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F(x)tec Pro1 - スライド式QWERTYキーボードを搭載するAndroid スマホ(PDA)。これは面白そうです!


こんにちは、輪他です。今回はQWERTY物理キーボードを搭載したF(x)tec Pro 1をご紹介します。現在いくつかのキーボード付きスマートフォンが市場に出回っていますが、有機ELディスプレイやスライド式キーボードの採用によって、競合端末と比べ、かなり最近のトレンド寄りの外観に仕上がった端末となっています。その「競合端末」ですが、まず浮かぶのはCosmo Communicatorでしょう。購入にあたっては、これが比較対象になるかと思われます。
Cosmo Communicator - Android搭載の6インチ「スマートフォンPDA」が日本でも正規輸入販売されます!これは欲しい!

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1.スペック

   F(x)tec Pro1
OS  Android 9.0
CPU  Snapdragon 835
RAM 6GB LPDDR4
ストレージ  128GB
ディスプレイ  5.99インチ(2160×1080) Full HD+有機ELディスプレイ 
LTEバンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/66
SIM Nano SIM×2(SIM2はmicro SDと排他)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 
入出力  USB Type-C,NFC,指紋センサー,micro SDカードリーダー,イヤホンジャック
カメラ  イン8MP/アウト12MP(Sony IMX363)+5MP
バッテリー  3,200mAh QC3.0対応
サイズ 154×73.6×13.98mm
重量  243g

OSは一世代前のAndroid 9.0、CPUにSnapdragon 835を搭載しています。現行のSnapdragon 865と比較すると三世代前のハイエンドCPUですが、キーボード付きスマートフォンとしての特性を考慮して、ゲームではなく文書メインの作業をするのであれば必要十分以上のスペックだと思います。個人的にSnapdragon 835搭載の端末を日常的に使用していますが、発熱もなく、かなり安定しているCPUだと感じています。

RAMは6GB、ストレージは128GBです。調べながらの文書作成など、マルチタスクで作業する用途も想定されますが、6GBのRAMを搭載しているなら快適に作業できると思います。

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ディスプレイにはFull HD+の有機ELを採用しています。キーボード付きの競合端末だと、Cosmo CommunicatorやGemini PDAと同じアスペクト比18:9の画面ですが、この画像のように横画面で複数のアプリケーションを起動して作業する場合、単純にそれぞれの表示面積が広くなるので、使いやすそうです。

SIMは2枚挿しが可能であり、DSDS(同時待ち受け)にも対応していますが、片方はmicro SDカードスロットとの排他仕様となっています。

カメラはイン側が8MP、アウト側が16MPと5MPのデュアル構成となっています。画素数やレンズ数的にはそこまで派手な構成ではありませんが、メインのカメラにGoogleのPixel 4などでも採用されたSonyのIMX363を搭載しており、写真のクオリティにも期待が持てます。

サイズのほう、Cosmo Communicatorと比較してみます。

F(x)tec Pro1: 154 × 73.6 × 13.98 mm / 243 g
Cosmo Communicator: 171.4 × 79.3 × 16 mm / 326 g

このように結構な差があります。後述しますが、このような差が生じる理由も割とはっきりしています。

2.筐体


前面は現在のトレンドに近いベゼルレスのエッジディスプレイとなっています。上部にカメラやイヤースピーカーなどを搭載しており、ノッチはありません。

F(x)tec Pro1
スライド式のqwertyキーボードを搭載しています。クラムシェル型の筐体を搭載している端末と比較すると、キーボードを収納すれば、普通のスマートフォンとして使用することができるので利便性は高いと思います。キーボードには暗所での視認性を高めるバックライトLEDが搭載されているほか、キー長押しで好みのアプリを起動できる機能も搭載されています。

Cosmo Communicator
これはクラムシェル型の筐体のCosmo Communicatorです。上に記載したとおり、サイズはF(x)tec Pro1のほうが小さいのですが、Cosmo Communicatorのサイズが大きいのには理由があります。画像を見てすぐに分かるように、キーピッチは明らかにCosmo Communicatorのほうが広く、キーストロークも深いです。だからこそCosmo Communicatorやその前身期のGemini PDAが人気となった、と言えるかもしれません。スマホとしての利便性はF(x)tec Pro1のほうが上だと思いますが、キーボード入力を考慮するとクラムシェル型の筐体にも分があると言えます。


各部名称です。リンクスによれば「キーボード収納時も便利な各種機能を搭載」とあり、この点もクラムシェル型の製品とはコンセプトの違いを感じます。

3.価格など

f(x)tec Pro1は日本の代理店である、リンクスインターナショナルが取り扱っており、各家電量販店やAmazonにて、2020年7月11日より販売されています。国内向けに販売されている端末ですので、技適にも対応しています。

7月13日現在、Amazonでの価格は98,890円(税込み)です。スマホとしてのスペックから見ると高価に見えますが、特殊な特徴を持った端末ですので、この点はやむを得ないでしょう。ちなみにCosmo CommunicatorのAmazonでの価格も96,800円(税込み、出品者はリンクス)と、いい勝負です。このジャンルの製品はニーズのある人にとっては非常に魅力的かと思いますが、クラムシェル型、スライド型それぞれに特徴があると思いますので、購入の際はよく比較検討したいところです。

4.関連リンク

F(x)tec Pro1:Amazon
F(x)tec Pro1:リンクスインターナショナル公式
F(x)tec Pro1:メーカー公式

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コメント

  1. 匿名 より:

    構想してた当時は高いスペックだったのだろうけど開発に手間取っていたらこうなったという印象

  2. 匿名 より:

    キーボード付きという特殊性を考慮したって5万円台までのスペックですよね…
    両親指でポチポチするしかなさそうなサイズで、がっつり文章入力ができるとも思えないですし