OUKITELがAndroidタブレット「RT3 Plus」を発売しました。8インチサイズのタフネスタブレットで、スペックは決して高くありませんが、そのぶん価格も低めですし、アウトドアで使うならこのくらいでいいのでは?と感じました。8インチのタフネスタブレットではつい先日「Blackview Active 5」の紹介記事を掲載しましたが、Active 5とこのRT3 Plusはいいライバルになりそうです。
1. スペック表
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 15 |
SoC | MediaTek Helio G81 |
RAM | 4GB (仮想RAM拡張により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 8インチ (1,280×800) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ B19/20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/39/40/41 |
無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | 前面:8MP/背面:16MP+0.3MP |
バッテリー | 11,000 mAh |
サイズ | 206.9×134×16.3 mm |
重量 | 625 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 15、SoCはHelio G81です。G81というのはあまり聞かない型番ですが、Antutuスコアは約25万点 (出所:Nanoreview)なので、UNISOC T606 (T615)と大差ない性能と思われます。中国タブとしてエントリースペックと言えますね。
RAMは4GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBと大容量ではありません。ストレージに関してはmicroSDカードによる拡張が可能です。
3. ディスプレイ
ディスプレイは8インチで解像度はWXGA (1280×800)と低めです。またWidevineについても一切説明がなかったのでL3である可能性が非常に高いです。低価格なタフネスタブレットということで、ディスプレイの仕様はちょっと残念ですね。アウトドア用ということである程度の割り切りが必要でしょう。
4. 筐体
筐体色はブラック (画像左)とブルー (画像右)の2色。もちろんIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格 (MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。サイズも8インチタブとしては大きめで、重量も625 gと一般的な8インチタブの2倍近いですが、10インチ以上のタフネスタブレットよりはずいぶんと取り回しが楽だと思います。
エントリースペックながらカメラは前面8MP、背面16MPと画素数高め。実際の撮影品質についてはなんとも言えませんが、アウトドアでの写真・動画撮影を意識した仕様と思われます。
バッテリーは11,000 mAhと、8インチタブとしては非常に大きい容量です。18Wの急速充電とリバースチャージにも対応していますので、外出先でモバイルバッテリー代わりに使うこともできます。
同梱物の画像もありました。タフネスタブレットらしい背面のバンドも付属しています。
5. 価格など
OUKITEL RT3 PlusはAliExpress内のOUKITEL Official Storeで販売中で、8月27日現在の価格は159.79ドル (24,039円)です。エントリークラスの8インチタブレットとしてはちょっとお高めですが、アウトドアで便利に使えるタブネス系ガジェットであることを考慮すれば妥当な価格かと思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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