こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先程acerの14インチ 2 in 1「Spin 7」の紹介記事を書いたところなのですが、acerは同時に「Swift 7」と「Swift 5」という、2つのクラムシェルノートの日本発売も発表しました。この2機種、同じ「Swift」という製品名なのですが、単純に「7が上位で5がその劣化版」とは言えません。筺体構造もシステム構成もかなり異なります。なので、ウインタブでは別々に紹介記事を書きたいと思います。まずは「7」のほうから。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i5-7Y54
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB SSD
ディスプレイ: 13.3インチFHD(1,920 × 1,080)
入出力: USB Type-C × 2、オーディオジャック
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
バッテリー稼働時間: 9時間
サイズ: 324.6 × 229.6 × 9.98 mm / 重量 1,125 g
この製品のCPUはKabylake世代のCore i5ですが、Skylake世代のCore mの流れを汲むものであり、Core i5-7200Uとは異なります。処理性能はCore i5-7200Uよりも若干劣ると思いますが、そのかわりファンレス構造になっています。
RAMは8GBで固定(増設不可)、ストレージは256GBとなっており、ビジネスマシンとしては十分な性能になると思います。また、Spin 7と同様、入出力ポートの数は非常に少なく、USB 3.1 Gen1 Type-Cが2つのみです。そのため、映像出力やUSB機器をたくさん接続するような場合は多機能ハブ(ドッキングステーション)が必要になるでしょう。
バッテリー稼働時間は公称値で9時間ということですが、これって実際の利用シーンだと結構ブレが大きくなってしまうので、ちょっと微妙な感じがします。もちろん公称値通りであれば文句ないんですが、どうでしょうか?
そして、この製品の最大の特徴は13.3インチのクラムシェルノートでありながら厚さ1センチを切る、超薄型筺体であることです。また、重量も1,125 gと、最軽量とは言えないまでも十分すぎるくらい軽量ですね!
2.筺体
アルミ製の筺体は非常に美しいですね。「黒金」のカラーリングといい、超薄型筺体といい、「HP Spectre 13」を思い出します。Spectreも黒金カラーで新発売時に最薄部10.4 mmということで「世界最薄」を謳ってましたが、Swift 7はそれよりもさらに薄いです。
Spin 7のスペック表と比較してみたのですが、Swift 7とSpin 7はタテ・ヨコが全くの同寸です。しかし、Swift 7は13.3インチ、Spin 7は14インチなんですよね。このことはベゼル幅を比較してみるとピンときます。Swift 7もご覧のように非常にスタイリッシュですが、ベゼル幅はSpin 7よりもかなり太いんです。
天板はブラックでキーボード面がゴールド、という配色になっているので、Spectreとはちょっと異なりますが、イメージがかなり近いです。
側面です。ご覧の通り入出力ポートが非常に少ないですね。端子の形状をUSB Type-Cとしたことが薄型化を可能にした要因になっている、ということがよくわかります。
キーボードです。上の画像は英語配列になっていますが、日本モデルは日本語配列に変更されます。Spin 7と同様に、タッチパッドが非常に大きくなっていますが、このタッチパッドはメーカーご自慢の高品質(高感度)なもので、ジェスチャ対応もしています。
前面です。やはりこの製品を一番よく語ってくれるアングルはここかな、と思います。これだけ薄いと乱暴にバッグに放り込んだら「折れちゃう!」なんて心配になりますよねw でもアルミ筐体ですし、耐久性は問題ないでしょう。
3.価格など
acer Swift 7は2月16日の発売予定ですが、ビックカメラなどでは予約注文を受付中で、ビックカメラでの価格は税込み194,173円(ポイント10%つき)となっています。Spin 7よりは若干割安ですね。この製品も標準でOffice Home & Business Premiumが付属するのですが、HP Spectre 13と比較すると、やはり若干割高感があります。製品コンセプトが良く似ているため、どうしても比較したくなるんですよね。
Swift 7とSwift 5だと、どう考えてもSwift 7のほうが高級な響きがありますし、実際価格もSwift 7のほうがずっと高額なのですが、Swift 7のほうは薄型にすることに多大な努力をした結果、ビジネス用というよりはプライベート用っぽい性格を持っているような気がします。また、Spin 7の方もSwift 7と同じ匂いがする、というか、やはりスタイリッシュに、軽量に仕上げることに重点が置かれた製品なのかもしれません。
4.関連リンク
Swift 7:acer公式サイト 製品紹介
Acer Swift 7 シェールブラック:ビックカメラ