ASUSがゲーミングノート「TUF Gaming F15(15.6インチ)/ F17(17.3インチ)」の2022年モデルを発売しました。MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の高い耐久性を持った製品です。2022年モデルはCPUに第12世代(Alder Lake-H)のCore-i7を搭載し、価格もリーズナブルなものになっています。
目次
1.TUF Gaming F15/F17 スペック
スペック表
TUF Gaming F15/F17(2022) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7-12700H/Core i7-11800H/Core i9-11900H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX3050Ti/RTX3060/RTX3070 (すべて”Laptop”) |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe 3.0 x4接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | F15:15.6インチ(1,920×1,080)144 Hz F17:17.3インチ(1,920×1,080)144 Hz |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | F15:駆動時間約6.8-9.3時間 F17:駆動時間約9.0時間 |
サイズ | F15:354.9×251.9×22.45-24.95mm F17:394.6 × 264.15 × 22.95-25.45mm |
重量 | F15:2.2 kg / F17:2.62 kg |
バリエーションモデル
F15:
・GeForce RTX3050Ti
・GeForce RTX3060
F17:
・GeForce RTX3070
※バリエーションモデルによってGPUの型番のみ異なります
コメント
2021年モデルでは多くのバリエーションモデルが存在しましたが、2022年モデルではF15が2モデル、F17が1モデルのみとなりました。
CPUは第12世代(Alder Lake-H)のCore i7-12700Hです。ウインタブではこのCPUを搭載するゲーミングノートを2機種実機レビューしていますが、第11世代から大きく性能が向上しており、特に高い性能が要求されるゲーミングPCでは「これから買うならAlder Lake」だと思っています。またGPUはF15がGeForce RTX3050TiとRTX3060の2種類、F17ではRTX3070が搭載されます。
RAMとストレージは全モデル16GB/512GBという組み合わせです。オンラインゲームは容量の大きなものが多い(100GBクラスも珍しくありません)ので、できれば1TB SSDモデルもあってほしかったかな、と思います。
ディスプレイは今や「トラディショナル」な1,920 × 1,080(画面の縦横比16:9)解像度で、リフレッシュレートは144 Hzです。最近は240Hzとか300Hzといった超高速なリフレッシュレートのゲーミングノートも登場していますが、よほど腕のいいゲーマーでもない限り144 Hzでも不満は感じないでしょう。
入出力ポートはUSBがThunderboltを1つ含め合計で4つ、HDMI、そしてもちろん有線LANポートも装備していますので、個人的には十分な内容になっていると思います。
サイズは2021年モデルから若干変わり、タテ・ヨコ・厚さともミリ単位で小さくなりました。また重量も少しだけ軽くなりましたが、ゲーミングノートとして非常に軽い、というわけではありません。
2.TUF Gaming F15/F17 筐体
画像上がF15(15.6インチ)、下がF17(17.3インチ)です。ヒンジ部分のデザインが少し異なりますが、それ以外はほとんど同じデザインです。2021年モデルとの違いも小さく、キープコンセプト、という感じですね。ただ、サイズが若干小さくなったこともあり、ベゼル幅も少し細くなっています。
天板です。この画像はF15のものですが、F17もほぼ同じです。ロゴマークが天板中央に配置され、比較的シンプルなデザインになっています。なお、筐体色はF15、F17とも「メカグレー」1色のみです。
F17のキーボードです(タッチパッド部分にある点線や文字は説明用のもので、実際にはありません)。F15も全く同じレイアウトですが、ディスプレイサイズが異なりますので、左右の余地(余白)の大きさが少し異なります。また、この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「106キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード)」となります。
画像にあるように、タッチパッドが2021年モデルから26%大型化し、ASUSのゲーミングノートによく見られる「キーボード面上部のホットキー」もあります。なお、バックライトは「1ゾーン」という説明になっていましたので、色の変更はできますが、ゾーンごとに色を変えたり、個々のキーのバックライト色を任意に変更したりといったことはできません。
側面と入出力ポートの配置です。F15、F17とも同じレイアウトです。入出力ポートは左側面(画像右側)に多く配置されていますが、右側面にもUSB Type-Aポートがありますので、使い勝手は悪くないと思います。
3.TUF Gaming F15/F17 価格など
ASUS TUF Gaming F15/F17はASUS Storeで販売中で、3月10日現在の価格は下記のとおりです。
F15:
・GeForce RTX3050Ti:169,800円
・GeForce RTX3060:189,800円
F17:
・GeForce RTX3070:224,800円
※税込み価格
※30日間返品保証キャンペーン対象
※あんしん保証プレミアム3年パックをプレゼント
現時点で第12世代(Alder Lake)CPUを搭載するゲーミングノートはまだ多くはありませんが、TUF Gaming F15/F17の価格は第12世代CPU搭載のゲーミングノートとしては最安値クラスだと思います。特にF15は20万円を切る価格で購入ができますので、「GPUもハイエンドでなくちゃ!」という人でなければ有力な選択肢になるんじゃないでしょうか。TUF GamingシリーズはROGシリーズよりも安価で、高い耐久性を備えていますので、もともと人気のある製品ですが、この2022年モデルは一段と人気が出そうですね。
4.関連リンク(ASUS)
TUF Gaming F15 FX507ZE(RTX3050Ti)
TUF Gaming F15 FX507ZM(RTX3060)
TUF Gaming F17 FX707ZR(RTX3070)