ALLDOCUBEが8.4インチのAndroidタブレット「iPlay 50 mini Pro」を発売します。この製品は既存モデルのALLDOCUBE iPlay 50 miniのパワーアップ版で、CPUやRAM、ストレージなどの構成が大きく変更されています。
なお、この製品は既存モデルのALLDOCUBE iPlay 50 miniから筐体が変更されていないと思われます。そのため、この記事では既存モデルからの変更点に絞ってご説明します。筐体等についてはこちらの記事をご参照ください。
ALLDOCUBE iPlay 50 mini - 希少な8.4インチAndroidタブレットが、発売セールで1万円強!低価格ながらもしっかり使えるスペックになっています
1.iPlay 50 mini Pro 概要
スペック表
ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro | |
OS | Android 13 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 8.4インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD:B38/40/41 |
SIM形式 | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 3.8V/5,000mAh |
サイズ | 202.7×126×7.5mm |
重量 | 306 g |
既存モデルからの主な変更点
・CPU:UNISOC T606 → Helio G99
・RAM:4GB(拡張後12GB)→ 8GB(拡張後16GB)
・ストレージ:64GB → 256GB
・アウトカメラ:5MP → 13MP
・バッテリー:4,000 mAh → 5,000 mAh
コメント
上に既存モデルからの主要な変更点を記載しましたが、はっきり言って「別物」になった感があります。
OSはAndroid 13で、既存モデルから変更されていません。この記事に先立ち「Android 13の大画面デバイス向け新機能」に関する記事を掲載していますが、この画像およびAliExpress製品ページの画像を見る限り、Android 13の大画面デバイス向けの目玉機能であるタスクバーは表示されておらず、またメーカー側である程度UIをカスタマイズしているようなので、Android 12からどのくらい変わったのか、ということについては何とも言えません。
CPUは一気に性能アップしましたね。既存モデルのUNISOC T606はAntutu Ver.9のスコアが20万点台前半、Helio G99は30万点台半ばから後半くらいのスコアです。Helio G99搭載であればグラフィック品質を落とす前提なら相当数のゲームが楽しめると思います。
CPUの変更に伴い、RAMとストレージ容量も倍増(RAM)・4倍増(ストレージ)となりました。実用性や使用感にもたらすであろう影響については言うまでもないと思います。
ディスプレイは既存モデルと同じ仕様です。ただし、既存モデルではWidevine L1と明記されていましたが、iPlay 50 mini Proではその記載がありません。…ということはL3だと思います。よって、動画サブスクで高画質視聴はできないものと考えておくほうが安全です。
直近で実機レビューをしたHelio G99搭載タブレット、Teclast T50 Pro・Blackview Active 8 ProのいずれもWidevineはL3でした。どちらもメーカーにとって最上位のタブレットですし、Teclast・Blackviewとも直近のニューモデルにはWidevine L1の製品があります。私の勝手な推測ではありますが、CPUの型番変更がWidevineの認証に影響しているのではないか、と思われます。
Widevineの認証プロセスについてウインタブは情報を持っていませんが、某メーカーから、とある新製品について「予算がないのでWidevine L1にはできない」という趣旨の話を聞いたことがありまして、「要はそういうことなんだろう」と理解しています。…この話はこのへんで…。
あとはカメラですね。アウト側が5MPから13MPに画素数アップしています。この製品はタブレットとしては小ぶりで持ち運びもしやすいので、写真撮影の機会も少し増えるかもしれないですね。
なお、筐体サイズは既存モデルと全く同じ、重量が既存モデルの292 gから306 gに変更されています。少し重くなりましたけど、体感差はほとんどないでしょう。
2.iPlay 50 mini Pro 価格など
ALLDOCUBE iPlay 50 mini ProはAliExpress内のALLDOCUBE Official Storeに製品ページがあり、発売日や価格についてはまだ開示されていません。既存モデルのiPlay 50 miniが発売記念セール時に109.99ドルだったことから、おそらく150ドル前後(2万円強)くらいで発売されるのではないか、と予想します。
残念なのは「おそらくWidevineはL3」という点で、それ以外はどこをとっても既存モデルよりもワンランクもツーランクも上のシステム構成になっていると思います。
3.関連リンク
[PR]ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro:ALLDOCUBE Official Store(AliExpress)
コメント
小さいと嬉しい
6万円なら買わないかな
実売期にはたぶんもっと安く買えるはず。私の勝手な推測だと3万円以下にはなると思います。
24184円で販売されていました
カートに入れると2500円引きされて21684円になるようです
ペイパル決済で更に少し安くなるようです
Proも大人気になりそうですよね
発売日に購入しまして配送中です
買いました。
ディスプレイの設定に「指を離してスリープ状態から復帰」の項目があるので
本体を持ち上げる(傾ける)とONが出来ますね。
カバー付きのセットで16000円台半ばで購入したのが届きました。
予想通りWidevineはL3でした。(アマプラもHD不可)
セットで購入した純正カバーの背面がカメラよりも低く、詰めの甘いALLDOCUBEは相変わらずだなと再認識しました。
自分もカバー付きを19000円ほどで買ったので2500円安いのに驚きました
確かにカメラ部分を守れていませんね(笑)
この製品購入された方がかなり多そう。私は買ってないんですが、動画サブスク優先かゲームなどの高負荷処理優先か、悩んでしまうところ。読者の方々はやはりCPU型番を重視されるみたいですね。しかし8インチでHelio G99でこのお値段というのはすごい。