レノボがノートPC「Yoga Pro 7 Gen 10(14, AMD)」を発売しました。ディスプレイサイズが14.5インチの「モバイルノートとスタンダードノートの中間」くらいのサイズでCPUにRyzen AI 300シリーズ(Krackan Point)のRyzen AI 7 350を搭載するCopilot+ PCです。
1.製品概要
スペック表
Yoga Pro 7 Gen 10(14, AMD) | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen AI 7 350 |
GPU | なし |
RAM | 32GB(LPDDR5X-8000, オンボード) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.5インチOLED(2,944 x 1,840)90Hz |
ネットワーク | Wi-Fi7(a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth |
入出力 | USB4 Type-C(映像出力/PD対応)×2 USB3.2 Gen1 Type-A × 2 HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(5MP)顔認証対応 |
バッテリー | 84 Wh |
サイズ | 325.3 x 228.1 x 17.4 mm(最薄部) |
重量 | 1.53 kg |
コメント
Yoga Pro 7 Gen 10(14, AMD)は注文時にシステム構成のカスタマイズができますがカスタマイズ項目は少なく、OSのバージョン(Home版かPro版か)とOfficeソフトの付属有無、あとは保証プランの選択ができる程度です。CPUやRAM/SSD容量、ディスプレイの仕様はカスタマイズ項目ではありません。
搭載CPUはRyzen AI 300シリーズ(Krackan Point)のRyzen AI 7 350です。最大50TOPSのNPUを内蔵するCopilot+ PC対応の高性能な型番ですね。RAM/SSDも32GB/1TBと大容量ですが、RAMはオンボードメモリなので購入後の増設・換装はできません。
ディスプレイは14.5インチと、「ちょっと珍しいサイズだがYogaシリーズにはよくある」サイズでパネルは有機EL、解像度は2.9K(2,944 x 1,840)と高くリフレッシュレートは90Hz、「HDR600 True Black, 100%DCI-P3」の発色品質です。グレア(光沢あり)タイプでタッチ対応はしません。コンテンツクリエーションにも向く高い品質のディスプレイです。
天板です。筐体色は「タイダルティール」で、Yogaシリーズに多く使われている色です。筐体素材について詳しい説明はありませんでしたが、サーフェストリートメント(表面処理)に「Al陽極酸化スタンピング」という説明がありましたので、アルミ製と思われます。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「バックライト付、タイダルティール – 日本語」と開示されています。キーボード面の左右にスピーカーが見えますが、Yoga Pro 7 Gen 10(14, AMD)は底面にもスピーカーがあり、合計で4つのスピーカーを搭載しています。音質にはかなり期待できそうです。
側面と入出力ポートの構成です。USB4ポートは「Full Function」と書かれていますので、少なくとも映像出力とUSB PDには対応します。PCIEトンネリングにも対応すると思いますが、この点は定かではありません。
他にはUSB Type-Aポートが2つにHDMIと、薄型ノートPCとしては充実した構成だと思います。
2.価格など
Lenovo Yoga Pro 7 Gen 10(14, AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、4月20日現在の価格は189,860円からです。CPU性能が高いCopilot+ PCというだけでなく、RAM/SSDの容量が大きく、ディスプレイも高品質なので、この価格は安いと思います。
3.関連リンク
Yoga Pro 7 Gen 10(14型 AMD):Lenovo

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