよいかと思います。
4.関連リンク
「接着剤」「紫外線」検索:Amazon
動画編集ソフト:Movavi Video Editor Plus
コメント
UV硬化レジンてやつですねえ。
クラフト用のだと、ちょーっと有毒で、一時期、化学火傷でエライ目に遭ったんですけど、これは大丈夫かしら。
(歯科医で使うくらいだから、無害のもある)
あー、確かに科学やけどは怖いですね。
接着剤系の宿命かもしれませんけど。
子供のめがねの修理にも使っていて、幸い、皮膚に直接触れる部分ではないんですが、気をつけておきます。
最近はスマホのガラスフィルムに付属してきたりしますね。試してみたい。
私も、買ったときは、そのときは要りもしないくせに、好奇心だけで買ってしまったんですよね。ちまちましたものをいじるのが好きなら、持っておいて損はないと思いますよ。