こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。年末年始は各通販サイトでセールを開催していて、いつもよりも安くPCが購入できますよね。今日は元旦ということもありますし、ウインタブが日頃「これ、いいなあ」と思っていて、さらにセールでお買い得になっているPCをジャンル別に紹介したいと思います。半分オピニオン記事、半分セール情報記事、という感じでしょうか。
紹介するのは「ゲーミングノート」「モバイルノート」「デタッチャブル2 in 1」そして「スタンダードノート」です。各1台を厳選しました(本当です)。
1.ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E
価格: 139,980円(税込み151,178円)
※1月10日までのセール価格
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Core i7-8750H
GPU: NVIDIA GeForce GTX1060(6GB)
RAM: 8GB
ストレージ: 250GB SSD + 1TB HDD
ディスプレイ: 15.6インチ(1,920 × 1,080)@144Hz
サイズ: 360 × 245 × 27 mm / 2.0 kg
えー、今年こそはゲーミングノートを1台購入するつもりです。2019年もゲーミングPCの実機レビューはtakumiさんにお願いする予定なのですが、私としてもゲーミングPCをひとつくらいは手元においておかないとこのジャンルの変化を理解できないような気がして…。
で、購入しようと思っているのがこれです。ドスパラのGALLERIA。ウインタブでも実機レビューしていまして、正直惚れ込んでいます。CPUはCoffee LakeのCore i7-8750H、GPUにはGeForce GTX1060と、中上位クラスのスペックを備え、ディスプレイは15.6インチのFHD解像度でリフレッシュレートも144 Hzと高速です。
私が惚れ込んだのはそれだけではありません。なにしろ筐体がいいです。金属製でスリムかつコンパクトに仕上がっていて、横幅は360 mmですからそこらへんのスタンダードノートと比較しても小さい部類に入ります。重量も2.0 kgと、軽いとは言えませんがゲーミングノートとしては極めて優秀なサイズ感だと思います。また、キーボードは青軸メカニカルに極めて近い感触の「光学式スイッチ」を装備します。
139,980円というのはセール価格で、少なくとも1月10日まではこの価格で購入できるはずです。スペックでカスタマイズをするとしたらRAMを16GBに、というくらいだと思いますが、それは後からでも大丈夫なはずなので、とりあえず「素の状態」で購入してしまってもいいでしょう。
また、このモデルと同一筐体を採用しつつ、CPUにCore i5-8300H、GPUにGTX1050Tiを搭載する「GCF1050TGF-E」というのもありまして、こちらも十分使えるスペックながら119,980円(税込み129,578円)と、さらに購入しやすいセール価格になっています。
実機レビュー1:ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E レビュー - 15.6インチでコンパクトサイズのゲーミングノート、もちろんCoffee Lake搭載(実機レビュー)
実機レビュー2:ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E レビュー - デザインも性能も満足度の高いゲーミングノートが144Hz対応に!(実機レビュー:takumi)
実機レビュー3:ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E レビュー - Coffee Lake搭載の薄型・軽量ゲーミングノート、これは絶対欲しい!(実機レビュー)
ドスパラ製品ページ:GALLERIA GCF1060GF-E
ドスパラ製品ページ:GALLERIA GCF1050TGF-E
2.Lenovo ThinkPad A285
価格: 78,732円(税込価格です)から
※1月3日までのセール価格
OS: Windows 10 Home
CPU: AMD Ryzen 3 Pro
RAM: 8GB
ストレージ: 128GB SSD
ディスプレイ: 12.5インチTN(1,366 × 768)
サイズ: 307.7 × 209.8 × 17.4-17.8 mm / 1.13-1.27 kg
私はもともとThinkPad推しで、ThinkPadユーザーでもあるので、モバイルノートでどれか1台、ということならThinkPadが候補に入ってきます。しかし、この記事でThinkPad A285を取り上げているのはそれだけが理由じゃないです。とにかく価格が割安です。もともとThinkPad推しで、しかも安いのであれば選ばないはずもないです。
