ドスパラ(会社名はサードウェーブ)のGALLERIAといえば高性能なゲーミングPCブランドですが、以前から比較的低価格なエントリーモデルもラインナップしています。直近だと税抜きで10万円を切る「GALLERIA GCR1650GF」という15.6インチノートがありました。今回紹介する「GALLERIA GCR1650GF7」はその後継モデルとなりますが、はっきり言って外観などは全く変わっていません。また価格も据え置き(税抜きで99,980円)です。しかし、スペックが上がりました!
1.スペック
このスペック表の中で、選択できる項目(この製品は注文時に構成のカスタマイズができます)に「太字でアンダーライン」しているのが99,980円で購入できる標準構成です。ニューモデルになってCPUがスペックアップしました。従来モデルはCore i5-9300Hでしたが、今度はCore i7-9750Hです。当然パフォーマンスアップになっているのは間違いありません。
RAMは標準で8GBです。カスタマイズで4GBに減らすこともできますし16GB、32GBに増量することもできます。4GBにすると価格がさらに安くなりますが、ゲーミングノートでRAM4GBというのは現実的ではありませんのでやめておきましょう。RAMの増量にかかる追加料金は安く、8GBから16GBにしても税抜きで5,000円なので、予算が許すようなら16GBにしておくといいかと思います。
ストレージは標準で500GB NVMe SSDです。プライマリのストレージは当然SSDであるべきで、この製品はゲーミングノートなので、できればさらに大きいSSDにしたいところですが、1TB SSD(ただしSATA接続)にするカスタマイズ料金が税抜き8,000円と低価格なので、こちらも予算があれば1TBにしたいところです。また、この製品はストレージを2基搭載でき、SSDやHDDを追加できます。
これ以外の構成は従来モデルと変わりません。ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、残念ながら高リフレッシュレートのものではありません。GPUのGTX1650と60 Hzのリフレッシュレートのディスプレイというところがエントリーモデルらしいと言えなくもありませんが、私の腕前(めっちゃ下手くそ)だと胸を張って「このスペックで十分」と言い切れますね。
あとは、自分でどうしてもプレイしたいゲームがある、という場合に、そのゲームの推奨スペックを確認し、GTX1650でも快適に動作するようであれば問題ないと思います。腕のいい人だとPUBGやCODの最新バージョンを最高画質でプレイするのは少し厳しいかもしれません。また、これからオンラインゲームをプレイしたい、という初心者ゲーマーであれば、このスペックでサクサク動くゲームのほうがずっと多いくらいだと思いますので、全く心配いらないと思います。
入出力ポートはGALLERIAらしく文句なしの構成です。USBポートの数、また外部映像出力端子の数とも、不足を感じることはまずないでしょう。サイズに関しても、ここ最近の15.6インチノートらしく、横幅が絞り込まれています。言うまでもなくディスプレイのベゼル面が細くなりますので、画面への没入感も高まりますね。
2.筐体
この製品は従来モデルと全くの同寸なので、詳細な説明は省きます。ウインタブで従来モデルの実機レビューをしていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
GALLERIA GCR1650GF レビュー - 税抜きで10万円を切るエントリー・ゲーミングノート。カジュアルゲーマーにもクリエイターにもビジネスマンにもおすすめできます!(実機レビュー)
このように左右のベゼルが非常に細くなっていて、エントリーモデルとは到底思えないかっこよさです。
キーボードにはRGBバックライトが装備されています。Per-Key RGB(個々のキーを好みのバックライト色に変更できる機能)ではありませんが、このようにカラフルで、ゲーミングマシンらしさがあります。また、派手なのがイヤ、という人は単色で発光させることもできます。
これが従来モデルの3D Markスコアです。Core i5とGTX1650の組み合わせとしてはごく高いスコアで、少し前のCore i7+GTX1060くらいの数値になっています。今回のリニューアルでCPUがさらに高性能になりましたので、これよりも多少のスコアアップが期待できそうですね(ただし3D MarkはGPUの性能の影響のほうが大きいので、劇的なスコアアップにはならないと思います)。
こちらは従来モデルのPC Markのスコア。PC Markというのはグラフィック性能だけでなく、表計算や画像加工、ビデオチャットなどもシミュレートする総合ベンチマークテストで、CPU性能の差が出やすくなりますので、こちらに関してはかなりのスコアアップが期待できます。というか、従来モデルのスコアもCore i5-9300H搭載機としてはごく高いものになっているんですけどね。
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。これも従来モデルのものですが、「めちゃめちゃ高速」ですね。
ドスパラはゲーミングPCに関しては長い経験があり、ノウハウもありますので、この製品もゲーミングノートとしての品質は素晴らしいものがあります。とても10万円のゲーミングノートとは思えない、というのが私の感想です。
3.価格など
GALLERIA GCR1650GF7はドスパラ公式サイトで販売中で、2月7日現在の価格は99,980円(税込み109,978円)です。また、ドスパラでは「パソコン最大10%還元キャンペーン(2月20日まで)」を開催中で、モバイル会員に登録し、エントリーするだけで大きなポイント還元が受けられます(必要なのはモバイル会員番号で、購入はPCからでも大丈夫です)。ちなみに、このキャンペーンとキャッシュレス還元、楽天ポイント還元を組みわせると、最大で14,846円相当の還元が受けられるとのこと。
ドスパラ感謝祭 モバイル会員様限定 パソコン最大10%還元キャンペーン:ドスパラ
GTX1650だと少し物足りないと感じる上級ゲーマーもいるかもしれませんが、それ以外のほとんどの人にこの製品はおすすめです。天板が黒無地だったりして、少しおとなしいデザインなので、ゲーマーだけでなく、クリエイターやハイスペックマシンを探しているビジネスマンの人にも向きますね。
4.関連リンク
GALLERIA GCR1650GF7:ドスパラ