タフネススマホでおなじみの中国メーカー「Bleckview」がタフネスではない、普通のスマホ「A100」を発売しました。BleckvewのAシリーズはどちらかというとエントリークラスのものが多いのですが、このA100はそんなに低スペックではありません。セール価格次第では手に入れたくなる製品だと思います。
1.Blackview A100 概要
スペック表
Blackview A100 | |
OS | Doke OS(Android 11) |
CPU | MediaTek Helio P70 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | B1/3/7/8/20 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン8MP/アウト12MP+8MP+深度カメラ |
バッテリー | 6,150 mAh |
サイズ | 166.3 × 77.6 × 8.8 mm |
重量 | 195 g |
コメント
OSはAndroid 11、RAMとストレージは6GB/128GBと十分な容量、そしてディスプレイも6.67インチと大型でFHD+解像度と、ミッドレンジクラスと言っても良さそうな構成です。しかし、CPUがHelio P70なので、正直なところ「ちょっと古い」と感じます。このクラスではXiaomiのRedmiやPOCOでSnapdragon 700番台(5G対応の最新型番も)やMediaTekのDimensityなどを搭載し始めていますので、ここは見劣りする、と言えますし、そのぶん安くないと…、と考えてしまいますね。
また、カメラも「画素数」という点ではイマイチです。もちろんカメラの画質は画素数だけでは決まりませんし、この製品の場合イン側がSamsung製、アウト側がSONY製のセンサーを使っていますので、画質が悪くない可能性もあります。
バッテリーも4,680 mAhと大容量です。中華スマホの場合、概してバッテリー容量が大きく、そのかわり薄さとか重さで少々不利、という傾向がありますが、この製品もそのパターンですね。ただ、どちらかというと「バッテリーがもつ」ほうが歓迎されるような気もします。
2.Blackview A100 概要
前面にパンチホール型カメラがあり、全体的にちょっと角張った印象があります。
メーカー側で「Symmetrical」という表現を使っています。ちょっと判然としないのですが、「上部ベゼルと下部ベゼルの太さが同じ」なのか「四隅の形状が全て同じ」なのか…。そうなると、スピーカーの仕様も気になってしまいますが、残念ながら説明はありませんでした(ということは、普通にモノラルかと)。
指紋センサーの位置は側面、電源ボタンを兼ねています。指紋センサーの構造といい、背面の大きめの文字(ONLY THE BRAVE)といい、最近の中華スマホによく見られるものです。
筐体色はグレーのほか、ピンク、グリーン、ブルーが選べ、割とカラフルです。
3.Blackview A100 概要
Blackview A100は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、6月17日現在の価格は219.99ドル(24,627円)です。この価格はCPUにDimensity 700を搭載する5Gスマホ、POCO M3 Proよりも高くなっています(POCOは6GB/128GB版が199ドル、22,278円)。
CPUとカメラ性能がやや低いことを踏まえると、200ドル以上で購入するというのはちょっと難しいかもしれないですね。全体的には十分使えるスペックだと思いますので、セール価格に期待したいところです。
4.関連リンク
Blackview A100:Banggood