こんにちは。かのあゆです。近年はスマートフォンも大型化し、5.0インチサイズですら小型といわれる現状となっており、4.9インチ未満の端末は最近シャープが発表し、ソフトバンク向けに投入されている「AQUOS R Compact」やドコモ版が発表された「XPERIA XZ1 Compact」、Appleの「iPhone SE」など選択肢が少なくなってきているのが現状です。
今回紹介する「HOMTOM HT26」はそんな数少ないコンパクトサイズのスマートフォンの中の一台となります。スペック的にはエントリークラスの製品ではありますが、4.5インチのコンパクトボディにAndroid 7.0を搭載し、必要最低限のスペックは備え持っているためサブマシン運用に向くと思われます。しかも激安!
1.スペック
Android 7.0を搭載した世代の端末としては思い切りローエンドで、搭載CPUこそMediaTek MT6737と十分な処理性能を持ったものが搭載されていますが、メインRAMは1GB、ストレージ容量は8GBと近年大容量化しているアプリをインストールするには若干厳しいスペックとなっています。どちらかというとメイン端末として運用するというよりは最小限のアプリのみをインストールしてサブマシンやコンパクトなタブレット端末代わりとして運用するのがベストなのかもしれません。
OSは素のAndroidではなく、中華系独自UI採用機によくみられる「ホーム画面にアプリアイコンを直接配置する」タイプのランチャーが搭載されていますが、それ以外に関しては特に大きなカスタマイズはされていなさそうなので、気に入らなければ別のホームアプリに入れ替えればほぼ素のAndroidと同じ感覚で利用することができそうです。
ただし独自UIを採用していることもあり、おそらく日本語化は可能と思われますが、geekbuyingの商品ページでは日本語ロケールの存在が確認できていません。また日本語ロケールがない場合、「MoreLocale2」を使用してどの程度日本語化できるかも不明です。英語設定でも操作に困るということはないと思われますが、どうしても日本語に翻訳されていないと嫌だという方は事前に確認が必要かもしれません。
2.デザイン
この機種の最大の魅力は「手のひらに収まるコンパクト感」にあるのではないでしょうか。とにかくシャツのポケットにもすっぽりと入るコンパクトさなのでメイン端末と一緒に持ち運んでも苦になることはないでしょう。またローエンド端末ではあるものの液晶ベゼルが狭いデザインを採用しており、なかなかスタイリッシュに仕上がっています。
本体カラーリングはブラックとブルーの2色を用意。ブルーに関しては濃い青というよりはライトブルーに近い色合いになっています。背面はおそらくプラスチック製と思われますが、テクスチャー処理が行われておりなかなかかわいらしいデザインに仕上がっていると思います。
3.価格など
HOMTOM HT26は10月21日現在、geekbuyingにて57.99ドル(約6746円)で販売中となっています。スペック的にはローエンドではあるものの、中華スマートフォンも大型化が進んでいるためこのサイズの端末は非常に希少な存在になっています。
もっとコンパクトな中華スマートフォンといえば「Jelly Pro」なども存在はしていますが、実用的に使えるバランスの取れたサイズ感という意味では本端末の4.5インチという選択はベストなのではないでしょうか。
ポケットにすっぽり入るデザインであるため、メイン端末の充電中に利用するサブマシンとしてコンパクトなタブレット端末感覚で利用するような使い方が最も似合っていると思います。また本体価格が非常に安価であるため、中華スマートフォンをお試しで購入したいという方にとっても非常に手を出しやすい価格設定となっています。
デザインもポップで可愛らしいものとなっているため、子供さんにプレゼントするのも悪くはないでしょう。
4.関連リンク
HOMTOM HT26:geekbuying