クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」 - PCゲームをプレイするための新たな選択肢。ゲーミングPCが無くてもOK!

アイキャッチ画像
こんにちは、ゆないとです。クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」をβテスト時から利用しています。最近ではAAAタイトルを始め、対応タイトルが増え、ある程度安心して使用できるようになったと思いますので、解説・紹介します。

スポンサーリンク

この記事は、PCゲームがやりたいと思っているものの、高性能な端末の導入コストなどがネックになっている方、あるいは、タブレットやスマホを使って外出先でも家でのプレイの続きをしたい方に是非ご覧頂きたいです。ただし、クラウドゲーミングサービスにはまだまだ全ての人が納得のいく快適さは無い、ということを先に言っておきます。

現状のクラウドゲーミングサービスの快適さに影響するのは、「①ネットワーク環境」「②対応するゲームタイトル」の2点だと個人的に感じています。これらの要因についてある程度の使い分け、理解が必要に思いますが、この点は是非ご自分で試して見極めてもらいたいです。

1.GeForce NOW 概要

GeForceNOW概要
さて、今回試したのは、グラフィックボード(ビデオカード)で有名なNVIDIAが提供している「GeForce NOW」です。現状、日本で安心して使える唯一のクラウドゲーミングサービスでしょう。クラウドゲーミングサービスと言えば、この他にGoogleが提供する「Stadia(スタディア/ステイディア)」、Microsoftが提供する「Project xCloud」があります。xCloudの方はまだプレビュー版で、希望者はモニターとして登録をして招待された場合に利用可能になっています。

プロバイダ
日本でのGeForce NOWは、以下のように2つのプロバイダがあり、どちらか好きな方を選ぶことができます。
GeForce NOW Powered by Softbank
GeForce NOW Powered by au(またはauスマートパスプレミアム用)
※価格(月額): 税込1,980円
※対応端末: macOS, Windows, Android, iPhone/iPad

どっちを選べば良いか悩むかもしれませんが、好きな方を選んで問題ありません。ただし、SoftbankユーザーはSoftbank版を、auユーザーはau版を選択するメリットはあります。まず、サービスの支払い方法に(クレジットカードの他)キャリア決済を選べます。Softbank版であれば、「ソフトバンクまとめて支払い(ソフトバンク/LINEMO)」「ワイモバイルまとめて支払い」「PayPay」、au版であれば「auかんたん決済(通信料金合算支払い)」が選択できます。au版はこれに加えて、auの回線契約があれば、毎月330円の割引を受けられるというメリットもあります。

さらに、au版については、”auスマートパスプレミアム”会員のみ、無料で使用可能な「auスマートパスプレミアム版GeForce NOW」が存在します。ただし、会員費のみでGeForce NOWの利用料金が要らない代わりに、「混雑時にアクセスがしにくい」こと、「1回当たりのプレイ時間が1時間」になっています。GeForce NOWの通常サービスでも時間制限はあるものの、それよりも短い設定になっていることが注意点です。

2.GeForce NOW 仕組み

GeForceNOW仕組み
まず、GeForce NOWでPCゲームをプレイするためには、以下の2つの条件をクリアする必要があります。

①SteamやEpic Gamesなど、PCゲームを販売しているプラットフォームで購入したゲームがあること
②各プラットフォームで所有しているゲームがGeForce NOWに対応していること

要は、GeForce NOWでゲームを提供しているわけではなく、GeForce NOWはクラウド上で仮想的にゲームが実行・処理できる”環境を提供”するサービスということです。そのため、前述の利用料金とゲーム購入費が必要という点には注意したいですね。GeForce NOW利用料金だけで全てのゲームができるわけではありません。イメージとしてはゲーミングPCを月額1,980円で分割購入しているような感じに近いのではないでしょうか。実物のゲーミングPCが残るわけではありませんが。

さて、どのようにクラウドゲーミングを実現しているかと言うと、以下の大まかに以下のような仕組みになっています。

①手元の端末で移動や攻撃、オブジェクトへ触れるなどの「操作」を、GeForce NOWへ送信
②GeForce NOW上で受け取った操作に関して処理
③処理して出力された映像を手元の端末へ送信

もちろん、全ての処理を手元の端末で行うわけではなく、ネットワークでの送受信が発生するため、操作の入力とその結果の映像にはタイムラグが発生しますし、携帯回線のようにデータ送受信の容量がある場合には、容量を消費してしまいます。タイムラグについては、NVIDIAの技術力により、できる限り体感できないような仕組みにはなっているようです。

また、上記のような仕組みであるため、通常のゲームの処理よりもやや手間がかかっていますが、手元の端末での操作に関しては、別途設定をしなくてもマウス/キーボード、コントローラーでの操作が可能です。

3.GeForce NOWをエントリークラスのタブレットでプレイ

GeForce NOWを低スペックなAndroidタブレットでプレイ

まずは先日実機レビューをしたAmazonで購入できるエントリークラスのAndroidタブレット「DragonTouch MAX10 Plus」でプレイしてみました。(コントローラーでのプレイが得意ではないので「下手さ」についてはご容赦ください)

