中国メーカーALLDOCUBEのエントリークラス・タブレット「Smile 1」をご紹介します。AliExpressで100ドル以下で購入できる(2022年1月2日現在)というのが魅力で、多分に価格勝負の製品、という感じはありますが、取り回しのしやすい8インチサイズでスペックも新しいものになっています。
1.Smile 1 スペック
スペック表
ALLDOCUBE Smile 1 | |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC T310 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 8インチ(1,200 × 800) |
LTEバンド | FDD: B1/3/5/7/8/20/28A TDD: B38/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 3.8V/4000mAh |
サイズ | 208 × 127 × 9.3 mm |
重量 | 320 g |
コメント
OSはAndroid 11と新しく、CPUにはUNISOC T310を搭載しています。
メーカーによれば、Antutuスコア(おそらくVer.9と思われます)が154,644と、エントリークラスとしてはかなり高めになっています。RAMは3GB、ストレージは32GBと小さいので、ゲーム向きという感じではありませんが、この製品を手軽な情報端末と捉える場合、挙動はごくサクサクしたものになっていると思います。
ディスプレイは8インチで解像度は1,280 × 800と低めです。まあ、100ドル以下で買える製品ですし、ここは仕方ないでしょう。
Smile 1はLTE対応もします。また、Wi-Fi6はさすがに無理ですが、a/ac規格には対応しています。
サイズですが、メーカーの製品情報に誤りがあり、Banggoodにあった製品情報から転記しています。10.1インチタブレットと比較すると当然かなり小ぶりなサイズ感ですから、自宅でも外出先でも便利に使えそうです。
2.Smile 1 筐体
正面から見たところです。ALLDOCUBEはどこかのTeclastと違って、めちゃめちゃ画像を盛る(ベゼル幅が細くなるように画像加工する)ほうではない(ただし、多少は盛る)ので、割と実物に近いんじゃないかと思います。8インチタブレットは本当にサイズ感がいいですよねー。
背面と側面の詳細画像は入手できませんでした。ただ、トップ画像とこの画像を見る限り、背面のカバーは樹脂素材と思われます。また、ポートはUSB Type-Cでイヤホンジャックも装備されています。
3.Smile 1 価格など
ALLDOCUBE Smile 1は中国の通販サイトBanggoodとAliExpress内のALLDOCUBE Official Storeで販売中で、1月2日現在だとAliEpressが安く、99.99ドル(11,867円)で購入ができます。
実は年末にTeclastから日本向けにプレスリリースが出ていて、その内容は8インチタブレット「P85」がAliExpressで販売開始となった、というものでした。Teclast P85も87.99ドル(10,454円)と激安なのですが、CPUのスペックがかなり低く、RAMも2GBということで、ALLDOCUBE Smile 1よりも性能面でかなり見劣りしそうです。
Smile 1の競合になりそうなのは「Blackview Tab 6」ですね。CPUやRAM、ストレージ、そしてディスプレイのスペックが全く同じなので、あとは価格で決める、ということでもいいと思います。
この製品、個人的には低価格な8インチタブレットとして印象は良いのですが、「これでWidevineがL1だったら最高なのに…」とは思います(この製品はおそらくL3です)。最近は中華タブでもWidebineがL1になっているものがちらほら登場していますので、この流れが2022年に加速してもらいたいと思います。
4.関連リンク
ALLDOCUBE Smile 1:ALLDOCUBE Official Store
Alldocube Smile 1:Banggood