レノボが2-in-1 PC「IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(14, AMD)」「IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(16, AMD)」「IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(14, Intel)」「IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(16, Intel)」を発売しました。4機種ありますがスペックに共通点が多く、わかりやすい製品構成だと思います。
ちなみに(以前から書こうと思っていたんですけど)「IdeaPad」をカタカナで表記すると「アイデアパッド」ですが、「イデアパッド」って読んじゃいますよね。私いまでも心のなかでは「イデアパッド」と読んでます…。
1.製品概要
スペック表
IdeaPad 5/5i 2-in-1 Gen 10 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Ryzen AI 5 340/Ryzen AI 7 350 Core Ultra 5 225H/Core Ultra 7 255H |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | AMD:16GB(LPDDR5X-7500, オンボード) Intel:16GB(LPDDR5X-8000, オンボード) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ, 60Hz 16インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ, 60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6/7、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力/PD対応)× 2 USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 57Whr(動画再生約13.8時間) |
サイズ | 14:313 x 227 x 17.5 mm(最薄部) 16:356 x 255 x 18.4 mm(最薄部) |
重量 | 14:1.6 kg/16:2.0 kg |
コメント
「2 CPUブランド × 2 サイズ = 4機種」ありますが、その割にスペック表はシンプルにまとまりました。Intel版の14インチと16インチ、AMD版の14インチと16インチはほぼ同じシステム構成ですし、Intel版の14インチとAMD版の14インチ、Intel版の16インチとAMD版の16インチは同サイズでほぼ同じ外観です。
4機種とも注文時にシステム構成のカスタマイズが可能なモデルがありますので、ここではカスタマイズ可能モデルのスペックについてご説明します。
OSはHome版とPro版を選べ、CPUはIntel版がCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake)のCore Ultra 5 225H/Core Ultra 7 255H、AMD版はRyzen AI 300シリーズ(Krackan Point)のRyzen AI 5 340/Ryzen AI 7 350です。
Passmarkが公表しているベンチマークスコアです。Ryzen AI 5 340は現時点でスコアが公表されていないので、ほぼ同じ仕様のRyzen AI 5 PRO 340のスコアを掲載しました。サンプル数が非常に少ないので信頼性は低いですが、Passmarkスコアに関してはArrow Lakeのほうが上ですね。
しかし、NPU性能はRyzen AIのほうがずっと上(最大50TOPS)で、Copilot+ PCの性能要件を満たします。なので、AMD版はCopilot+ PC、Intel版はCopilot+ PCではない、と言えなくもないですが、レノボではAMD版についてもCopilot+ PCであると称していません。
RAMは全モデル16GB、SSDは512GBと1TBを選べます。

IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(14, AMD)
外観は4機種ほぼ同じなので、これ以降は主にAMD版の14インチモデルの画像を使ってご説明します。ディスプレイは解像度1,920 × 1,200のIPS液晶、コンバーチブル2-in-1筐体なのでタッチ対応し、ペン入力もできます(ペンも付属します)。発色は45%NTSCと「並」クラスでリフレッシュレートも60Hzと標準的です。
筐体色は「ルナグレー」です。レノボ製品ではよく見かける色ですね。また従来モデルのAMD版「IdeaPad 5 2-in-1 Gen 9 14(AMD) 」はライターのnatsukiさんが購入しており、ウインタブで実機レビュー記事を掲載していますが、従来モデルとは筐体サイズが全く同じで、natsukiさんのレビューによれば「天板は樹脂製」とのこと。
コンバーチブル2-in-1筐体なので、このようにタブレットモード(右下)、スタンドモード(左下)、テントモード(右上)にして使うこともできます。

14インチモデル

16インチモデル
キーボードは14インチモデルと16インチモデルで異なります。16インチモデルにはテンキーがつき、14インチモデルはテンキーレスで両サイドにスピーカーが配されます。16インチモデルのスピーカーは上部にあるようですね。
また、この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列でCopilotキーもついています。

16インチモデル
側面と入出力ポートの配置です。この画像はAMD版の16インチモデルですが、全モデル共通の構成・配置です。USB4やThunderbolt 4の搭載はないものの、USBポートが合計で4つあり、HDMIとmicroSDカードリーダーも備えています。
2.価格など
Lenovo IdeaPad 5/5i 2-in-1 Gen 10はレノボ直販サイトで販売中で、4月15日現在の最低価格は下記のとおりです。
IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(14, AMD):114,840円
IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(14, Intel):114,840円
IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(16, AMD):124,850円
IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(16, Intel):124,850円
CPU性能はIntel版のほうが少し上、しかしNPU性能はAMD版のほうがずっと上なので、どちらにするか悩んでしまいますが、いずれにせよこの価格帯で購入できるノートPCのCPUとしては非常に高性能であることは間違いありません。
また、最低価格のモデルでも「RAM16GB/SSD512GB/スタイラスペン付属」なので、CPUの性能も踏まえると「コスパ抜群」ですよね!
3.関連リンク
IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(14型 AMD):Lenovo
IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(14型 Intel):Lenovo
IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10(16型 AMD):Lenovo
IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10(16型 Intel):Lenovo

2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント