こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HUAWEIが新しいAndroidタブレットを2機種発売しました。「MediaPad M3 Lite 10」と「MediaPad T3 10」で、この記事では先に上位モデルとなる「MediaPad M3 Lite 10」を紹介します。スマホ市場では存在感を増しており、WindowsでもMateBookが好調なHUAWEIだけに、この製品の出来も非常に気になるところですね!
なお、MediaPad M3と言えば、HUAWEIの8.4インチ・ハイスペックタブレットなのですが、M3 Lite 10は10.1インチで、スペックの方はハイエンド、というわけではありません。だから「Lite」なのかな?
1.スペック
この製品はWi-FiモデルとLTEモデルがあり、この記事で掲載しているスペック表はLTEモデルのものです。LTE機能を除き、両者にスペックの差はありません。OSはほぼ最新と言っていいAndroid 7.0をベースに、HUAWEIの独自UIであるEmotion UI 5.1が採用されています。CPUのMSM8940とはSnapdragon 435のことで、スマホだとエントリー~ミドルスペックくらいの位置づけとなります。ただし、Antutuスコアでは4万点以上をマークできるので、決して低性能なものではありません。一般にタブレットに搭載されるCPUはスマホよりも低スペックなものになることが多いのですが、「なぜ?」というのは私にもよくわかりません。実際Antutuで4万点台のCPUというのはタブレットでは性能が高い部類になります。特に若い人に人気のある「判定がシビアな音ゲー」とかをやらないのであれば、このCPUで何ら問題はないと思います。
RAMは3GB、ストレージは32GBですから、CPUとのマッチングを考えても、また常識的な使い方でアプリやデータを保存するのにも不足はないでしょう。また、microSDカードが使えますので、アプリ以外の個人データを大量に保存するのにも支障はありません。
記事タイトルにあるように、この製品は「エンタメ」にこだわりがあり、ディスプレイはWUXGA(1,920 × 1,200)解像度のものが、そしてスピーカーはクワッド(4つ)スピーカーが搭載されます。4スピーカーにはharman kardonによるチューニングが施され、独自のサラウンドシステムも採用されています。
そして、サイズも素晴らしいですね。スペック表には記載がありませんが、「240 × 173 × 7.1 mm / 460 g」というサイズ感は10.1インチタブレットとしてはかなりの薄型・軽量と言え、7.1 mmという薄さはデザイン性を高めてくれますし、460 gという軽さは持ち運びや手持ちで使用する際に大きな快適性をもたらしてくれると思います。
2.筺体
スマホやモバイルノートのように狭ベゼルとか、2.5D曲面ガラス、という訳にはいきませんが、それでもベゼルは細めですし、上に書いたとおり7.1 mmの超薄型ということもあり、高級な感じがします。また、前面下部にあるホームボタンには指紋センサーも内蔵されています。
背面です。筺体素材は不明ですが、見た目は金属のようです。また、これだけの薄さを実現するためにはプラスティックだと厳しいという気がするので、アルミ筐体なのではないか、と思います。筐体色は「スペースグレー」のみです。
Androidは7になって画面分割に対応するようになりましたが、10.1インチサイズであれば画面分割のメリットも大きいでしょうね。Windowsならとっくに対応している技術ですけど(少し皮肉っぽいことを書いてみたかった)。
3.価格など
HUAWEI MediaPad M3 Lite 10は6月9日の発売予定で、楽天市場にあるHUAWEI ONLINE STOREではすでに販売(予約注文)が開始されています。価格はLTEモデルが税込み38,664円、Wi-Fiモデルが税込み32,184円です。
Androidスマホに詳しい人だと、この製品のスペックは少し物足りなく感じられるかもしれませんが、ディスプレイ品質やスピーカー品質にこだわり、タブレットらしい楽しさを実現できる製品だと思います。Androidタブレット市場もWindowsタブレット同様、あまり元気がありませんが、この製品のように使い方の提案をきちんとしていて、デザインもいいタブレットが登場したことは大歓迎したいです。
なお、この製品は新発売キャンペーンを開催しており、先着順でAKG H300イヤフォンがプレゼントされます。
4.関連リンク(HUAWEI ONLINE STORE)
HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 LTEモデル
HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 Wi-Fiモデル
コメント
似たようなスペックのタブレット2つ出してどうしたいのだろう?
こんにちは、コメントありがとうございます。一応こっちは「エンタメ特化」ですね。ディスプレイとスピーカーも強化されてますから。でもCPUの方を見ちゃうとたしかにおっしゃるとおりかもしれません。
docomoの「dtab d‐01H」の発展型に見えますね。
d‐01Hは液晶の画質や音質が予想外に良かったので、この機種も期待出来ます。
逆に、先日docomoから発売された8.4インチ「d‐01J」は、「MediaPad M3」の廉価版的な性能のようです。
11Lの匿名さん、こんにちは、コメントありがとうございます。私キャリア端末はほぼスルーしてしまっているので勉強になりました。
最近Androidタブレットに搭載されるSoCがミッドレンジに押さえられる傾向、顕著ですよね。未だに2015年発売のXperiaZ4Tabがタブレットの性能で上位クラスというのはちょっと残念。最近ウィンタブさんで紹介してるようなスナドラ820搭載中華激安スマホ!のタブレット版が欲しいのに…タブレット市場自体が下火なのも影響してるのかなぁ
もりけんさん、お久しぶりです。ハイスペックタブって需要があると思うんですけど。3Dゲームとか音ゲーとかを大画面でやりたい人もいると思います。おっしゃるように需要が細っていてマス向けのスペックになっちゃうんでしょうね。
CPU性能がスマホ>タブレットになるのは何故についてですが、私は勝手に「通話のあるなし」じゃないかなと思っています。
まぁ、アプリを動かしながらでもかかってくる通話に対応するために、良いCPUを・・・って考えると、それRAM積めば解決じゃない?って気もしてきますがw
広瀬アリの巣さん、こんにちは、コメントありがとうございます。広瀬鈴虫ですw おっしゃるように、ゲームやってる最中に電話がかかってくる、という場合、一瞬でも負荷が大きくなりそうですね。直感ですけどRAMだけじゃない気がします。