こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。話題のスティックPC、といいつつ、実際にはマウスコンピューター(m-StickとPicoretta)とIntel(Compute Stick)の2グループがメーカーとなっているのみですが、このスティックPCジャンルにドスパラも参戦しました。おなじみの「デジノス」のブランド名のついた「Diginnos Stick DG-STK1」という製品です。さっそくスペックなどを確認してみましょう。
1.スペック
補足します。CPU、RAM、ストレージについては先行機種と同じです。また、フルサイズのUSB2.0ポートが1つ、電源専用のmicroUSBが1つ、という構成も先行機種と変わりません。なお、入出力インターフェースとして、フルサイズのUSB、電源専用のmicroUSBのほか、もうひとつmicroUSBが装備されています。つまり、microUSBひとつ分、先行機種よりも多くなっている、ということで、地味に思われるかもしれませんが、これってかなりのアドバンテージです。
この記事を読んでくれた方から、「本機にはフルサイズUSBと給電線用のmicroUSBのほかに、もうひとつmicroUSBポートが装備されている」とのご指摘をいただきました。ご指摘ありがとうございます。スペック表を確認し、上記の記述を訂正しました。すみません。
それと、あまり気にするようなレベルでもないと思いますが、先行機種とのサイズ比較をしてみます。
Diginnos DG-STK1: 109×37.6×14 mm, 重量55g
マウス m-Stick NH1: 100×38×9.8 mm, 重さ44g
マウス m-Stick PS01F: 124×37.6×14 mm, 重さ61g
iiyama Picoretta: 125×38×14 mm, 重さ70g
Intel Compute Stick: 103×37×12 mm, 重さ53g
ばらつきはありますが、個人的には携帯するのに大差ないレベルだと思います。なお、DG-STK1は筐体が金属製で、排熱性に優れ、発熱によるフリーズやシャットダウンが起こりにくい構造になっている、ということがドスパラのプレスリリースに記載されています。
2.スティックPC機種選択のポイント
現状、各社のスティックPCはCPU、RAMなどがワンメイク状態になっているため、機種選択に迷うところなのですが、各社のセールスポイントを簡単に説明しておきます。
ドスパラ: 金属製の筐体を採用したことによる発熱対策
マウス m-Stick NH1: ストレージ32GBのほか、64GBを選択することができる。サイズがスティックPC中最小で最軽量。
マウス m-Stick PS01F: 冷却ファンを搭載し、発熱に考慮。
iiyama Picoretta: 大型ヒートシンク採用、発熱に考慮。
Intel Compute Stick: 冷却ファン搭載、発熱に考慮。販売会社が複数あり、各社思い思いのセット販売をしている。
また、マウスコンピューター(iiyama含む)は購入から1年間は24時間365日の電話サポートがついていて、いざというときに安心です。
3.価格
ドスパラ Diginnos DG-STK1の価格は税込みで17,980円(税抜き16,649円)となっていて、本体価格ではスティックPC中で最も安くなっていることが魅力です。価格が安いのはもちろんいいことですが、他の先行機種との価格と比べて極端に高いとか安い、ということでもなく、メーカーに対する好感度とか、そういう次元での機種選択になりそうですね。
しかし、ドスパラしかり、マウスコンピューターしかり、「進取の気性」というんでしょうか、新しい製品にチャレンジする姿勢が感じられて、すごく好感が持てますね。一昔前にソニーなんかがやっていたことを今はドスパラとかマウスコンピューターといった会社がやっている、というわけですね。性能とか信頼性とか価格とか、製品選びにはいろんな要因がありますけど、新しいことに積極的に取り組む会社を応援したい、という気持ちはみなさん持ってるんじゃないでしょうか?じゃないと日本の製造業がダメになっちゃいますもんね。
4.関連リンク
デジノスからポケットに入れて気軽に持ち歩くことができるスティック型Windows PC 「Diginnos Stick DG-STK1」の販売を開始:ドスパラ プレスリリース
コメント
はじめまして、 いつも楽しく拝読しています。
Usb端子についてですが、この機種は給電用の一つの他にMicro、fullが一つずつになっています。
珍しく同型他機種と異なる部分であるかと思うので、もし見逃されていたら、ということでコメントさせて戴きました。
ランドルフさん、コメントありがとうございます。非常に重要なことを見落としておりました。おっしゃる通りで、スティックPCの場合、ポートがひとつ多い、というのは大変なアドバンテージになります。記事の内容を修正いたしましたので、ご確認いただけますと助かります。教えていただいて本当にありがとうございました。