マウスコンピューターがノートPC「DAIV S5-A7G60SR-A」を発売しました。DAIVというのはマウスコンピューターの「クリエイターPCブランド」です。このDAIV S5-A7G60SR-AはCopilot+ PC対応のCPUと外部GPUを搭載する、非常に高性能なクリエイターノートPCです。
1. スペック表
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen AI 7 350 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB/64GB (DDR5 5600、デュアルチャネル) |
ストレージ | 500GB/512GB/1TB/2TB/4TB/8TB (M.2 PCIe 4.0 ×4接続) ※M.2 SSD増設可能 |
ディスプレイ | 15.3インチ (2,560×1,600) 180Hz |
無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5 |
ポート類 | USB4 Type-C (映像、PD対応) USB 3.2 Gen 2 Type-C (映像、PD対応) USB 3.2 Gen 1 Type-A ×3 HDMI×2、Mini Display Port SDカードリーダー、LAN (RJ45) オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ (200万画素) 顔認証対応 |
バッテリー | 99Whr (動画再生約9.5時間) |
サイズ | 342×238.5×21.5 mm (突起物含まず) |
重量 | 1.92 kg |
2. OS/CPU/GPU
OSはWindows 11 HomeとProを選択可能です。CPUはRyzen AI 300シリーズ (Krackan Point)のRyzen AI 7 350で、最大50TOPSのNPUを内蔵しています。DAIV S5-A7G60SR-AはCopilot+ PCです。
GPUはGeForce RTX 5060 Laptop GPUです。DAIV S5-A7G60SR-Aは注文時にシステム構成のカスタマイズが可能ですが、CPUとGPUの型番はカスタマイズができません。
3. RAM/SSD
RAMは16GB/32GB/64GBを選べ、すべてデュアルチャネルです。また、SSDは500GBから最大なんと8TBまで選択可能、さらにM.2 スロットがもう1つあり、こちらにもカスタマイズで最大8TBまでのSSDを搭載できます。ちなみに標準構成の500GB SSDを8TB SSDに変更する際のカスタマイズ料金は179,300円、M.2 空きスロットに8TB SSDを増設する場合の料金は187,000円です。
4. ディスプレイ
ディスプレイは15.3インチとスタンダードノートとしては若干小さめ (最近は16インチが主流になりつつあります)で解像度は2,560×1,600と高く、sRGBの色域を備えているほか、「出荷前のキャリブレーションにてカラープロファイルを作成しており、Control Centerから適用が可能です」との説明がありましたので、より正確な色表現が可能です。また、リフレッシュレートも180Hzと高速なので、CPU/GPU性能が高いこともあり、「ゲームにもいいよね」と思います。
5. 筐体
筐体素材については説明がありませんでした。筐体色はオーソドックスなグレー (シルバー?)で天板にはDAIVのロゴがプリントされるシンプルなものです。
キーボードです。「日本語キーボード (105キー / キーピッチ約18.75mm / キーストローク約1.4mm / 1ゾーン設定対応RGB LED / 点字用6点入力対応(パーキンス式) / JIS配列)」と開示されています。アルファベットキーについては標準的なキーピッチが確保されており、配列も比較的素直、方向キーも十分なサイズが確保されていますが、15.3インチサイズなので、さすがにテンキー部分はキーのサイズが小さく、キーピッチもかなり狭いですね。
また、バックライトは「1ゾーン (すべてのキーのバックライトが同色となる)」ですがRGB対応です。
入出力ポートの配置です。USBポートは合計で4つ、うち1つがUSB4規格 (40Gbps)と高速です。それと、映像系ポートの数がすごい…。
この製品、本体のディスプレイも含めて最大6画面出力が可能です。「最大4画面出力が可能なミニPC」はよく見かけますが「最大6画面出力が可能なノートPC」というのは初めて見ます…。
それと、DAIV S5-A7G60SR-AのSDカードリーダーはSD Express 7.0対応です。最大985MB/sの転送速度を実現する「SSD並みに速い」規格ですが、私がAmazonなどで確認したところ、対応するSDカードがほぼありませんでした。今後対応カードが増えることに期待するしかないです。
6. 価格など
DAIV S5-A7G60SR-Aはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、10月19日現在の価格は239,800円からです。
マウスコンピューターの製品は「Made in Japan」で3年間の長期無料保証がつき、さらに24時間365日の電話サポートに対応しています。この点は外資系メーカーよりも進んだサポート体制と言え、PCにあまり詳しくない人も安心できると思います。
7. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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