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Palm Phone - あのPalmがAndroidスマホに!しかも3.3インチの超コンパクトサイズです!

Palm Phone
もう「昔」の話ですが、PalmというPDA(超小型情報端末)がありまして、そのPalm社がAndroidスマホを作りました。「Palm Phone」という製品で、ディスプレイサイズが3.3インチという、超コンパクトな製品です。小型デバイスマニアは必見!ですよね。なお、超小型のAndroidスマホ、ということだとウインタブでは以前Jelly Proを購入レビューした経験がありますので、Jelly Proと対比しながら説明していきます。

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1.スペック

Palm Phone
OSは最新のAndroid 9.0ではありませんが、Android 8.0とまずまずの新しさです。CPUはSnapdragon 435なので、2019年の今、エントリークラスと考えていい性能になると思います。ただ、この製品のサイズを考慮すると、あまり激しいゲームなんかには向かないと思いますので、このくらいのCPU性能で、ある意味ちょうどいいのかもしれません。RAMは3GB、ストレージは32GBと、エントリークラスのCPUをあわせて考えれば十分な容量になっていると思います。ただし、この製品はmicroSDカードなどの外部ストレージがありませんので、写真の保存などではGoogleフォトとかOneDriveなどのクラウドストレージをうまく活用する必要があるでしょう。

ディスプレイは3.3インチで解像度はHD(1,280 × 720)です。最新スマホでは一般的になっている縦長タイプでもなければノッチもありません。「普通」というかもはやちょっと古くさいアスペクト比と言えるかもしれません。なお、3.3インチというサイズはJelly Pro(2.45インチ)とAtom(Jelly Proの高性能版)を除けばこれまでウインタブが紹介してきたAndroidスマホの中では最小サイズだと思います。

カメラはイン8MP/アウト12MPですから、エントリークラスとしては悪くないものの、メインスマホとして考えると少し厳しい画素数かもしれません。ちょっと前ならこの画素数でも全然OKだったんですけど、最近はAndroidスマホのカメラ性能が著しく向上していますからね。

Palm Phone 対応バンド
バンド対応表です。日本でも使えるのは間違いないですが、ちょっと対応バンド数は少ないですね。

そして、Jelly Proでの苦い経験を思い出すのがバッテリー容量です。これでも頑張ってJelly Proをしばらくのあいだメイン機として使っていたんですけど、継続運用を断念したのは「バッテリーが持たないから」でした。Jelly Proのバッテリー容量は950 mAhと、Palm Phoneよりは「まだまし」だったんですが、Jelly Proのバッテリーを終日持たせようとすると、「ニュースも見られないしSNSも使えない。ゲームなんてもってのほか」という感じでした。

まだPalm Phoneの製品説明を終えていませんが、バッテリーが800 mAhという時点で「モバイルバッテリーの携帯が必須」になるはずですし、そうなると非常にめんどくさいことになるので、個人的にはメインスマホとしての運用は厳しい、と言わざるを得ません。なぜもう少し大きなバッテリーを積まなかったのか…。

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Palm Phone
サイズのほう、適切な比較対象がありませんが非常にコンパクトです。長さ(長辺)が10センチを切り、重量も65 gと超軽量です。それでいてJelly Proよりは「現実的なサイズ」だと思いますので、アプリの操作やメール作成などでも実用的な使い勝手になるんじゃないでしょうか。ちなみにJelly Proは、意外にも文字入力なんかはそこそこの使いやすさでしたが、やはり「押し間違えのないように慎重に…」という感じで操作していました。

2.筐体

Palm Phone
サイズ感がわかりにくい状態で見ると割と普通のデザインです。しかし、側面のボタンが非常に少なく、物理ボタンが1つしかありません。なので、物理ボタン2度押しとか、ソフトボタンなどを併用しての操作になると思います。また、画像はありませんが、ポートはUSB Type-Cのみで、イヤホンジャックは装備されていないようです。

その他、スペック表には掲載されていない機能として、「顔認証」「ジェスチャーパッド(ロック画面で利用したいアプリの頭文字をなぞることによってすばやく起動できる)」「アプリショートカット(ホーム画面のアプリアイコンを長押しで、イベントをすばやく作成したり、メールを送信したり、お気に入りのプレイリストを再生)」「Life Mode(画面を消灯しているときに、着信やメッセージなどの通知をオフにする)」といった、小さなサイズを補う工夫が凝らされています。

それと、この製品「IP68レベル」の防水・防塵性能を備えています。水場での利用もできますし、スポーツなどの際にもありがたいですね。Palm Phoneにとって、非常に大きなセールスポイントになっていると思います。

3.価格など

Palm Phoneは4月24日の発売予定で、+StyleやAmazonではすでに予約注文を受け付けており、4月18日現在の価格は税込み44,800円です。Jelly ProとAtomを除けば特に競合製品もなく、小型デバイス好きな人なら飛びつきたくなるような製品特性なので、この価格は悪くはないと思います。

しかし、Jelly Proを「サイズが小さいことが理由ではなく、バッテリーが持たないことが理由で」メインスマホとしての運用を諦めたウインタブとしては、どうしてもバッテリー800 mAhという点が不安でなりません。もちろんこれは私の個人的な感想なので、すべての人に当てはまるわけでもないです。ただ、読者には参考にしてもらいたい…。

4.関連リンク

Palm社公式サイト(英語)
Palm Phone:+Style
Palm Phone:Amazon

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コメント

  1. Old Palmer より:

    これ、技適は通しているんでしょうか。

  2. 匿名 より:

    値段ありえない
    こんなの6000円くらいが妥当

  3. 匿名 より:

    polaroid piguとか買えた時代が懐かしい。
    値段もサイズも(性能も)コンパクトでお手軽でしたよね。

    あの頃と比べると小さい液晶とか量産品として手に入らないから、どうしても専用品→原価に跳ね上がるのかな?

  4. なお より:

    palmはpalm osを積んでるからpalmだったんですが‥これは‥

    当時はCLIEのほう使ってたな

  5. Old Palmer より:

    技適については答えを知りました。記事書くならそれくらい調べて書いて欲しかった。