こんにちは、かのあゆです。かつてFREETELブランドを率いていた増田薫さんが新たに立ち上げた「TAKUMI JAPAN株式会社」が、Black Shark Technology社(Xiaomiが出資しています)製最新ハイエンドゲーミングスマートフォン「Black Shark 2」を正規投入することを発表しました。
同端末はすでにグローバルモデルが発売済みですが、今回発表されたモデルは日本国内仕様で、ドコモとソフトバンクのプラチナバンドに対応するほか、技適も取得したものになります。
1.スペック
搭載OSはAndroid 9 Pie。スマートフォンメーカーでもあるXiaomiが出資していることもあり、同社の独自UIであるMIUI 10を採用していると思いきや、それとは別の「JOY UI」と呼ばれる独自UIを採用しています。
ゲーミングスマートフォンらしく、国内で先に投入されているASUSのROG Phone同様仮想バーチャルパッドである「マスタータッチ」機能やゲームプレイ中に端末のパフォーマンスをより向上させる「Shark Space」「Game Dock」「Gamer Studio」などの機能が実装されており、PUBG Mobileなどの重量級3Dゲームを快適にプレイできそうです。
CPUはQualcomm Snapdragon 855です。こちらを搭載した製品はすでにかのあゆがSamsungの「Galaxy S10e」を、natsukiさんがBlack Sharkの出資元でもあるXiaomiの「MI 9」をレビュー済みで、これらの端末でも2019年のAndroid端末としては最強クラスの性能ですが、Black Shark 2の場合、ゲーミングスマートフォンということでより快適にゲームをプレイできるようソフトウェア面・ハードウェア面共にチューニングが行われていることもあり、Antutu BenchmarkのスコアはGalaxy S10eやMI9を上回る395,000点をマークするようです。
3月に先行発表されているグローバル版Black Shark 2ではRAM6GB、RAM8GB、RAM12GBのモデルが存在していますが、今回投入された日本仕様は最上位となるRAM12GBモデルで、ストレージも256GBを搭載しています。
MicroSDカードによるストレージ拡張はサポートされていませんが、256GBあればファイルサイズが巨大になりがちな重量級3Dゲームのインストールにも十分対応可能です。
ディスプレイは6.39インチ、解像度は2,340×1,080でAMOLED(有機EL)の「TrueViewディスプレイ」を搭載しています。こちらもゲーミング用にチューニングが行われており、240Hzのタッチレポートレートと43.5msの反応速度になっていて、入力がシビアなゲームでも最速クラスの入力応答速度を実現します。
カメラはイン20MP、アウト48MP+12MPです。カメラ性能については公式サイトでは特に表記がないため、実際どのようなものなのかは実物を見ないとわからないのですが、おそらくアウトカメラに採用されている48MPという画素数のイメージセンサーはXiaomiのMi 9やRedme Note 7、UMIDIGI S3 Proに採用されているものと同じソニー製「IMX586」かと思われます。
メーカーによるソフトウェアのチューニングによっても実際に撮れる写真の画質は変わってくるので一概には言えないのですが、この辺に関しても期待はできそうです。バッテリーは4,000mAhでQualcomm QuickCharge 4.0/USB PDによる急速充電をサポートしています。
グローバルモデルではドコモのプラチナバンドであるB19をサポートしていませんでしたが、今回投入されるのは国内仕様モデルということでこちらもしっかりサポート。さらに技適や国内メーカーサポートも受けられるため安心して使っていけます。
2.デザイン
Black Shark 2はゲーミングスマートフォンということもあり、デザインの方向としてはASUS ROG Phoneと似たような印象になっています。前面ディスプレイは今となっては珍しくなってきたノッチ非採用のデザインですが、これはゲームプレイ中にノッチが目立ってしまうのを嫌ってのことかもしれません。
背面も結構派手目なデザインで、外に持ち出すとちょっと目立つかもしれませんが、ゲーミングスマートフォンはこれくらいのデザインが一番それっぽくていいんじゃないでしょうか。
またゲーミングPCにも見られるようなゲーミングライトも搭載しています。カラーは「シャドーブラック」「グローリーブルー」「フローズンシルバー」の3色展開です。
3.まとめ
Black Shark 2国内版は5月後半にTAKUMI JAPAN株式会社の公式ストア「KAZUNA eShop」、及びAmazon.co.jp、大手家電量販店で販売開始される予定で、価格は107,870円(税込)です。また、KAZUNA eShopではすでに先行予約も開始されており、特典としてオプションの専用コントローラーとボディケース(両方で15,000円相当)がプレゼントされるキャンペーンを実施中です。
海外通販サイトで販売されているBlack Shark 2がRAM 6GB/内蔵ストレージ128GBで559.99ドル(約63,579円)にて販売されていることを考えると割高に感じてしまうかもしれませんが、実は国内で投入される最上位構成のモデルになると一気に709.99ドル(約90,828円)となり、実は大差ない価格帯になっていたりします。
グローバル版は前述の通り国内利用を前提にしていないバンド仕様になっていることやサポート面の不安もないわけではなく、またその強烈なスペックを考えると国内版は妥当な値段だと思います。さらに先行特典とはいえ、今予約すると別売のゲームコントローラーと専用ケースまでついてくるため、国内版のお買い得感はさらに大きくなっていると思います。
ASUS ROG Phone同様、それ専用にバリバリチューニングが行われたソフトウェアに2019年最強クラスのハードウェアで、国内ではまだまだ馴染みのないゲーミングスマートフォンというジャンルの製品ながら、普通にスマートフォンとしてみても長く使える一台になってくれるはずです。
4.関連リンク
Black Shark 2 国内正規版 : KAZUNA JAPAN
コメント
スマートフォンなのに液冷機構を搭載した中々ぶっ飛んだスペックのBlack Shark 2が国内で販売されることがあるとは思いもしませんでした。
しかし200gを上回る重量となると普段使いには向かない気が・・・
bandが国内対応して技適と保証付いて+1.7万円なら妥当な気がする。
ただ質問したいのがこれを使わないとサクサクゲーム出来ないAndroidアプリがあるの?