DOOGEEがスマートフォン「Fire 6 Power」を発売しました。この製品は昨年11月に記事にした「Fire 6」とはスペック違いです。Fireシリーズは搭載SoCがUNISOC T606ながら、Fire 6ではサーマルカメラを、このFire 6 Powerでは大容量バッテリーを搭載するガチ系のタフネススマホと言えますね。
Fire 6についてはこちらの記事をご残照下さい。
1.スペック表
DOOGEE Fire 6 Power | |
OS | Android 14 |
CPU | UNISOC T606 |
RAM | 8GB(RAM拡張機能により最大20GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.56インチ(1,612 × 720)90Hz |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/25/26/28a/28b/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン8MP/アウト50MP + 2MP |
バッテリー | 15,500 mAh |
サイズ | 174.1 x 81.2 x 20.7 mm |
重量 | 不明 |
2.製品の特徴
OSはAndroid 14でSoCはUNISOC T606です。T606は低価格帯の中国タブレットに搭載例が多く、Antutuスコアは約25万点と、スマホ用としてはエントリークラスの性能です。RAMは8GBで拡張機能により最大20GBとして使え、ストレージは256GBです。
こちらが外観。前面ノッチはパンチホールでディスプレイサイズは6.56インチ、解像度はHD+(1,612 × 720)と低めです。タフネススマホは上位クラスのもの以外はディスプレイ解像度がちょっと低めなんですよね。ただし、リフレッシュレートは90Hzとちょっと高速です。
背面は地味…というわけではありませんがタフネススマホの割におとなしめで、レザー調(PUレザー張り、もしくはプラスティックにレザーっぽい加工をしたもの)です。筐体色はMountains GreenとInk Blackの2色、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
カメラは前面が8MP、背面が50MP(メイン)+ 2MP(マクロ)という構成です。ここ最近のDOOGEE製品はmorphoのアルゴリズムを使用したカメラを搭載していることが多いですが、Fire 6 Powerもその例に漏れません。しかし、Fire 6に搭載されているサーマルカメラは非搭載です。
Fire 6 Powerの最大のセールスポイントは15,500 mAhという巨大なバッテリー容量です。33Wの急速充電とリバースチャージにも対応します。
これ、同梱物の一覧なんですけど、リバースチャージを想定した「3-in-1 Reverse Charging Cable」も付属します。端子形状について詳しい説明がありませんでしたが、この記事のトップ画像を確認すると「USB Type-C、Lightning、あとはmicroUSBかな?」と思われます。
それと、先日実機レビューをした「OSCAL PILOT 1」によく似た「上部のLEDライト」があります。この位置に明るいライトがあると、本当に懐中電灯っぽく使えるんですよね。
各部名称です。大容量バッテリーを搭載しているため、筐体の厚さは2センチ越えですし、重量は非開示になっていますがおそらく500 g程度はあると思います。
3.価格など
DOOGEE Fire 6 PowerはAliExpress内のDOOGEE Global Online Storeで販売中で、1月12日現在の価格は169.99ドル(27,391円)です。記事中でも少し触れましたが、大容量バッテリー搭載で上部に明るいライト、ということでOSCAL PILOT 1によく似た製品だと思います。OSCAL PILOT 1についてはウインタブでも実機レビューをしており、かつ価格も安い(1月12日現在127.39ドル・20,528円)ので、デザインのお好みとかメーカーのお好みはあろうかと思いますが、ウインタブ的には「まあOSCAL PILOT 1かな」とは思います。
4.関連リンク
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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