Xiaomiがニューモデル「Xiaomi 12 Lite」をグローバルに発表しました(日本国内向けとしては発表されていません)。日本でも昨年人気となった「Mi 11 Lite 5G」の後継モデルとなり、CPUの性能はほぼ据え置きとなるものの、ディスプレイとカメラの性能が強化されています。
またXiaomi 12シリーズということで、上位モデル(Xiaomi 12X/12/12 Pro)の美しい筐体デザインもほぼそのまま継承しています。
1.Xiaomi 12 Lite 5G スペック
スペック表
Xiaomi 12 Lite | |
OS | MIUI 13(Android 12ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 778G 5G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.55インチAMOLED(2,400 x 1,080)120Hz |
バンド |
5G NR:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 TDD-LTE:B38/40/41/42/48 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト108MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 4,300 mAh |
サイズ | 159.3 x 73.7 x 7.29 mm |
重量 | 173 g |
バリエーションモデル
・RAM6GB/ストレージ128GB
・RAM8GB/ストレージ128GB
・RAM8GB/ストレージ256GB
コメント
OSは先に発表されているXiaomi 12シリーズやXiaomi 12Sシリーズと同じくAndroid 12ベースのMIUI 13です。現在のMIUIはグローバルROMであれば日本語ロケールも最初から含まれているので、安心して使っていけると思います。
搭載CPUはSnapdragon 778G 5Gです。先日実機レビューをしたHuawei nova 9にも搭載されていた型番で、前モデルであるMi 11 Lite 5Gに搭載されていたSnapdragon 780G 5Gのマイナーチェンジ版となるため、性能自体はそこまで大きく変わらないものの、製造元がSamsungからTSMCに変更されたことにより、国内版Mi 11 Lite 5Gでも報告されていたゲームプレイ時のパフォーマンス低下などが発生せず、より安定した動作を実現しています。RAMは6GB/8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、Mi 11 Lite 5GではサポートされていたMicroSDカードによるストレージ拡張は今回非対応となっています。
ディスプレイは6.55インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)、パネルはAMOLED(有機EL)を採用しています。パネルや解像度はMi 11 Lite 5Gから据え置きですが、リフレッシュレートが90Hz表示から120Hz表示に向上しています。またHDR10やDolby Visionもサポートしています。強化ガラスはゴリラガラス・ヴィクタスではなく、一世代前のゴリラガラス5が採用されています。
カメラはイン32MP、アウト108MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。アウトカメラの仕様は日本国内でも販売されているRedmi Note 11 Pro 5Gに近い仕様になっており、なにげに上位モデルのXiaomi 12X/Xiaomi 12/Xiaomi 12 Proよりもメインレンズの画素数は高くなっています。ただし、イメージセンサーなどの性能の関係で「画素数が高いからXiaomi 12 Liteのほうがきれいな写真が撮影できる」というわけではありません。フロントカメラも画素数は32MPとなっており、上位モデルには搭載されていなかったデュアルフラッシュライトが搭載されているためセルフィーもきれいに撮影できそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応します。現時点では日本国内での投入は発表されていませんが、グローバル版の時点で日本国内主要4大キャリアの回線をカバーしています。
バッテリー容量は4,300 mAhで、67W出力の急速充電に対応します。
2.Xiaomi 12 Lite 筐体
前面です。パンチホールノッチを採用している点は共通ですが、Xiaomi 12シリーズの中では唯一左右が湾曲していないフラットディスプレイを採用しています。個人的にはエッジディスプレイは好きなのですが、液晶保護フィルムの種類が制限されてしまうことを考えるとフラットディスプレイを採用しているXiaomi 12 Liteの方が魅力的と感じる方もいるかもしれません。
背面です。特徴的だったカメラバンプ部のデザインは上位モデルのものを継承していますが、こちらも角張ったデザインを採用しているため、現在かのあゆがメイン端末として運用しているXiaomi 12 Proと比較しても若干異なる印象を受けます。ガラス素材が採用されており、高級感のある質感となっている点はMi 11 Lite 5Gから継承されています。筐体色は「ブラック」「ライトグリーン」「ライトピンク」の3色展開です。
3.Xiaomi 12 Lite 価格など
Xiaomi 12 Liteは現在AliExpress内Mi Global Storeにてプレオーダーを受け付けており、7月13日よりワールドプレミアセールを開催します。価格は349ドル(47,941円)からです。
おサイフケータイにも対応するなど国内向けローカライズを行っていたMi 11 Lite 5Gが昨年人気となったこともあり、Xiaomi 12 Liteもも国内販売に期待したいところですが、2022年3月15日に開催されたグローバル版Xiaomi 12シリーズの発表イベント開催後にXiaomi Japanから「Xiaomi 12シリーズの日本国内での発売予定は今のところない」というアナウンスが行われているため、国内向けモデルが今回投入されるかどうかは不透明です。というか、アナウンスを素直に理解すれば可能性は低い、ということになります。
フラッグシップモデルの美しいデザインを継承しつつ手に取りやすい価格設定は今回も継承されています。個人的にはぜひ国内でも販売してほしいところではあるのですが…
4.関連リンク
Xiaomi 12 Lite 5G:Mi Global Store(AliExpress)
コメント
1億画素がもう普通な感じなんだね