ウインタブではA285の実機レビューをしていません。しかし、同一筐体を採用しているX280(Intel CPUを搭載してします)の実機レビューはやりました。その経験に基づくと、X280/A285の筐体品質は素晴らしい、というか、小さくともThinkPadそのものです。決して悪い意味ではなく書かせてもらうと、ThinkPadの使い勝手はどれも非常に近い、と言えます。なので、ThinkPadユーザーであればこの製品の使い勝手はおおよそ想像できると思いますし、ThinkPadユーザー以外なら、この製品の使いやすさに驚くことと思います。
気になるのがCPUの性能ですよね。ウインタブでは「Ryzen 3 2200U」を搭載するノートPCの実機レビューをしたことがありますが、ベンチマークスコアはCore i3と同じくらいでした。しかし、この78,732円のモデルに搭載されているのは「Ryzen 3 Pro 2300U」なので、ちょっと話は違います。Passmarkが公表しているベンチマークスコアを見てみましょう。
Ryzen 3 Pro 2300U: 7,196
Core i5-8250U: 7,675
Core i3-8130U: 5,068
Ryzen 3 2200U: 4,469
※2019年1月1日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能
Core iプロセッサーに比べ、Ryzenシリーズのサンプル数(Passmarkの公表スコアの対象になっているテスト件数)は少ないですが、それでもRyzen 3 Pro 2300Uはサンプル数50となっていますので、信用できるくらいの数になっていると思います。また、Passmarkの公表値がCPU性能を完璧に説明できるとは言えませんが、個人的には性能を推測するのには十分に有益であると思っています。
ということで、このスコアを見ると、Core i3よりもむしろCore i5に匹敵する性能になっていると言えます。モバイルノートであることを考えれば、ほとんどの用途で文句の出ないくらいの実力を発揮してくれるでしょう。もちろんA285はより上位のRyzen 5 Pro 2500U、Ryzen 7 Pro 2700Uも選べます(ただし高くなっちゃいます)。
78,732円モデルのスペックを見て、いまいち不満なのがディスプレイ(TN液晶でHD解像度)です。また、人によってはストレージが128GB SSDだと足りない、という不満も出るかもしれません。しかしご安心ください。ディスプレイを12.5インチIPS、FHD解像度にするためのカスタマイズ料金は7,290円(税込み、セール価格)ですし、ストレージは256GB、512GBにも増設ができますが、180GBにするのであればカスタマイズ料金はわずかに1,458円(税込み、セール価格)ですみます。つまり、
Ryzen 3 Pro/RAM8GB/180GB SSD/FHDディスプレイで税込み87,480円です!
これ、明らかに激安です。つい先日までウインタブではRyzen搭載機に触れたことがなかったので、いまいち不安な気持ちもあったのですが、実際そんな不安を抱く必要は全くありませんし、筐体も「名機」と言われるX280譲りですから、使いにくいわけはありません。ということで、「いまこの瞬間に一番おすすめしたい」モバイルノートはThinkPad A285です。
紹介記事:Lenovo ThinkPad A285 - Ryzen PROを搭載する12.5インチモバイルノート、ついに日本でも販売開始!
実機レビュー(X280):Lenovo ThinkPad X280 レビュー - ThinkPad推しが12.5インチ、シリーズ最小サイズのモバイルノートを試す!(実機レビュー)
Lenovo製品ページ:ThinkPad A285
3.HP Spectre x2
セール価格: 89,800円(税込み96,984円)
※1月7日までのセール価格
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Core i5-7260U
RAM/ストレージ: 8GB/256GB SSD
ディスプレイ: 12.3インチIPS(3,000 × 2,000)
サイズ:
タブレット: 294 × 207 × 8.0 mm / 775 g
キーボード込み: 294 × 213 × 13.2 mm / 1.14 kg
※スタイラスペン、キーボード付属
この製品はSurfaceタイプのデタッチャブル2 in 1で、PCでイラストやマンガを描いてみたい、という人に特におすすめです。もちろんSurfaceっぽい2 in 1を探しているビジネスユーザーにも向きます。「Spectre」というのはHPのノートPCとしては「最上」に位置づけられる製品ブランドなので、デザイン、筐体品質とも抜群の仕上がりになっています。
