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VAIO S13 - 王道の13.3インチモバイルノート、文句なしにハイスペックで品質も抜群!

VAIO S13 (2017)
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。つい昨日、VAIOの新しい11.6インチモバイルノート「VAIO S11」の紹介記事を書いたばかりですが、13.3インチの「S13」のほうも同時にリニューアルされています。「11.6インチと13.3インチ、どちらがモバイルノートとして優れているか?」なんてのは極めてアホらしい問いかけで、そんなことは使う人が自分で決めればいいだけなのですが、どっちが売れ筋か、と言われればおそらく13.3インチだろうと思います。実際各社ともモバイルノートで最も力が入っているのは13.3インチなので製品数も多く、かなりの激戦区となっています。

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その激戦区にあって、「うわこれいいわ、でも高いわ」というのがVAIO S13です。どのくらい高いかというと、ウインタブでは新製品紹介という名目でしか記事で取り上げないくらいですw ノートPCの機種比較特集でも取り上げません、というか取り上げられません。ウインタブはどちらかというと価格とかコスパで製品評価をする傾向があるので、VAIOのようにカタログスペック以外で付加価値の高い製品は取り上げにくいんですよね。ただし、念のために書きますが、私はSONYもVAIOもブランドとしてリスペクトしています。

1.スペック

OS: Windows 10 Home / Pro(ともに64ビット)
CPU: Intel Celeron 3865U/Core i3-7100U/i5-7200U/i7-7500U
RAM: 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ: 128GB / 256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ: 13.3インチ(1,920 × 1,080)非タッチ
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、LTE対応
カメラ: インのみ92万画素
入出力: USB3.0 × 3 、HDMI、D-sub、オーディオ、LAN(RJ45)、SDスロット、microSIMスロット
バッテリー稼働時間:  11.5 – 12.5時間
サイズ: 320.4 x 216.6 × 15.0~17.9 mm / 重量1.06 kg

このスペック表、ディスプレイサイズと筐体サイズ、バッテリー稼働時間を除けば「まるっきりS11と同じ」です。後述しますが筐体品質もほぼ同じですし、価格も税込みで3,240円しか違いません(S13のほうが高いです)。つまり、製品の格としてはS11もS13も全く同じで、購入する人が好みのディスプレイサイズを選ぶだけですね。

CPUはCeleronも選べますが、価格帯からして主力はCore i3~i7(Kabylake世代)となりそうですし、RAMは最大16GB、ストレージは1TB SSDまで選べるようになっているので、13.3インチのモバイルノートとしては最高ランクと考えていいと思います。もちろんウインタブの勝手基準である「Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイ」という構成も選べますよ。

S11では従来機から新型になるにあたり、USB Type-C(Thunderbolt 3)が省かれ、かわりにHDMIポートが装備されるようになりました。これはある意味驚きでしたが、S13はもともとType-Cは装備しておらず、リニューアルされても装備されていません。VAIOなりにビジネスユーザーの声を汲み取り、Type-CよりもレガシーなUSB Type-AやHDMI、D-subをそのまま装備したほうがユーザーのためになる、という判断をしたようです。

バッテリー稼働時間はCPUのKabylake化も関係あると思いますが、従来機の「約9.8~10.4 時間」から伸びています。モバイルノートのバッテリー稼働時間は長いほどいい、というのは間違いないので、歓迎すべき改善といえます。

また、サイズも変わっています。

従来機: 322.2 x 217.1 x 18.9 mm / 重量 1.19 kg
新型: 320.4 x 216.6 × 15.0~17.9 mm / 重量 1.06 g

その差は決して大きくはありませんが、確実に小さく、薄く、軽くなっています。モバイルノートですから、従来機もギリギリまで小型・軽量化していたはずですが、それでも重量を100 g以上軽くした、というのはすごいですよね。

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2.筐体

VAIO S13 (2017)
外観はめちゃめちゃ11.6インチのS11と同じです。この記事でさり気なくS11の製品画像を掲載しても多くの人はスルーするだろうと思うくらいに似ています。ただし、S11の天板に採用されている「UDカーボン」の表記はこの製品にはありませんでした。

また、LTE/Wi-Fiのアンテナはこの画像で言う上部ベゼル部分にあり、ヒンジを開いたときに最も高い位置にアンテナが来る設計になっています(S11と同じ)。

VAIO S13 (2017)
キーボード面のデザインもS11と同じですね。指紋センサー(Windows Hello対応)の位置も同じです。しかし、サイズが異なるので、打鍵はS11のほうがはるかにやりやすいでしょう。S13はキーピッチ19 mm、キーストローク1.2 mmと、一般的なモバイルノートのサイズ感となりますが、S11はキーピッチ16.95 mm、キーストローク1.2 mmになっており、このキーピッチだとそれなりに慣れを必要とすると思います。

