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HiMeLE PCG02 Pro - Intel N100搭載でファンレス、スマホより小さいミニPC。ライトな作業に絞って使うならアリか

HiMeLE PCG02 Pro
リンクスインターナショナルがミニPC「HiMeLE PCG02 Pro」を発売します。CPUにIntel N100を搭載しファンレス構造、そして一般的なミニPCよりもはるかに小さいサイズの製品で、価格も安いので、特定の用途に使うサブPCとして便利そうな製品だと思います。

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1.製品概要

スペック表

  HiMeLE PCG02 Pro
OS Windows 11 Pro
CPU Intel N100
GPU なし
RAM 8GB(LPDDR4x 4266, オンボード)
ストレージ 128GB eMMC
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク Wi-Fi5、Bluetooth
入出力 USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI × 2、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ なし
バッテリー  なし
サイズ 145 × 60 × 19 mm
重量 189 g

コメント

OSはWindows 11 ProでCPUはIntel N100です。N100は最新のIntel CoreやAMD Ryzenほど高性能ではありませんが、事務系のソフトウェア(Microsoft Officeなど)やWebアプリを操作するには十分です(ゲームや動画編集、高度な画像加工などには向きません)。

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RAMは8GBでオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。ストレージは128GBのeMMCです。RAM/ストレージ構成に余裕があるとは言えず、Office文書の作成や保存なら大丈夫だと思いますが、ブラウザーのタブを大量に開くとか、複数のアプリを同時に起動するとか、容量の大きな画像データをたくさん扱うとかをすると容量不足を感じることになると思います。ただし、microSDカードによるストレージ拡張ができます。

HiMeLE PCG02 Pro
この製品の特徴はスマホサイズ、あるいはスマホよりも小さいサイズであることと、ファンレスであることです。ウインタブでよくご紹介しているミニPCよりもずっと小さく、「(以前販売されていた)スティックPCとミニPCの中間くらい」のサイズ感でしょうか。

HiMeLE PCG02 Pro
とはいえ、入出力ポートの構成はスティックPCよりもはるかにマシです。USBポートは合計で3つ(しかもすべてGen2規格)、HDMIも2つ(2画面に4k@60Hz出力が可能)、有線LAN、そしてmicroSDカードリーダーを装備しています。ただ、「モノがミニPC」なので、キーボードやマウス、(必要に応じて)スピーカーやカメラを接続することになりますので、実用上はハブを一つ用意するか、Bluetooth接続のキーボードやマウスを使う、といった手当が必要になると思います。

それと、この製品にはVESAブラケットが付属しますので、ディスプレイの背面に取り付けることができます。

2.価格など

HiMeLE PCG02 Proは9月14日の発売予定で、リンクスダイレクトと楽天で予約販売がスタートしています。9月12日現在のリンクスダイレクトでの価格は29,800円です。

CPUのIntel N100はともかくとして、RAMとストレージ構成から見て読者の方々のメインPCとして使うには心もとないスペックだと思いますが、ファンレス(したがって静音)でもありますし、OfficeアプリやWebブラウジング、動画視聴など、比較的ライトな用途で使うのなら悪くないと思います。

3.関連リンク

HiMeLE ミニPC PCG02 Pro:リンクスダイレクト
HiMeLE ミニPC PCG02 Pro:楽天

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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コメント

  1. 匿名 より:

    モニター裏につけるならミニPCでいいし結局こういうのどう使っていいかよくわからんのよね。外出先で使うと言ってもモニターとキーボードと電源いるし。
    モニターとバッテリーついてたらモバイル環境で使うはまだわかるんだけど。

  2. Onji より:

    こういうミニPCはウィンタブさんも書かれているように特定用途向けのパソコンと考えるのがよいと考えます。メモリは8GBですしストレージも128GBと最低限ですので、ユーザーがあれこれするパソコンではなく、デジタルサイネージ専用とか大企業のヘルプデスクの顧客データ管理専用パソコンとして利用するのが正解でしょう。
    データはローカルには一切保存を許さずすべてクラウド上で運用すればストレージの少なさは問題にならないでしょう。
    Windows UpdateもOSがPROなので最大1か月先延ばしできますから、システム管理部門が行うとして必要なアップデート・アップグレードだけを行ったパソコンと入れ替えてもらう形で運用すれば、顧客は何も触る必要はありません。
    まぁアマチュアが触るとしたらメインパソコンにしてはいけないパソコンです。おもちゃ、もしくはテレビにつないでネット動画閲覧専用とするのが無難でしょう。