Xiaomiが1月26日にオンラインイベントを開催し、「Redmi Note 11シリーズ」を発表しました。今回紹介するRedmi Note 11 Proはシリーズの中で最上位モデルとなり、ミッドレンジモデルながら高リフレッシュレートのAMOLEDディスプレイと高画素カメラを搭載している点が最大の特徴となります。中国市場では2021年10月に同名の端末が投入されていますが、筐体デザインや搭載CPUの仕様が大幅に異なります。
なお、この端末には4G対応モデルと5G対応モデルが用意されています。
目次
1.Redmi Note 11 Pro/11 Pro 5G スペック
スペック表
Redmi Note 11 Pro/11 Pro 5G | |
OS | MIUI 13(Android 11ベース) |
CPU |
11 Pro:MediaTek Helio G96 11 Pro 5G:Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド |
11 Pro FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/26/28/32/66 TD-LTE:38/40/41 11 Pro 5G 5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 TD-LTE:38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSD、イヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト108MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 164.19 x 76.1 x 8.12 mm |
重量 | 202 g |
バリエーションモデル
・6GB/64GB
・6GB/128GB
・8GB/128GB
※左からRAM/ストレージ
コメント
OSはAndroid 11ベースのMIUI 13です。MIUI 13はグローバル向けとしてはRedmi Note 11シリーズと同時に発表されていますが、発表イベント同日付で実は日本向けに販売されているRedmi Note 10 JEへの展開がAndroid 12のアップデートと同時に開始されています。MIUI 13では「Liquid Storage」と呼ばれる新機能が搭載されており、長期間使用した際のストレージ断片化を抑えることで36ヶ月間利用した際のアクセス速度を当初の95%に維持できるようになっています。Redmi Note 11シリーズではAndroid 11ベースになっていますが、発売後にAndroid 12へのアップデートが提供されるものと思われます。
CPUは4G対応モデルがHelio G96、5GモデルがSnapdragon 695 5Gです。AnTuTuスコアはHelio G96が30万点、Snapdragon 695 5Gが39万点となっており、性能的には5Gモデルの方が高めです。現在Android向けにリリースされているゲームはSnapdragonに搭載されているAdrenoに最適化されているタイトルが多いので、そういう意味でも5Gモデルの方が有利かもしれません。RAMは6/8GB、内蔵ストレージは64/128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
ディスプレイは6.67インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。今回発表されたRedmi Note 11シリーズはすべてのモデルでAMOLED(有機EL)を採用しています。11 Proと11 Pro 5Gではリフレッシュレート120Hzに対応しており、発表イベントでも「画面スクロールがスムーズ」であることを推していました。
カメラはイン16MP、アウト108MP(広角) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。先に販売されているXiaomi 11T/11T Proでも採用されているSamsung製108MPイメージセンサー「ISOCELL HM2」を採用しています。新たに「ナイトモード 2.0」が採用されており、低光量下でも美しい写真が撮影可能です。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.1に対応します。現時点では日本での発売はアナウンスされていませんが、今回発表されたグローバルモデルでは11 Pro 5Gのみ国内4大キャリアの通信バンドに対応しています。
バッテリー容量は5,000 mAhで、ワイヤレス充電のほか付属するACアダプターを利用することにより67W出力の急速充電も利用可能です。
2.Redmi Note 11 Pro/11 Pro 5G 筐体
Redmi Note 11シリーズはすべてのモデルで共通のデザインを採用しています。ディスプレイはエッジでなくフラットで、「ドットディスプレイ」(パンチホールノッチ)を採用しています。
背面デザインは先に販売されている中国版Redmi Note 11 Proから大幅に変更されています。ガラス素材が採用されており、ミッドレンジモデルながら高級感のあるデザインです。
ただカメラの「出っ張り」はかなり目立ちますね・・・
筐体色は「アトランティック・ブルー」(Redmi Note 11 Pro 5Gのみ)「グラファイト・グレー」「ポーラー・ホワイト」「スター・ブルー」(Redmi Note 11 Proのみ)です。
3.Redmi Note 11 Pro/11 Pro 5G 価格など
Redmi Note 11 Pro/Redmi Note 11 Pro 5Gは2022年2月9日より販売開始となる予定で、価格はRedmi Note 11 Proが299ドルから、Redmi Note 11 Pro 5Gが329ドルからです。発表イベントでは各国での取り扱いキャリアも公開されており、同時発表された4G対応モデル「Redmi Note 11S」に関してはRakutenがリストに掲載されていましたが、Redmi Note 11 Pro/Redmi Note 11 Pro 5Gに関しては掲載されていませんでした。ただあくまで「キャリアモデル」としての取り扱いなので、Proシリーズに関してはSIMフリーモデルとして投入される可能性もありそうです。
CPU性能自体は現行モデルとなるRedmi Note 10 Proとそこまで大きく変わらないものの、ディスプレイ性能、カメラ性能ともに大幅に強化されており、今回も魅力的なミッドレンジスマートフォンに仕上がっていそうです。Redmi Note 10 Proは日本国内でも3万円台と購入しやすい価格設定で人気となりましたが、今回も正規販売されれば「売れ筋の」モデルとなりそうです。
4.関連リンク
Redmi Note 11 Pro 5G:Xiaomi Global
Redmi Note 11 Pro:Xiaomi Global
コメント
Redmi Note 10 Proに比べてSocの性能向上があまりないというのなら、ディスプレイとカメラは据え置きというか誤差なのでは?記事内では大幅アップかのように書かれていますが。Socと充電出力が上がった以外目だった変化は外観だけな気がするんですけど…
>>れさん
確かにRedmi Note 10 Proでもカメラとディスプレイ周りの仕様は据え置きになってるので大幅に変わったのは筐体デザインと充電出力、SoCがメインになりますね・・・