S13ももちろんキーボードにバックライトを搭載していますし、「静寂キーボード」は従来機から引き継がれ、防汚性、耐指紋性も強化されています。また、新型になって英語配列も選べるようになりました。

VAIO S13 (2017)
ヒンジ開口時に筐体後部が持ち上がる「チルトアップヒンジ構造」も採用されています。このアングルから見ると、なかなか個性的なデザインですよね。

VAIO S13 (2017)
ポート類の配置は従来機と変わりません。ビジネス仕様と言え、HDMI、D-sub、そして有線LANポートが装備されています。このあたりはLenovo ThinkPad X270とかマウスコンピューター製品にも通じるものがあり、使い勝手を重視し、やたらと最新技術を詰め込まないという姿勢に好感が持てます。

VAIO S13 (2017)
筐体色はブラックとシルバーの2色です。華やかな色をラインナップしていないところがビジネスマシンらしいですかね?

3.価格など

VAIO S13は9月21日に発売され、VAIOの直販サイトであるVAIOストアとSONYストアで販売中です。なお、SONYストアでの発送は9月29日ころから、とのことです。価格は税込み113,184円から、となっていますが、ウインタブの勝手基準「Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイ」という構成にカスタマイズすると税込み174,774円でした(LTEモジュールなし、指紋センサーなしです)。

この勝手基準を満たすモバイルノートは10万円弱から購入できるため、S13には7万円強の付加価値があると判断できる、というのが購入の決め手になると思います。「VAIOが好きだから」とか「筐体が並外れて堅牢だから」とか「キーボードの品質がいいから」とか、たくさんの付加価値を列挙することができると思います。また、VAIOファンなら「付加価値なんて関係ねえんだよ!」ということになるかもしれません。小難しい話は置いておいて、例えばサラリーマンの人なら、「冬のボーナスが上振れしそう」とか、なんらかの増収要因があるのなら「行っちゃえ!」ってことになるのかも。

4.関連リンク

VAIO S13:VAIO公式サイト
VAIOオリジナルSIMバンドルパッケージ:VAIOストア
VAIO S13:SONYストア
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コメント

  1. 11Lの匿名 より:

    とても買えないので、記事を読んでウィンドウショッピング的に楽しませてもらいました。
    これを買うとしたらやはり仕事用で、高い信頼性とサポート、少しでも早い処理速度を求める事になるので、選ぶのは上位機種。
    ライバルは国内メーカーかSurfaceになるでしょうね。

    …買えないですけど。

    • wintab より:

      11Lの匿名さん、こんにちは、コメントありがとうございます。VAIOいいですよねー。あと、ThinkPadもお忘れなく…。

  2. 発電小町 より:

    本機種の前身の、VAIO Pro 13 mk2を使用しております。D-sub15ピンがある、フルHDMI端子、有線LAN端子がある、理由で選びました。出張先でプレゼンテーションする際に、変換アダプタを忘れる、という恐怖から解放されます。他、ACアダプタ部分にUSB端子がついている、というのが、さりげないですが、良い点です。スマホの充電に使えます。
    今回、英語キーボードを選べるようになった、というのも、いいですねー。あとは、Fnキーが、キーボードの左側だけでなく、右側にもあると良いような気もします。
    カスタマイズするとそれなりにお値段はしますが、出した分の価値のあるマシン、とは思います。いや中華タブの方がいじり甲斐ありますが、さすがに、メインのノートPCとして使うのにはまだ信頼性が足りませんので。

    • wintab より:

      発電小町さん、こんにちは、コメントありがとうございます。いや中華タブはまだメインだと信頼性が低いでしょう…。D-subはやはり需要がかなり高いんですね。個人的にはもう何年も使ってない気がするんですけど、職場用ならまだ必要ってことですね。その意味でVAIOがType-Cを外してHDMIを復活、D-subを温存したのは正解なのかも。

  3. 匿名 より:

    thinkpad x carbon と比べちゃいますね。もうちょっとバッテリーもってほしいです。
    キワモノは10月末に出そうですし、暫く様子見でしょうか。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。「キワモノ」の登場を楽しみにしたいと思います…。