AYANEOのAndroid搭載ゲーミングコンソール「AYANEO Pocket AIR」がkibidangoとGREENFUNDINGでもクラウドファンディング開始です。外観というか筐体はWindows搭載ゲーミングUMPCのAYANEO AIRと共通点が多いですが、搭載OSがAndroidに変更され、当然SoCも異なり、また価格もWindows機よりも購入しやすいものになっています。
なお、この記事では日本仕様のスペックとクラウドファンディング価格を中心にご紹介します。製品概要についてはこちらの記事をご参照ください。
AYANEO Pocket AIR - AYANEOシリーズ初のAndroid搭載ゲームコンソール!日本国内での発売にも期待
1.製品概要
スペック表
AYANEO Pocket AIR | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Dimensity 1200 |
RAM | 8GB/12GB(LPDDR5) |
ストレージ | 256GB/512GB(UFS3.1) |
ディスプレイ | 5.5インチ AMOLED(1,920 × 1,080)タッチ |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/26/28/34/38/39/30/41 |
SIM | Nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | Wi-Fi6/Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | 7,350 mAh |
サイズ | 224 x 89.5 x 17 mm |
重量 | 380 g |
コメント
クラウドファンディングのページにはスペックの詳細が掲載されておらず、ここで掲載しているスペック表は公式サイトにあったスペック表で内容を補完しています。そのため、一部日本仕様と異なっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
SoCはDimensity 1200です。Antutu Ver.10のスコアは76万点弱(出所:Nanoreview)と、Snapdragon 8シリーズよりも低めですが、ほとんどのゲームを快適に動かせる実力はあります。
以前の紹介記事では「不明」としていたRAM/ストレージ容量ですが、日本向けには8GB/256GBと12GB/512GBの2種類がラインナップされます。スマホでよくゲームされる人はストレージが128GBでは全然足りず、256GBでも厳しいという人が少なくないと思いますが、512GBあればとりあえずはOKかと。また、microSDカードも使用可能です。
筐体はAYANEO AIRシリーズとほぼ同サイズで外観もほとんど同じですが、筐体色がちょっとレトロ。この製品はディスプレイが有機ELで100%sRGB/96%Adobe RGB/99%DCI P3と高い色域カバー率となっています。
WindowsのゲーミングUMPCは小さくて軽いとは言ってもディスプレイサイズは7インチ以上、重さは600 g以上あるのが普通ですが、その中でもAYANEO AIRは抜群に小さくて軽いのが魅力でした。ほぼ同一の筐体のAYANEO Pocket AIRでもそのサイズ感は素晴らしく、重さも300 g台に抑えられています。
2.価格など
AYANEO Pocket AIRはkibidangoおよびGREENFUNDINGでクラウドファンディング中で、12月1日午前0時現在で最も安価なプランは62,500円(8GB/256GB)です。kibidango、GREENFUNDINGともまだ目標額には到達していません。
Androidの最新ゲームはタッチ操作で完結する、というかスマホ向けに作られているものが多いと思うので、Windowsのゲームとは少し事情が異なりますよね。なので、この製品にどれだけ大きな需要があるのかは何とも言えませんが、レトロゲーム用の配慮もなされている(振動システムSoundTAPMagicなど)ので、エミュレーターを使ってレトロゲームを楽しんでいる人にもいいかもしれません。
3.関連リンク
AYANEO Pocket AIR:kibidango
AYANEO Pocket AIR:GREENFUNDING