発売から少々期間が経過していますので、CPUは第7世代にとどまりますが、Core i5-7260Uというのは内蔵GPUがIntel HD GraphicsではなくIntel Irisなので、グラフィック性能は高くなっています。RAM/ストレージ容量とも十分ですし、ディスプレイは3,000 × 2,000と高精細、さらに1,024段階の筆圧に対応するスタイラスペンとキーボード(Surfaceシリーズで言うタイプカバー)が付属しますので、オプションでなにか買わなくてはならない、ということもありません。
先日のセール情報記事でもご案内したのですが、Spectreが89,800円というのは半端な安さじゃありません。おそらく近日中には売り切れてしまうと思いますので、購入を検討される人はお急ぎください。
ウインタブ紹介記事:HP Spectre x2の実機レビュー - さすがSpectre!の高い質感と性能を発揮してくれました
HP製品ページ:HP Spectre x2
4.HP Pavilion 15-cu0000
価格: 70,000円(税込み75,600円)から
※1月15日までのセール価格
※一部12万円を越えるモデルがあり、そのモデルのみウインタブ限定クーポン対象となります
※ギリギリで12万円を下回る場合、低価格なオプションをセットして12万円を越えるようにしてください。限定クーポン対象となり7%オフで買えます
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Core i5-8250U
RAM: 8GB
ストレージ: 1TB HDD
光学ドライブ: DVDライター
ディスプレイ: 15.6インチIPS(1,920×1,080)
サイズ: 376 × 248 × 22.5-24 mm / 2.07 kg
ラストはウインタブ読者の仕事用としても、ご家庭用としても使いやすい15.6インチスタンダードノートから1台選びました。このジャンルは東芝や富士通、NECといった日本の大手メーカーも得意としていて、最近はウインタブもこれら大手メーカーの製品の良さを再認識しているところではあるのですが、コスパ面なども考慮して1台選ぶとなると、このPavilionになります。
CPUは第8世代(Kaby Lake R)のCore i5もしくはCore i7、上位モデルは外部GPUのAMD Radeon 530を搭載する高性能マシンです。この記事でおすすめしたいのは上位モデルではなく、Core i5を搭載する下位モデルです。ただし、最低価格となる7万円のモデルは推奨しません。ストレージがHDDのみとなり、システムやアプリの起動、データの読み書きが遅くなってしまうからです。ウインタブでは2018年から、「Core iプロセッサーがもったいないので、ストレージがHDDのみのモデルはやめておきましょう」ということを主張しています。
この記事でおすすめしたいのは最低価格のものではなく、その一つ上、77,000円(税込み83,160円)のモデルです。こちらはストレージが「128GB SSD +1TB HDD」となり、OS(Windows 10)がSSD側にインストールされますので、HDDのみのモデルよりも数段快適に動作してくれます。
また、この製品はしっかり光学ドライブも搭載しています。最近は光学ドライブ(CDやDVDなど)を省いたスタンダードノートも増えていますが、光学ドライブは使用頻度がかなり低くなっているものの、「年に1回くらいは必要性を感じる(ウインタブの場合)」ものだと思いますので、「自宅のPCはこれ一台で」という人には光学ドライブつきのものをおすすめします。
Pavilion 15-cu0000はつい先日ウインタブでも実機レビューをしていますが、さすが世界最大のPCメーカーだけあり、スキがないというか、筐体品質も処理性能も素晴らしいものでした。なので、リビングルームに置いて家族共用PCとして使うにしても、みんな満足してくれるんじゃないでしょうか。
トータルで見て、この製品は非常にコストパフォーマンスが高いと思います。また77,000円モデルのスペックであれば、「がっつりオンラインゲームをするのだ」という用途でなければ、一通りのことが快適に楽しめると思いますし、HPのPavilionで、しかもCore i5を搭載するモデルの価格としては非常に安いと思います。
実機レビュー:HP Pavilion 15-cu0000 レビュー - 美しいデザインと高性能、そして低価格を実現、これがHPの「王道」スタンダードノート!(実機レビュー)
HP製品ページ:ウインタブ専用リンク(クーポン)_個人向けPC
※HPよりウインタブ読者限定クーポンを頂いております。税抜き12万円以上のPCを購入すると、セール価格からさらに7%の特別値引きが受けられます。この製品は構成の選び方によって税抜き12万円を越える可能性があり、その場合は7%の特別値引き対象になります。そのため、「クーポンが自動獲得できる(対象価格であれば、勝手に値引きされる仕組みです)」ページにリンクを張っています。
コメント
以前おすすめされていた、メモリ4GBでさらに安いものはありませんか!?
こんにちは。低スペック機で良ければRAM4GBのものはよりどりみどりかと思います。あと、LenovoのThinkPadシリーズだと、下位グレードは4GBだし、いろいろカスタマイズできますよ。