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マウス m-Stick MS-CH01FV2 - 冷却ファン搭載でリーズナブル・スペックのスティックPCが「元祖メーカー」から登場!

マウス m-Stick MS-CH01FV2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。世界最初の、というのはよくわかりませんが、日本で最初にスティックPCを発売したのはマウスコンピューターだと記憶しています。ここのところスティックPCジャンルで最も元気なのはドスパラだと思いますが、「元祖」ということならマウスでしょう。ただ、新製品のリリースに関してはマウスにそれほど動きはなく、最新製品をどんどん投入するドスパラに押され気味なのかな、と思っていました。

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「元祖」のマウス、ついに最新のスティックPCを発売しました!当然品質改善されていますが、ドスパラなどとは若干製品性が異なるかな、と思います。

1.スペック

マウス m-Stick MS-CH01FV2 スペック表

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スペック表を確認すると、ドスパラの主力機種「Diginnos Stick DG-STK4D」と比較して「ずいぶんおとなしいなあ」と感じます。まず、OSが32ビットです。個人的にはAtom機の場合、むしろ32ビットのほうが安定して使いやすいのではないか、と思っていますが、それでもOSの処理能力という点では64ビットに及びません。CPUはAtom Z8350と、ウインタブではすっかりおなじみのCherryTrail世代の普及タイプです。RAMは2GB、ストレージも32GBと、ここでも特筆すべきものではないですね。ただ、OSが32ビットなのでRAMも2GBで十分、ということになります。また、ストレージに関しても、最近よく書いているように、Windowsの大型アップデートに必要な空き容量が減少傾向にあることから、32GBでも実用性やメンテナンス性は確保できるものと思います。

この製品の最大のアピールポイントは「冷却ファン」を装備していることです。パソコンとしてのスペックは高くありませんが、挙動の安定性を高め、定型的な業務を円滑にこなしたり、長時間の動画視聴が快適にできるような品質に主眼が置かれていると思われます。

その観点で言えば、Wi-Fiがa/ac規格に対応することや、給電ポート(microUSB)と別にフルサイズのUSBポートを2つ備えている、というあたりも高く評価できます。性能はともかく、実用性は飛躍的に向上していると思います。

2.筺体

マウス m-Stick MS-CH01FV2 筺体1
筺体は、相変わらず地味っすね。形状は「USBメモリーのお化け」って感じで、マウスの新しいロゴがプリントされてますけど、基本黒無地です。ただ、通気口があり(ここにファンがあるんでしょう)、新型製品であるということは印象づけられます。

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マウス m-Stick MS-CH01FV2 筺体2
マウス m-Stick MS-CH01FV2 筺体3
側面です。上の画像にポートが3つ見えますが、microUSBは給電専用(この製品はバッテリーを搭載していないので、常に給電する必要があります)で、USB3.0と2.0、2つのフルサイズUSBポートがフリーで使えます。

なお、余談ですが、スティックPCはモニターもキーボードもついていないため、かならずこれらの周辺機器が必要です。モニターはHDMIポートのついたテレビでも大丈夫ですし、実際テレビにつないでいるスティックPCユーザーは多いと思います。あと、キーボードですね。ここで注意したいのは、「少なくとも初期設定時にはUSB接続のキーボードが必要」ということです。Bluetoothキーボードの場合、初期設定には使えません(一部例外がありますが気にしなくていいです)。初期設定の段階でPCはBluetooth機能を使えませんから。

ノートPCやタブレットと異なり、スティックPCの場合はUSBポート2つ、というのは必ずしも十分ではありません。例えば私の持っている外付けキーボードとマウスはどちらもUSB接続なので、その2つをこの製品に接続したら、それだけでUSBポートがいっぱいになっちゃいますから。なので、初期のスティックPCの「USBポート1つ」というのはかなり使いにくかったと思います。

マウス m-Stick MS-CH01FV2 接続イメージ
接続イメージです。スティックPCにはフルサイズのHDMI端子がついていて、そのままテレビやパソコンのモニターに挿して使うこともできますが、大抵は延長ケーブルも同梱され、上の画像のようにして接続します。もちろんこの製品にもHDMI延長ケーブルは同梱されています。

3.価格など

マウス m-Stick MS-CH01FV2はマウスコンピューターの公式サイトで販売中で、価格は税込み21,284円です。ちなみに、ドスパラの「Diginnos Stick DG-STK4D」と全くの同価格となります。

スペックで言うとドスパラのほうが数段上ということになりますし、ウインタブ読者の多くはドスパラのほうがいいと感じると思います。一方、m-Stickのほうはスペックで無理をしておらず、それでいて冷却ファンも装備されていますので、長時間安定してシングルタスクの動作を続けるような場合に適していると思います。なので、あくまでパソコンとしてがっつり使うならドスパラ、リビングで長時間動画を見るのならm-Stickということになりますかね?

4.関連リンク(マウスコンピューター)

m-Stickシリーズ MS-CH01FV2
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コメント

  1. ついに新型が出たか・・・!
    初代は電気屋の広告を見て勢いで買ったのですが、処理能力が低かったり直挿しだとモニタの熱でやられたりとお世話になりながらも散々なものだったのであれから大きく変わったんだなと記事だけでも伝わってくるのが胸に来ます。

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私は何台かスティックPCを試用しましたが、熱関係では特に困ったことがなく、やはり実際に購入して然るべき期間使わないとわからないことも多いんだなああ、と思います。処理能力は依然としてあまり期待できないと思いますけど、まったり使うにはかなり良くなったと思います。

  2. aila より:

    値段、スペック的にはVivoスティックとほぼ同じで、マイクロSD使える分がアドバンテージですかねぇ。
    デジノスのと比べると、やはりRAMが少ない分で割高感が強いですね。
    z8300ながらIntelコンピュータースティックが15000円前後で買えますしねぇ。

    自分が持ってるのがマウスの初代モデルのWin10版なんですが、WEB閲覧程度しかしてないのでz3735Fでも正直ストレスはほとんどなかったんですよね。
    何より1万円以下で買えましたしw

    マウスさんなので、実際に発売されたら割と早い段階で実売価格は下がるだろうと思うんですが、自分としては15000円前後ぐらいじゃないとデジノスとは選択肢として並べられないかなぁ。

    • wintab より:

      ailaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。一個人として最後の2行に反対の反対。

  3. くまねこ より:

    スティックPCってまだ需要あるんでしょうかね.
    仕様的にも進歩がないように見えますし特徴もない.価格も高いまま.
    まだZ8350は在庫があるようでちらほら製品が出てますがこの価格ではCore mくらい載ってないと魅力がないと思うのですがどうでしょうか.

    • wintab より:

      くまねこさん、こんにちは、コメントありがとうございます。多分法人向けの需要はわりとあるんじゃないか、と思います。またこの製品はともかく、ドスパラの最新モデルなんかはかなり進歩してると思いますよ!