記事にアフィリエイト広告を含みます

POCO M3 - Snapdragon 662搭載、元気のいいデザインが魅力のミッドレンジ・スマホ。POCOらしく価格も期待を裏切りません!

POCO M3
中国の大手スマホメーカーXiaomiのサブブランド、POCOから、ニューモデル「M3」が発表されました。従来のPOCOはハイエンドなCPUを搭載しつつ安価、というのが魅力でしたが、直近の「X3」ではハイエンドなSnapdragon 865ではなく、Snapdragon 732Gを搭載し、必要十分な性能と高いコスパを実現したミッドレンジ(ミッドハイ)クラスの製品となっています。

スポンサーリンク

新しい「M3」は、スペックを抑えつつ、価格をX3からもう一段低く設定したミッドレンジ機です。

1.スペック

   POCO M3
OS MIUI 12 for POCO(Android 10)
CPU Qualcomm Snapdragon 662
RAM 4GB
ストレージ 64GB/128GB
ディスプレイ 6.53インチ(2,340 x 1,080)
バンド LTE:B1/2/3/4/5/7/8/20/28
SIM nanoSIM×2
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0(ウインタブ推定)
入出力 USB Type-C、オーディオジャック
カメラ イン8MP/アウト48MP+2MP+2MP
バッテリー 6,000 mAh
サイズ 162.3 × 77.3 × 9.6 mm
重量 198 g

OSはAndroid 10ベースの独自UI「MIUI 12 for POCO」です。MIUIは大手メーカー製品らしく、素のAndroidからのカスタマイズ部分が大きくなっていますし、「for POCO」という部分を見て「普通のMIUIから、さらに違ってるの?」と思ってしまいますが、先日ウインタブで実機レビューをしたPOCO X3(こちらもMIUI 12 for POCOです)で、レビューを担当したライターによれば「基本的に他のMIUIと大きくは違わないが、標準ランチャーが異なる」ということでした。詳しくはX3の実機レビュー記事をご覧ください。

POCO X3の実機レビュー - ゲーミング性能もカメラ性能も高いXiaomi POCOシリーズの最新モデル

CPUのSnapdragon 662ですが、Antutuスコアを他のCPUと比較してみます。

Snapdragon 865(ASUS Zenfone 7):601,169
Snapdragon 765G(Google Pixel 5):286,582
Snapdragon 732G(POCO X3):276,570
Snapdragon 662(ソース):172,308
※比較している3型番はすべてウインタブ実測値

スポンサーリンク

掲載しているスコアの他、いくつかのデータをWebで確認しましたが、おおよそ17万点~18万点くらいでした。ウインタブがよくレビューしているMediaTekの型番だとHelio P70といい勝負くらいです。Snapdragon 865のスコアが飛び抜けて高いので、他の型番の性能がやたらと低く感じられてしまいますが、実際のところ、Snapdragon 732Gとか765Gでも重量級ゲームは十分プレイできます。また私、現在たまたまHelio P60搭載のタブレットをレビュー中で、ついさっきCoD(Call of Duty)やデレステをプレイしてみたところなのですが、「標準画質であれば問題なくプレイできる」と感じています。なので、Snapdragon 662であれば、一部のゲームで画質設定を少し落としてやる必要はあると思いますが、基本的にはほとんどのゲームはプレイ可能だと思います。必要十分の性能と評価していいでしょう。

RAMは4GBと、2020年のミッドレンジ機としては少々不足気味です。個人的には「Windows PCのRAM4GB」のようなRAM不足の挙動に遭遇したことはありませんが、これから2年とかの期間を使うのであれば、ちょっと心もとないかもしれません(そんなにゲームをしないのなら大丈夫だと思います)。

ストレージは64GBもしくは128GBです。これも「そんなにゲームをしないのなら」64GBでも大丈夫かと思いますが、POCO M3はカメラ性能もよく、動画撮影なんかもすると思いますので、128GBにしておくほうが安心でしょうね。

ディスプレイは6.53インチのFHD+(2,340 × 1,080)解像度です。しっかりタッチ対応します(あー、冗談です、冗談)。Xiaomiのニューモデルだと6.67インチというものが目立ちます(POCO X3も6.67インチ)が、それよりはちょっとだけ小さいですね。もちろん十分なサイズではあります。

POCO M3
この製品、SIM/microSDスロットには3枚のカードを挿入できます。つまり、nanoSIM2枚とmicroSD1枚を同時に使える、ということです。

POCO M3
POCO M3はとってもポップな背面デザインになっていますが、それは後ほどご説明するとして、まずはカメラ。ご覧のようにアウト側はトリプルレンズで、48MPがメインです。最新ハイエンドの製品ほどではありませんが、48MPというのは十分すぎる画素数だと思いますし、Xiaomi製品のカメラ品質は高いので、この製品でもキレイな写真や動画が楽しめそうです。

あと、バッテリーは6,000 mAhと大容量です。いやあ、ウインタブで中華スマホの紹介記事を書いていると10,000mAhの製品なんかがあったりして、少し感覚が麻痺しているのですが、6,000 mAhというのは大手メーカー製品としては相当な容量と言えます。普通に使っていて終日はバッテリー切れを心配しなくていいでしょうね。

2.筐体

POCO M3
前面は「水滴型ノッチ」ですね。最近は「パンチホール型」のほうが主流っぽくなっていますので、「ちょっとイマイチ」と変な日本語の感想を持ってしまいます。一方で背面ですが、とても斬新というか、元気のいいデザインになっています。あくまでも「デザイン」なので、お好みによるかとは思いますが、私ならケースなしで使いたくなるレベル。上に掲載したカメラの画像を見ていただくと、背面の処理はPUレザーっぽい感じになっているのがわかると思います。

POCO M3
「やっぱりイエロー!」と思いましたが、筐体色は「POCO Yellow」「Cool Blue」「Power Black」の3色があります。

POCO M3
指紋センサーは側面です。電源ボタンに内蔵されているようですね。

POCO M3
側面の画像です。下側面にはUSB Type-Cとスピーカー、上側面にはイヤホンジャックが見えます。個人的には有線イヤホンのほうが好きなので、イヤホンジャックが「残った」のは歓迎したいですね。

3.価格など

POCO M3は中国の通販サイト「Banggood」や「AliExpress(POCO Store)」で販売中で、12月2日現在の価格はAliExpressが安く、4GB/64GBが149ドル(15,842円)、4GB/128GBが169ドル(17,969円)です。一方、Banggoodでは4GB/64GBが176.99ドル(18,746円)、4GB/128GBが199.99ドル(21,183円)です。ただねえ、記事中で絶賛した「イエロー」はBanggoodにしかないんですよね…。

この記事を書いている時点ですと、AliExpressの価格が基準になると思いますが、「安い」ですね。エントリークラス並みの価格です。ハイスペックモデル、ミッドハイモデルと比較するとCPU性能がやや低く、RAM容量も小さめではありますが、軽快な雰囲気のミッドレンジ機として非常に魅力的な製品だと思います。

4.関連リンク

POCO M3:POCO Store(AliExpress)
POCO M3(4GB/64GB):Banggood
POCO M3(4GB/128GB):Banggood

スポンサーリンク