ASUSがノートPC「Zenbook 14 OLED (UX3405)」を発表しました。この製品は昨年12月に海外でプレスリリースが出ていたのですが、CES 2024開催に合わせ、改めてプレスリリースがありましたのでご紹介します。14インチ・重さ1.28 kgのモバイルノートで、Zenbookブランドだけに高いシステムスペックを備えています。
1.スペック
スペック表
Zenbook 14 OLED (UX3405) | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし(内蔵GPUはIntel Arc) |
RAM | 32GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe PCIe4.0) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチOLED(2,880 × 1,800)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(FHD)顔認証対応 |
バッテリー | 75 WHr |
サイズ | 312.4 x 220.1 x 14.9 mm |
重量 | 1.28 kg |
コメント
プレスリリースによれば「UX3405」と「UM3406」という2つの型番があり、UM3406のほうはCPUにRyzen 8040を搭載するとのことなのですが、現時点で製品詳細が判明しているのがUX3405(Intel版)のみなので、この記事ではUX3405に絞ってご紹介します。
国内発売の際には複数のバリエーションモデルが用意されるかもしれませんが、現時点では上記スペック表の単一構成です。OSはPro版、CPUはCore Ultra 7 155Hです。このCPU、他社でリリースされたニューモデルのほとんどで採用されていますね。RAMは32GB、SSDは1TBです。CPUにCore Ultraを搭載する製品は概してRAM容量が大きめで、おそらく「AI関連の作業をローカル環境で処理する」ことを想定したものなんでしょう。
ディスプレイも高品質です。14インチの有機ELパネルで解像度は2,880 × 1,800と高く、100%DCI-P3の発色性能、そしてアダプティブ・リフレッシュレート(この製品について個別開示はありませんでしたがおそらく最大120Hzと思われます)対応し、さらにタッチ対応します。ASUSは他社に先駆けていち早くノートPC製品に有機ELパネルを積極採用しており、品質に不安はありません。
2.筐体
冒頭にも書きましたが、Zenbook 14 OLED (UX3405)は14インチサイズで重さが1.28 kgと、モバイル利用に適したサイズ感です。前面のベゼルは細く、背面にはASUSの「A」をモチーフにした装飾が施されています。筐体は金属製。
キーボードです。現状海外で発表されているのみなので英語配列になっていますが、日本発売の際には日本語配列になるはずです。このキーボード、メーカーによれば「静音設計」とのことです。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、うち2つがThunderbolt 4で、他にHDMIとイヤホンジャックを装備しています。SD(microSD)カードリーダーはありません。
3.価格など
ASUS Zenbook 14 OLED (UX3405)は米国のBEST BUYで販売中で、価格は1299.99ドル(1ドル=145円として約189,000円)です。日本で発売される可能性も高いと思われます。もしこのスペックで20万円を切った価格になるのなら文句なしに「買い」でいいんじゃないか、と思いますが、どうなるでしょうか?
4.関連リンク
Zenbook 14 OLED (UX3405):ASUS 製品ページ(英語)