レノボがCES 2024に合わせて発表したニューモデルから、今回は「Yoga 7/7iシリーズ」をご紹介します。先にご紹介したYoga 9シリーズとはちょっと異なり、7シリーズのほうは従来モデルが国内で販売されているケースが多く、この後ご紹介する製品についても国内販売される可能性は高いと思います。
また、Yoga 7/7iシリーズもCore Ultra搭載モデルが主力になっており、AI支援のためのソフトウェア「Lenovo Yoga Creator Zone」が導入されます。Lenovo Yoga Creator Zoneの詳細はまだ明らかではありませんが、レノボによれば「複雑なプロンプト、コード、セットアップを必要とせずに、テキストベースの説明やスケッチさえも素晴らしいビジュアルに変換する画像生成を提供します。」とのことです。
1.Yoga 7/7i (14)
Yoga Pro 7/7i (14”, 9) | |
OS | Windows 11 |
CPU | 7i:(最高)Core Ultra 5/7/9 Hシリーズ 7:(最高)Ryzen 8845HS |
外部GPU | 7i:(最高)GeForce RTX 4050 7:(最高)GeForce RTX 3050 ※いずれもLaptop GPU |
RAM | 7i:(最高)32GB LPDDR5X 7:(最高)16GB LPDDR5X |
ストレージ | (最高)1TB PCIe M.2 SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14.5インチIPS (2560×1600) 90Hz 14.5インチOLED (2880×1800) 120Hz 14.5インチIPS (3072×1920) 120Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4※)、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック ※7(AMD版)はUSB4 Type-C |
カメラ | Webカメラ(FHD)顔認証対応 |
バッテリー | 73 WHr |
サイズ | 326 x 227 x 15.6 mm |
重量 | 1.49 kg~ |
Yoga Pro 7/7i (14)はクリエイター向けのクラムシェルノートです。Intel版(7i)のCPUはCore Ultra Hシリーズ、AMD版(7)はRyzen 8045シリーズです。ともに最新型番でAI処理性能の向上が謳われています。筐体はIntel版/AMD版で同サイズなので同一筐体と思われますが、外部GPUとRAMの仕様を見る限りIntel版のほうがさらにハイスペックのようですね。
この製品は従来モデル(Yoga Pro 7i Gen 8 14)があり、筐体サイズがほぼ同じ(コンマ1ミリ以下の数値が若干違います)なので、基本的にはCPUの換装、AMD版の追加、ということだと思われ、国内で発売される可能性も高いですね。
Yoga Pro 7i (14) は北米では販売予定がなく、一部のEMEA市場(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)で 2024年1月から発売されます。価格は999ユーロ(1ユーロ=158円として約158,000円)からです。Yoga Pro 7 (14) は、 米国で2024年4月から発売され 価格は1,349.99ドル(1ドル=145円として約195,800円)です。
2.Yoga Slim 7i (14)
Yoga Slim 7i (14”, 9) | |
OS | Windows 11 |
CPU | (最高)Core Ultra 7 155H |
外部GPU | (Intel Arc) |
RAM | (最高)32GB LPDDR5X |
ストレージ | (最高)1TB PCIe M.2 SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチOLED (1920X1200) 60Hz ※タッチ対応も選択可 |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(FHD)顔認証対応 |
バッテリー | 65 WHr |
サイズ | 312 x 221x 14.9 mm |
重量 | 1.39 kg~ |
こちらはYoga Proよりもワンランクスペックを落とし、サイズもコンパクトに仕上げられたクラムシェルノートです。この製品は現時点で対応する国内向けモデルが販売されていません。CPUにはCore Ultraを搭載し、そしてディスプレイは有機ELで「輝度400nits、100% DCI-P3、ドルビービジョン、TÜV 低ブルーライト認定、アイセーフ認定」と高い発色品質になっていますので、クリエイター向きとも言えますが、ビジネスモバイルノートとしても魅力的ですね。日本発売にも期待はできそうではありますが、ちょっと不透明かな…。
Yoga Slim 7i (14) は、2024年4月に米国で発売され、価格は1,049.99ドル(1ドル=145円として約152,500円)から、と発表されています。
3.Yoga 7i 2-in-1 (14)(16)
Yoga 7i 2-in-1 (16”, 9) / (14”, 9) | |
OS | Windows 11 |
CPU | (最高)Core Ultra 7(U15) |
外部GPU | なし |
RAM | (最高)16GB LPDDR5X |
ストレージ | (最高)1TB PCIe Gen 4 M.2 SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1920×1200) 60Hz 14インチOLED(1920×1200) 60Hz 14インチOLED(2880×1800) 120Hz 16インチ(1920×1200) 60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A ×2※、HDMI1.4b、microSDカードリーダー、オーディオジャック ※14インチモデルはType-Aポートは1つのみ |
カメラ | Webカメラ(FHD)顔認証対応 |
バッテリー | 71 WHr |
サイズ | 14:317.72 x 222.13 x 16.64 mm 16:361.79 x 249.95 x 16.99 mm |
重量 | 14:1.49 kg~(OLEDモデル)/ 1.62 kg~(液晶モデル) 16:2.10 kg~ |
この製品は日本でも従来モデルが販売されており、特に14インチ版のほうは人気機種になっています。国内で販売されている従来モデルは「Intel版の16インチとIntel版/AMD版の14インチ」ですが、今回発表されたモデルにAMD版の14インチはありません(後日発表される可能性はあります)。
搭載CPUはもちろんCore Ultraですが、筐体サイズはさほど大きく変わってはおらず(かと言って同一筐体と言えるほどその差が小さいわけではなく、ミリ単位の違いはあります)システムスペックも従来モデルと大差ないですね。日本発売も確実と思われ、Core Ultra搭載によるAI処理能力の向上に期待したいところです。
Yoga 7i 2-in-1は、2024年4月に米国で発売され、価格は16インチ版が899.99ドル(1ドル=145円として約130,500円)から、14インチ版が849.99ドル(約123,500円)から、と発表されています。
4.関連リンク
Lenovo Showcases New Repertoire of Consumer Devices that Supercharge the Creative Process with AI:Lenovo プレスリリース(英語)