先日ご紹介したAYANEOの「REMAKEシリーズ」(80年代のモバイル端末をオマージュしたシリーズ)のミニPC、AYANEO Retro Mini PC AM02のクラウドファンディングがスタートしました。先日の記事では詳細なスペックがわかっていませんでしたが、現在はスペックも筐体の特徴も明らかになっていますので、改めてご紹介します。
1.製品概要
スペック表
AYANEO Retro Mini PC AM02 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB(DDR5 5600MHz, 最大64GB) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 2280 PCIe 4.0) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし(4インチ・タッチスクリーン搭載) |
ネットワーク | WI-Fi 6E、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB4 Type-C(フル機能)、USB Type-C(給電用)、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、USB 2.0 Type-A × 2、HDMI2.0、Display Port1.4、オーディオジャック、LAN(RJ45)× 2 |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 146 × 134 × 48 mm |
重量 | 538 g |
※このスペック表はベアボーンモデルを含んでいません
バリエーションモデル
・ベアボーン(OS/RAM/SSDなし):441ドル(66,150円)
・16GB/512GB:531ドル(79,650円)
・16GB/1TB:571ドル(85,650円)
・32GB/1TB:631ドル(94,650円)
※左からRAM/SSD
※価格は1月19日19時現在のもの
※円価格は1ドル=150円としてウインタブが計算したもの
コメント
AYANEO Retro Mini PC AM02にはベアボーンモデルの設定もありますが、この記事ではベアボーンモデルについては触れません。ご了承ください。
搭載CPUはRyzen 7 7840HSです。Zen4アーキテクチャでゲーミングノートにも搭載されている高性能な型番ですね。RAMはデュアルチャネル(2スロット)で16GBと32GBを選べ、DIYで最大64GBまで搭載可能です。SSDは512GBと1TBを選べますが、RAM32GBモデルでは1TBのみとなります。
この製品、ミニPCなのでいわゆるモニターはありませんが「ミニスクリーン」を搭載しています。
このスクリーンはタッチ対応し、(左上から右に)「AYANEOの設定アプリ『AYA SPACE』の機能のうち、フレームレートの表示やTDPの切り替え、ファン風量の切り替えなど」「時刻と天気の表示」「音量や外部モニターの輝度の調整」ができ、さらに画像下にあるようなポップなスクリーンセーバーの表示が可能です。
ポート構成です。USBポートは合計で6つ(ただし、Type-Cポート1つは給電専用と思われます)あり、1つはUSB4規格ですが、PCIEをサポートしているか不明なので外付けGPUの接続ができるかどうかわかりません。他にはHDMIとDP、そして有線LANポートを2つ搭載しています。
AYANEOはゲーミングUMPCで冷却面ではかなり苦労して開発していると思いますので、AM02の冷却性能についても心配はいらないでしょうね…。
2.価格など
AYANEO Retro Mini PC AM02はINDIEGOGOでクラウドファンディング中で、この記事の上のほうにも記載しましたが価格とバリエーション展開は下記のとおりです。
・ベアボーン(OS/RAM/SSDなし):441ドル(66,150円)
・16GB/512GB:531ドル(79,650円)
・16GB/1TB:571ドル(85,650円)
・32GB/1TB:631ドル(94,650円)
※左からRAM/SSD
※価格は1月19日19時現在のもの
※円価格は1ドル=150円としてウインタブが計算したもの
この製品はCPUの性能が高く、メインPCとして使えると思いますし、外部GPUの搭載はないものの、PCゲームもそこそこ楽しめると思います。個人的には最上位モデル(32GB/1TB)が最もお買い得なのではないか、と思います。
3.関連リンク
AYANEO AM02:7840HS Retro Mini PC With a 4” Screen:INDIEGOGO
AYANEO Retro Mini PC AM02:AYANEO公式サイト