こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2017年12月版の「予算別ガジェット購入大作戦」の第2回めです。今回の予算は3万円。前回の「予算1万円」と比較するとかなり選択肢が広がりました。1万円の際は低価格なAndroidタブレット、中華のWindowsタブレット、そしてエントリークラスのスマホを候補として掲載しましたが、これが3万円になると「結構満足できるノートPC」「ミドルスペックで高精細ディスプレイのAndroidタブレット」「RAMとストレージに余裕のあるWindows タブレット」「ミッドハイクラスのSIMフリースマホ」って感じになります。
なお、この記事は私の主観に基づき、ジャンル別におすすめの製品を紹介する趣旨であり、この記事に掲載していない製品でも素晴らしいものはたくさんあります。また、ASUS製品とドスパラ製品に偏ってしまいましたが、これは完全に結果論(こだわりなく主観に基づいて製品を選んでいったら、結果的にそうなったという意味です)であり、他意はありませんのであらかじめご了承下さい。
目次
1.ドスパラ Altair VH-AD3L
価格: 29,999円(税込み)
※12月17日現在のドスパラ価格
つい先日ウインタブで実機レビューした14インチのノートPCです。重量が1.6 kgありますが、モバイルノートと考えても大丈夫でしょう。CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450、RAMは4GB、ストレージは64GBになっていますので、キビキビ動作しますし、ストレージがすぐにいっぱいになってしまって身動きが取れない、ということもありません。
実はモバイルノートで3万円を切る製品というのは他にもあります。というかこの製品より安いものも存在します。しかし、ほとんどの場合CPUはAtomですし、ストレージは32GBしかありません。個人的にタブレットならタッチ操作メイン、そしてシングルタスクメインで動かすことが多いのでスペックが低くても大丈夫かな、と思いますが、Windows 10というOSでありながらストレージ32GBというのは「ノートパソコンのストレージ」として明らかに不十分と考えます。なので、「使えるスペックで3万円」のこの製品を選びました。
この製品のウイークポイントは「ディスプレイがTN液晶でHD解像度であること」と「筐体がプラスティッキーで質感がやや低いこと」です。どちらも価格を考えれば納得するしかないといえますが、この製品はタブレットではなく、タッチ操作にも対応しない、クラムシェルノートなので、ディスプレイはこれでも大きな問題にはならないかな、と思います。
紹介記事:ドスパラ Altair VH-AD3L - 14インチ、「驚異のコスパ」のノートPC、低予算でのPC購入はこれで決まりか?(実機レビュー)
2.ASUS ZenPad 3 8.0
価格: 31,000円(税込み)
※12月17日現在の価格ドットコム最安値
中華の世界では最近スペックの高いAndroidタブレットが登場していますが、日本向けで3万円だとおそらくこの製品が最も高性能かと思います。ちょっとだけ3万円をオーバーしちゃいますけどね。
また、Androidタブレットらしい、といいますか、この製品はLTE対応のSIMフリー機でもあります。なのでCPUはSnapdragon、それも650という高性能なものが搭載されます。また、ディスプレイは7.9インチとコンパクトで解像度も高く(というかiPad miniと同じアスペクト比)なっていますので、取り回しもラクですし美しい画面を楽しむこともできます。
この製品、1年以上前に発売されているんですけど、いまだにこんな記事に登場するということはどうなんでしょうね…。
紹介記事:ASUS ZenPad 3 8.0 - Windows タブレットユーザーも欲しくなる?7.9インチ ハイスペック Android タブレット
3.ドスパラ Diginnos DG-D09IW2SL
価格: 25,704円(税込み)
※12月17日現在のドスパラ価格
「ウインタブの意地」で、この記事ではあえてプレーンなWindowsタブレットを選びました。価格ドットコムなんかを見ていただくとキーボードが付属するタイプの製品も3万円以下で購入できるんですけど、やっぱり純粋なWindowsタブレットを記憶にとどめておきたい、という気持ちもありまして…。
いまや数少ない「8インチ、8.9インチ、10.1インチ」のWindowsタブレットをラインナップするドスパラ。この記事では8.9インチのものを取り上げていますが、8.9インチと10.1インチはCPU、RAM、ストレージがAtom Z8350、4GB、64GBとなっていますのでタブレットメインで使う場合は結構余裕を持って使えると思います。また8インチはRAMが2GBですがストレージは64GBありますので、こちらもタッチ操作メイン、シングルタスクでの操作がメインということであれば十分快適に使えるでしょう。
この記事で8.9インチを選んだのは価格面で収まりがいい、というのもありますけど、8.9インチというサイズが個人的には絶妙だと思っているのもあります。タブレットとして使うのも、キーボードを接続して使うのも可能なサイズ感ですし。以前から書いていますが、私の意見として、8インチと10インチの間にあって「どっちつかず」というよりも「いいとこ取り」の方に近いと思っています。
それと、ドスパラのDiginnosタブレットには専用キーボードが用意されています。8インチと8.9インチはBluetooth接続、10.1インチは物理接続で、いずれもタブレットケース一体型の、ヒンジなしのタイプです。これをセットしても8インチと8.9インチは3万円以内になりますが、最近のウインタブは外付けキーボードがお気に入りになっていまして(w)、あえて外付けキーボードを使うというのも実は楽しいのでは?と思いますね。
紹介記事(8インチ):ドスパラ Diginnos DG-D08IW2 - 新型CPUを体感できるハイコスパ8インチタブレット(実機レビュー)
紹介記事(8.9インチ):ドスパラ Diginnos DG-D09IW2SL - みんなが納得できるスペックを備えた8.9インチ Windows タブレット(実機レビュー)
紹介記事(10.1インチ):ドスパラ Diginnos DG-D10IW3SL ー 10.1インチ、RAM4GBにストレージ64GBのプレーンなタブレット(実機レビュー)
※8インチの実機レビューはストレージが32GBのものです
4.ASUS ZenFone 3(ZE520KL)
価格: 31,744円(税込み)
※12月17日現在の価格ドットコム最安値
続いてSIMフリーのスマホです。SIMフリースマホもどんどん購入しやすくなりましたね。1万円以下で販売されているものもありますし、3万円あれば結構選択肢が増えます。にも関わらず、1年以上前に発売されたこの製品を選んでしまいました。
ASUSのZenFoneといえば最新モデルは「4」になっていますので、ちょっと言葉は悪いですが、ZenFone 3は「旧型」になってしまいます(ただし、現役モデルです)。この製品は新発売時には4万円以上していましたから、現在はかなり実売価格が下がっています。性能のほうも決して古くはなく、OSも購入当初はAndroid 6になりますが、OTAアップデートでAndroid 7にバージョンアップできますし、Android 8にもアップグレードできる予定です。
CPUはSnapdragon 625ですから、2017年の水準ではハイスペックとはいえず、ミドル~ミッドハイくらいの性能になります(Antutuで6万点台前半)。ですが、DSDS対応とか16MPのアウトカメラ、ゴリラガラスを採用したFHDディスプレイなど、高水準でバランスが取れており、個人的には同価格帯の最新スマホを上回る実力があると思っています。
紹介記事:ASUS ZenFone 3 - SIMフリーでハイスペックなAndroidスマホ、3バリエーションで新登場