こんにちは、ゆないとです。4月21日、Motorolaからスマートフォンの新モデル「moto g8」「moto g8 power」が発表されました。先行して発売された「moto g8 plus」を含め、「g8」シリーズはこれで3モデル体制となりました。この記事では「moto g8」「moto g8 power」をご紹介します。なお、「moto g8 plus」については下記をご覧ください。
motorola moto g8 plus - 48MPカメラを搭載し、購入しやすい価格のミッドレンジスマホがモトローラから!
「moto g」シリーズは3〜4万円程度の価格帯で、Amazonでも購入ができるSIMフリー端末として人気の製品です。最近のトレンドとなるデザインを取り入れ、カメラにも力を入れているため”丁度よい”スペックとして期待したい製品の1つとなりそうです。
1. スペック
OSは最新となるAndroid10が搭載され、従来どおりの操作はもちろんのこと、ジェスチャー操作にも対応する、「Motoエクスペリエンス」と呼ばれる独自開発のUIになっています。
CPUは「Snapdragon 665」と、ミドルレンジ向けです。2019年4月頃に発表された比較的新しいものではありますが、Antutuのv8のスコアは約17万点台ということで、グラフィックなど高スペックを要求されるゲームやアプリは少々厳しいと思うのですが、それらを使わないのであれば、だいたいのことは快適にできるでしょう。
両モデルとも、RAMは4GBでストレージは64GBと、ミドルレンジのスペックとしては標準的です。最近は動画や音楽などを楽しむ人が多く、大容量ストレージの需要は増えていると感じますので、内蔵ストレージだけでは少し物足りないかもしれません。ただ、どちらも512GBまでのmicroSDによる拡張に対応しております。
ディスプレイについては2モデルで違いがあります。g8の方は微妙にサイズが大きく、6.4インチのHD+液晶が搭載されていて、g8 powerの方は6.36インチとg8に比べると小さいものの、FHD+のIPS液晶を搭載しています。powerというだけあってバッテリーが強化されているものと考えていましたが、ディスプレイの方にも力が入っています。
通信は4Gでバンドは主要なものに対応しているので、3大キャリアでもMVNOでも問題はないでしょう。しかし、B42には対応していないようなのでキャリアアグリゲーションの組み合わせは制限される可能性があります。
SIMはnanoのサイズでSIMトレイには2スロットあります。DSDV(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応していますが、片側はmicroSDと共用のためストレージを拡張する場合、DSDVが利用できないことには注意が必要です。
Wi-Fiは「IEEE802.11 b/g/n」に対応で普段使いで影響はありませんが、高速通信を求めるユーザは「a」や「ac」には対応していないのが気になると思います。Bluetoothは5.0です。入出力ポートはUSB Type-Cとイヤホン/マイクジャックを搭載しています。イヤホン/マイクジャック搭載は歓迎したい人も多いのではないでしょうか。
USB Type-Cポートで専用の充電器を使用すれば、g8の方は10W、g8 powerの方は18Wの急速充電が可能です。15分の充電で8時間の使用ができます。
両モデルのカメラはリアが4つ、フロントが1つです。メイン+マクロ+広角動画+TOF(深度センサー)or光学ズームとなっています。g8の方はTOFで、こちらはセンサーとしての役割なため、トリプルカメラという扱いのようです。g8 powerは光学ズームでクアッドカメラになっています。うち1つは広角動画となっているので、動画撮影時のみ有効になるのでしょうか。そうなると静止画撮影では1つ減ることになったりするのですかね。
フロントはg8が8MP、g8 powerは16MPのカメラを搭載しています。カメラ性能を求めるのであればPowerの方を選択するほうが幸せになれそうです。
バッテリーはg8が4000mAh、g8 powerは5000mAhと、どちらも比較的大容量ですね。最近のバッテリー消費についてはAndroid10搭載ということもありますし、各社とも最適化を行っているので、十分に長い時間使用できると思います。
サイズについては画面サイズ的には普通と言えそうで、横幅的には握りにくいほど太いということはないと思います。しかし少し厚めな印象で、これはバッテリーが大容量であることが影響していそうです。重量は約6.4インチながら200gを切ります。g8は約188g、g8 powerは約197gです。ただ、見た目のデザイン等も影響して、実際には重く感じたり予想よりも軽く感じたりということもあるので何とも言えませんが、200gを切るのであればあまり気にはならないでしょう。
2. 筐体
moto g8
最近トレンドのパンチホール式のカメラを搭載したディスプレイです。フラッグシップほどではないものの、ミドルレンジでもベゼルレスが増えてきましたね。この製品では下部以外の3辺がベゼルレスに近いほど細くなっています。やはりベゼルが狭いとそれだけでスマートな印象を受けます。パンチホールの大きさも画像では小さく感じ、気にならずに済みそうです。四隅はカーブしています。
背面です。カラーは2色で「ノイエブルー」「ホログラムホワイト」のラインナップになっています。どちらも縦に模様が入っており、グラデーションのような色の変化があり、見た感じジュラルミンケースのような印象を受けました。少しトラベルギア感があります。また、最近のMotorola製品で個人的に非常にかっこいいと思う部分が指紋認証センサー部分のメーカーロゴです。たいていは筐体下部や中央に多いロゴですが、指紋認証センサー部分にあるだけでも高級感の向上につながっている印象です。
カメラは縦に並ぶように配置されています。4辺はカーブしているので、握りやすさ持ちやすさは高いでしょう。
側面は左側にSIMトレイ、右側面には画像上からボリュームキー、電源キーとなっています。カメラ部の出っ張りは意外と薄いですね。
画像上から、下面と上面でし。下面にはUSB Type-Cポートとスピーカー、上面にはイヤホン/マイクジャックが搭載されています。
moto g8 power
g8 powerは無印に比べてベゼルがより狭く感じます。より画面が大きな印象で、パンチホールも同じですね。無印の方では触れていませんが、ディスプレイはフラットになっているため使いやすそうです。
g8 powerも2色で「カプリブルー」「スモーキーブラック」が用意されています。無印に比べて、色が深く濃くなっていますね。同じ青でもこちらの方が高級感のある光を放っています。スモーキーブラックの方は少し灰色がかった黒です。どちらも無印と同じく縦に模様が入っており、ジュラルミンケースやスーツケースのような見た目をしています。指紋認証センサーも同様ですね。筐体の見た目については大きな違いはないと感じます。。
見にくいですが、画像左から左側面と右側面になっています。左にはSIMトレイ、右には画像上からボリュームキー、電源キーとなっています。このあたりは無印と同じ構成です。
画像上から上面と下面です。こちらも無印と同様の配置ですね。イヤホンマイクジャックが上部側面に、USB Type-Cポートとスピーカーが下部側面に搭載されています。
3. 価格など
これらの製品は2020年4月28日から販売開始で、現在は予約受付中です。「moto g8」は税込25,801円、「moto g8 power」は税込32,800円となっています。そして、新製品発売を記念して、microSDカード(128GB)がプレゼントされます。
SIMフリー端末として、2万円台〜の大画面、そしてカメラにも力を入れていて、非常に期待できる製品です。前モデルではカメラ部が円盤の形状のユニットになっていて少し奇抜な印象を受けましたが、良い意味で最近多い縦に並んだカメラユニットとなり、持っていても違和感のないスタンダードなデザインが好印象です。
フラッグシップも高価になってきている今、必要十分なスペックのスマホの選択肢として是非検討したい製品になりそうな予感です。
4. 関連リンク
moto g8:motorola公式サイト 販売ページ
moto g8 power:motorola公式サイト 販売ページ