DOOGEEがスマートフォン「V Max S」を発売します。V Maxシリーズはモバイル5G通信に対応し、ディスプレイ解像度やカメラ性能が高く、超巨大なバッテリーを搭載する、DOOGEEのタフネススマホ上位モデルです。既存モデルにV Max Plusがあり、今回ご紹介するV Max SはV Max Plusよりも少しスペックが落とされているものの、独自機能も搭載しています。
1.概要
スペック表
DOOGEE V Max S |
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OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.58インチ(2,408 × 1,080)120Hz |
バンド | 5G:n1/3/7/8/28/38/41/77/78/79 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n/ax、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト108MP+20MP+2MP |
バッテリー | 22,000 mAh |
サイズ | 178.5 × 83.1 × 26.3 mm |
重量 | 536 g |
コメント
OSはAndroid 14です。SoCはDimensity 7050で5G対応の型番ですがAntutuスコアは約58.8万点(出所:Nanoreview)と、5G SoCとしてはそれほど性能は高くありません。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージは256GBです。このあたりは既存モデルV Max Plus(RAM16GB/ストレージ512GB)よりもスペックダウンしています。
ディスプレイは6.58インチで解像度はFHD+、リフレッシュレートも120Hzと高速です。タフネススマホの場合、特にミッドレンジの製品では価格の割にディスプレイ解像度が低めなものが見られますが、DOOGEE製品のディスプレイは悪くないです。ただ、いまどき水滴型ノッチ、というあたりがタフネススマホっぽいです。
カメラはイン側が16MP、アウト側が108MP+ 20MP+2MPです。ここもV Max Plusよりもスペックダウンしています(V Max Plusはイン32MP/アウト200MP+ 20MP + 8MP)。また、アウト側の20MPカメラというのはナイトビジョンカメラではなく、「何に使うのかよくわからない」です(画像に記載されているIMX350というセンサーは現在だとエントリースマホのメインカメラとして使われていますし、77° FOVというのは超広角カメラの視野角ではありません)。
V Maxシリーズと言えば「巨大バッテリー」です。V Max Sもバッテリー容量は22,000 mAhもあり、33Wの急速充電とリバースチャージに対応します。
V Max Sが他のV Maxシリーズと異なるのは「背面のライト」です。最大1,200ルーメンと明るく、輝度調整やSOS点滅などもできます。メーカー側で「Camping Light」と称している通り、アウトドアでは便利に使えると思います。
筐体色はLead Grey(左)とSundial Titanium(右)の2色から選べます。また、この画像の右端に側面を載せましたが、厚みも半端ないですねw この製品の厚さは26.3 mm、重さは536 gです(一般的なスマホの3台分くらいでしょうか…)。
2.価格など
DOOGEE V Max SはAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、5月9日頃に発売記念セールが開催されると思われます。セール価格は不明ですが、この記事執筆時点でスペックの高いV Max Plusが330.47ドル(48,138円)で販売されていますので、(背面ライトはありますけど)V Max Plusよりも高くなるということはないだろう、と予想しています。
DOOGEEのタフネススマホは「いかにも」な外観なので、タフネススマホ好きには「刺さる」と思いますし、スペックの割に価格も低めだと思います。
3.関連リンク
DOOGEE V Max S:DOOGEE Official Store(AliExpress)
ウインタブ

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