こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。仕事柄、宿泊を伴う出張は少なく、旅行する機会も多くはありません。ただし、出かけること自体は好きなので、ここ2年ほどはコロナの関係で、楽しみにしていた台湾出張も出来ず、テンションがダダ下がりでもあります。来年こそは台湾に行き、COMPUTEXを見たいと思っていますし、国内に関しては来年を待つことなく、あちこちで出かけてみたいと思います。
先般、家庭の事情で北海道の両親宅に帰省し、帰り道で盛岡にも寄ってみました。PCを携えての出張や旅行は初めてではないのですが、今回は「ウインタブでちょっとした旅行記を書いてみたい」と思っていたので「旅先で快適にPCを使う」ということを少し真面目に考えながら過ごしました。
こちらが旅行記です
北海道新幹線で帰省してきました。列車内でPC作業をこなし、ローカルな名物・名所も楽しんできました!旅のお供はMSIのモバイルノート、Modern 14 C12M
人生初訪問の盛岡!市内を散策して「じゃじゃ麺」も体験、ビジネスホテルではPCで仕事にゲーム!お供はMSI Modern 14 C12M
ウインタブ読者の中には私よりも数段出張慣れ、旅行慣れしている人が多いと思いますので、そういう人たちのお役に立てる情報ではないと思いますが、自分なりに「こうすれば快適」ということをまとめてみたいと思います。
1.PCはリュックに
今回の帰省では「小ぶりなスーツケース」と「PCしか入らない、薄型のリュック」を持っていきました(トップ画像参照)。出張日数や旅行日数によってスーツケースの大きさは変わります(私はスーツケースを3つ持っています)が、薄型のリュックは必携です。
特に飛行機を使う場合、(大切で必要なことではあるけれど)手荷物検査がすごく面倒なんですよね。特にPCやスマホはバッグから出して検査を受ける必要があります。なので、簡単に取り出せるようにしておかないとかなりイラッとします。また、飛行機の中でも電車でもバスでも、移動中にPCを使いたい場合、さっと取り出せるようにしておきたいもの。スーツケースに入れてしまうと簡単には取り出せませんし、歩いているときにガラガラと振動してしまうので、「故障の原因にならないかな?大丈夫かな?」と思ってしまいます。
また、見知らぬ土地で両手が自由になる、というのもいくぶん安心感がありますし、リュックなら盗難などの被害に遭う確率も多少下がるんじゃないかと…。
リュックは別に何でもかまわないと思いますが、PCと最低限の周辺機器がスッキリ収まる程度で薄型・コンパクトなものがいいと思います。最近良く耳にする「ビジネスリュック」は出張・旅行に限らず、通勤・通学用でも重宝すると思いますので、ひとつ持っておいてもいいかもしれません。
2.ケーブル類は効率よく
私の場合、出張や旅行の際に「ノートPC、マウス、スマホ、モバイルルーター」の携行は必須です(スマホのテザリングを使う人ならモバイルルーターはなくてもいいかもしれません)。過去2回の旅行記ではMSI Modern 14 C12Mを使いました。Modern 14 C12Mは14インチのモバイルノートなので、出張用・旅行用としては何の問題もありません。
MSI Modern 14 C12Mのレビュー記事はこちらです
MSI Modern 14 C12Mの実機レビュー - Alder Lake-UのCore i7を搭載、軽快なイメージの14インチモバイルノート
Modern 14 C12MのACアダプターはコンパクトなサイズで、重量も(電源ケーブル込みで)291 gと軽量です。ゲーミングノートだったりするとACアダプターの重さだけで1キロを越えてしまうこともありますが、一般に「モバイルノート」と呼ばれるPCのACアダプターは小型で軽量なことがほとんどです。
が、PCだけでなくスマホやモバイルルーターなどを持っていくと、荷造りをしていて「ケーブル類が邪魔だし場所を取るよなあ…」といつも思います。
PCでも周辺機器でも「純正のACアダプターやケーブル」を使うのが前提です。また、スマホやマウス(携行したロジクール MX Anywhereは充電式)、モバイルルーターにも純正のACアダプターや充電ケーブルはありますが、「前提通り」だとこれらのアダプター・ケーブル類だけでもかなりの量になってしまいます。
急速充電器は有能
しかし、Modern 14 C12Mもそうでしたが、最近のノートPCの多くはUSB Type-Cポートが給電に対応しています。というか、専用のDC-INジャックを備えておらず、最初からUSB Type-Cポートが充電端子を兼ねている製品も多いです。
ここで「有能」なのがサードパーティ製の急速充電器です。私は以前実機レビューをした「UGREEN 4ポート PD充電器」を持っています。ただこれ、「トータル100W出力」とパワフルなのですが、ちょっと重いです…。なので、「重さの節約」にはあまり有効ではないかもしれませんが、アダプターやケーブルを減らし、荷物をスッキリとまとめることができます。
詳しくは実機レビュー記事を見ていただきたいのですが、この充電器は「100Wだけあって」65WでPC(Modern 14 C12MのACアダプターは65Wです)を、30Wでスマホを同時に充電できます(出力のワット数はお使いのデバイスにより異なります)。また、手持ちのモバイルルーターとマウスは急速充電には対応しませんが、なんなら4つ同時に充電可能です。
この「急速充電」というのもポイントですね。先日の旅行記では「北海道新幹線(約4時間)では座席にコンセントがあったが、特急北斗(約2時間)にはコンセントがなかった」ので、「充電できる環境というのは『ワンチャン』」だったりします。なので、「できるときに少しでも充電しておきたい」というのも重要かと。
