Nothingがスマートフォン「Nothing Phone(3a)」を国内発表しました。この製品は3月4日にグローバル発表されましたが、それから1か月経って国内でも発売されることになります。Nothingらしい個性的なデザインと、性能の割に手頃な価格が魅力のミッドレンジ(ミッドハイ)スマホです。
1.概要
スペック表
Nothing Phone(3a) | |
OS | Nothing OS 3.1(Android 15ベース) |
SoC | Snapdragon 7s Gen 3 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.77インチAMOLED(2,392 x 1,080)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/28/41/77/78 LTE:/B1/3/8/18/19/26/28/41/42 ※日本国内での対応バンド |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト50MP + 50MP+8MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 163.52 x 77.5 x 8.35 mm |
重量 | 201 g |
バリエーションモデル
・8GB/128GB
・12GB/256GB
コメント
OSはAndroid 15ベースのNothing OS 3.1。
UIのカスタマイズ性が高く、「Essential Space」と称するAI機能を備えています。メーカーによれば「”第2の記憶”のようなもので、メモ、コンテンツ、インスピレーションやアイデアを、AIの力で自動的に整理して一覧にし、あなたに合った提案、要約、アクションプランを生成してくれます。」とのこと。これだけ読んでもちょっとピンとこない、というのが正直なところですが、「思いついて保存したことをAIが自動的に整理してくれる」という感じでしょうか。
また、Essential Spaceにすぐアクセスするため、Phone (3a)の右側面に、新しくEssential Keyが配置されました。
SoCはSnapdragon 7s Gen 3です。メーカー公称のAntutuスコアは825,564点とのことなので、ミッドハイクラスの性能と言えます。ちなみに私はスマホでそんなにゲームをしないので、Antutu80万点なら「十分すぎ」と感じますね(UNISOC T606搭載の中国タブに慣れてますし…)。
RAMとストレージは8GB/128GBと12GB/256GBを選べます。
ディスプレイは6.7インチの有機ELで解像度はFHD+です。Nothing Phone (2a) よりもほんの少し(0.07インチ)大きくなりました。リフレッシュレートは120 Hzです。
背面はNothing製品らしい「Glyphインターフェース」を搭載、音楽に合わせて点滅したり、各種通知をしてくれたり、セルフタイマー撮影時にカウントダウンしてくれたりします。
筐体色はホワイト、ブラック、ブルーの3色で、ブルーは楽天モバイル限定色です。
カメラはイン32MP/アウト50MP+50MP+8MPのトリプルレンズ。Nothing Phone(2a)からアウトカメラが1つ増え、メーカー説明だと「これまでで最も高度なカメラシステム」とのことです。
なお、この製品はおサイフケータイにも対応します。
2.価格など
Nothing Phone(3a)は4月15日の発売予定で、Nothing公式サイトと楽天モバイルで予約販売がスタートしています。価格は8GB/128GB版が54,800円、12GB/256GB版が59,800円です(Nothing公式サイトの価格)。両者の価格差は5,000円ですが、これなら12GB/256GBにしておきたくなりますね。
3.関連リンク
Phone (3a):Nothing公式サイト
Phone (3a):楽天モバイル

コメント
性能の割には安くない?
海外で既に使っているユーザーから「Essential Spaceの月間利用制限に到達しました」という通知がきて同機能が使えなくなったとか、最終的に有料プランに誘導するつもりなんじゃないのかとかヤバい話が色々と出て来てる。
典型的な安物買いの銭失いになる予感