映像の遅延

ネットワーク接続はWi-Fiです。今回は5.0GHz帯での接続でしたが、プレイ中の遅延は体感では全く感じません。時々フレームレートがガクッと下がって、一瞬固まった後に遅れて動くことはあるものの頻度は少なく、FPSなどでも無い限りプレイに支障があると感じるほどではありません。

スポンサーリンク

なお、GeForce NOWの場合、ゲームの画質はネットワーク品質によって変わります。もちろんGeForce NOWアプリ側で画質設定を1080p60fps優先などに設定することもできますが、その場合はネットワーク強度によって映像の遅延などカクつきは発生してしまうと思います。

タブレット端末速度
GeForce NOWアプリでネットワークテストができるので、自分の環境で快適かどうかは事前に確認が可能です。今回、“測定済み”として判明した実測値はどれも“推奨”の値をクリアしていますので、特に影響なく快適にプレイができました。

タブレット(スマホ)の場合の操作

対応コントローラー
AndroidタブレットあるいはスマホでGeForce NOWを使う場合、操作方法は「仮想パッド」か「コンソール用コントローラー」の二通りです。コントローラーはRazer製かSteelseries製、SONY製DualShock 4、Microsoft製Xboxのコントローラーが利用可能です。

仮想パッド
仮想パッドはゲーム起動後、GeForce NOWのメニューバーから有効化できます。実際にこれを使った感想としては「快適とは言えない」です。最近のタイトルは複数のボタンやトリガーを同時に押すものがほとんどですので、トリガーまでディスプレイに表示してしまう仮想パッドでは同時押しが非常に難しいです。

しかし、コンソール用コントローラーなら大丈夫です。Bluetooth接続をすることで使用可能ですが、コントローラーがあれば普通にゲームをするのと変わりません。入力に対する遅延もなくて非常に快適でした。AndroidタブレットかスマホでGeForce NOWをするのであれば、コントローラーは「必須」ですね。手持ちのAndroid端末でできるので、ゲーミングPCを買うことを思えば数千円で購入ができるコントローラーなら導入しやすいでしょう。

モバイルネットワークでのプレイ

モバイルネットワーク
私が今回利用したのはau回線(povo)で4G接続です。試しにネットワークテストをしましたが、携帯回線だとPingが推奨値には満たないものの必須の値には達しています。この場合だとカクつきや遅延が生じる可能性があると表示されます。

データ使用前
モバイルネットワークでプレイする場合に気になるのが”データ使用量”でしょう。今回は「Death Stranding」を10分ほど起動から終了までプレイしてみました。アプリ詳細で実施前は「498MB」です。

データ使用後
終了してから確認をしたところ「1.07GB」となり、約10分で500MBもの消費です。想像以上のデータ使用量で驚きました。この結果からデータ容量無制限でもない限り、モバイルネットワークでの利用は難しいですね。外でやるならデータ容量無制限タイプのWi-Fiルーターとか、フリーWi-Fiなどを利用するしか無いと思います。

4.GeForce NOWをPCでプレイ

GeForce NOWをPCでプレイ

映像の遅延

PCの場合もネットワーク接続はWi-Fiでした。こちらはWi-Fi 6での接続であるため、速度や電波強度はタブレットのときよりも向上しています。実際にタブレットよりも高品質な設定でもカクつくことはありませんでした。ただし、タブレットでのプレイでも感じていましたが、ゲーム起動時から数分はやや不安定で、15分程度プレイすれば私の環境では安定していたように思います。

なお、今回使用したPCはゲーミングノートPCですが、私がGeForce NOWのβテストに参加していたときはCeleron N4100を搭載した4GB RAMのノートPCでした。当時のPCでも比較的安定してプレイができていましたので、ホーム・ビジネス向けのノートPCだとしてもPCゲームはプレイできると思います。

PCの場合の操作

PCだとほとんどはマウス/キーボードでのプレイになると思います。明らかな操作のラグは感じず、ローカル環境で動かすのと変わらない感覚でプレイができました。PCでもタブレットでも、GeForce NOWをプレイするにあたって別途デバイスの設定が不要なのは安心です。

5.GeForce NOWはゲーミングPCの代替になるのか。結論!

今回紹介したGeForce NOWですが、PCゲームはしたいものの様々な事情でゲーミングPCの導入ができていないユーザーには一度試してもらいたいサービスです。「いくつかの条件がマッチすれば」という但し書きが付きますが。

①有線、または5GHz帯など高速で安定した無線接続が可能なネットワーク環境がある
②FPSなどの一瞬のフレーム差などを気にせずカジュアルにプレイできれば良い
③月額1,980円の利用料の支払いが問題ない
④プレイしたいタイトルが対応している

個人的にはこれら4つが問題なければ、ゲーミングPCが無いけどPCゲームをしたい人、プラットフォーム選ばず外出先などでPCゲームをしたい人には向いていると言えます。また、動画をご覧頂いたとおり、やはりネットワーク次第でカクつくこともありますので、すべての人におすすめできるというわけではありませんが、ゲームを楽しめるのはゲーミングPCだけではない、ということを知ってもらえたらうれしいです。初月無料でもあるので是非試してみてください。

6.関連リンク

GeForce NOW Powered by Softbank
GeForce NOW Powered by au

スポンサーリンク