それと、今回の携行品にあった「マウス」に関しては、ほとんどの場合一度満充電すれば数日は問題なくできますので、出発前にしっかり充電しておけば旅先で充電のことは考えなくてもいいはずです。また、そもそも乾電池式のマウスだと充電は必要ないですね。
3.HDMIケーブルも持っておきたい
「ああ、しまった…」と思ったのがHDMIケーブルです。私が盛岡で宿泊した「スーパーホテル盛岡」の客室にはHDMIポートを装備するテレビがありましたので、HDMIケーブルがあれば客室での作業をマルチディスプレイにできたと思いますし、NetflixとかYouTubeの視聴もはかどったなあ、と思いました。
おそらくいまはほとんどのビジネスホテルにHDMIポートのついたテレビが設置されていると思います(USB Type-Cポートがあるテレビは少ないと思います)ので、ホテルでのオフタイムをより快適に過ごすのであればHDMIケーブルを持っていくといいでしょう。なお、お使いのデバイスのポート構成によっては「USB Type-C – HDMI」などの形状になるかもしれませんので、ご注意下さい。
3.まとめ
今回のお題である「出張用、旅行用」ということであれば、現在国内で販売されているモバイルノートから予算に応じて、またお好みのメーカー、お好みの製品ブランドでPC選びをすれば、特に「しまった!」ということになる可能性は小さいと思います。注意したいのはやはり「電源まわり」ですね。現状、国内販売されているノートPCのバッテリー駆動時間の公称値というのは「全く信用できません」。これはウインタブの経験上の主張です。実際に各社の製品を実機レビューしていても「公称値のせいぜい半分程度」というのがほとんどです。なので、(冷たいようですが)ここは「実際に買ってみて、使ってみるしかない」です。なお、今回の帰省で使用したMSI Modern 14 C12Mに関しては「ディスプレイを暗くするなどの節約をすれば、6時間程度は大丈夫だろう」と評価しています。
それと、現在販売されているノートPCのほとんどは大丈夫だろうと思いますが、専用のACアダプターだけではなく、USB Type-Cポートからの充電にも対応する、という点も重要だと思います。記事中にも書きましたが、旅行や出張ではPCの他、スマホやモバイルルーター、マウス、あるいはモバイルバッテリーといった周辺機器類も一緒に持っていくはずです。その際にすべてのデバイスに独立したACアダプターとかUSBケーブルを用意するのは面倒ですし、スーツケースのスペースも使いますし、はっきり言って邪魔です。
コンパクトな急速充電器があれば複数のデバイスを同時に、短時間で充電できますし、USB Type-Cケーブルを使い回すようにすれば、必ずしもデバイス数=ケーブル数にする必要がありません。手荷物も「ケーブルでぐちゃぐちゃ」になりにくいです。で、空いたスペースを使ってHDMIケーブルを持っていく、と…。
私は近日中にまた「宿泊を伴う出張のシミュレーション」をする予定です(いや、素直に書くと『旅行』になるんですけどね…)。その際には「試しにもう少しPC関係の荷物を増やしてみよう」と思っていますので、また新たに気づくことがあれば記事を書きたいと思います。
4.関連リンク
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コメント
– ホテルのフロントでHDMIケーブル借りれるケースが有ります(行く前に確認しとけば良い)
– HDMIケーブルはかさばるので、Miracastのドングルを持っていくと楽かも。(スマホも写せるし)
コンセントが遠い、数が少ない事がそこそこあるので
コンセントの分岐が出来る何かがあると良いですUSBが付いてるのもあるので容量を確認すると良いでしょう
自分の気に入ってるのはこれ
http://www.amazon.co.jp/dp/B07WXP23KC
ビジネスホテルはコンセントの数が少ない場合が多く、出張などではノートPCのACアダプタの途中でコンセントを増やす事をしていましたが、PD充電になって汎用性が高くなって便利になりましたね。
(参考商品例)
https://www.buffalo.jp/product/detail/bsact01bk.html
モバイル環境と言えば、Nreal AirのようなPCと手軽に接続できるARグラスを持ち込むとかなり便利になりますね。
UMPCの手軽さは捨てがたいのですが、前提として落ち着いてノートパソコンを使用できる環境があるのであれば、UMPCではキーボードの不便さが勝りますからオススメしにくいんですよね……。
USB-PD電源も、100W 2ポート以上の物を1個用意するより、小型軽量な65W 1ポートの物と、スマホやモバイルバッテリーを充電するための30W以下の1~2ポートの小型軽量な物の計2つを持った方が、荷物の総量としては軽く嵩張らないようになると思います。
コンセントが1つしかない!と言うときであっても、スマホ程度であれば(時間は掛かりますが)PCから充電するという手法が使えますので、多ポート大出力PD電源の重要性は高くないと思うんですよね。
というより、100W PD電源を止めることで浮いた重量で、100g程度のモバイルバッテリーを持ち込んだ方が色々と取り回しが良くなると思います。
皆さんコメントありがとうございます。事前に予約する場合(ほとんどはそうですよね)はホテルに電話してHDMIケーブルが借りられるか確認してみるのがいいと思いました。あと、コンセント分岐用のタップも「旅行・出張用」の小さなものがあると良さそう(というかその発想がなかった)、ARグラスは旅行・出張に限らず、そろそろ1つ持っておいてもいい頃合いかと…。