サンワサプライが小型ワイヤレストラックボール2機種を発売しました。USB無線接続タイプが「400-MAWTB180」。Bluetooth接続タイプが「400-MABTTB181」で、接続方式以外は2機種ほぼ共通です。メーカーによれば「初心者や手の小さい方にも使いやすい」とのことで、初めてトラックボールを試してみる、という人にも良さそうな製品です。
なお、この記事ではUSB無線タイプの400-MAWTB180の製品画像を使ってご説明します。
まずは本体の展開図から。見たところ、よくあるトラックボールに見えますが…
形状やボタン配置を一般的なマウスにできるだけ近づけた筐体になっています。
私の認識では、トラックボールというのは中・大型サイズのものが多いです。しかし、この製品は一般的なトラックボールよりもかなり小型のサイズになっています。
参考までに私の手持ちのトラックボールの画像を掲載します。ELECOM M-XT3DRBKという製品なのですが、やはりサイズは大型で、側面のボタン配置なども400-MAWTB180とは異なっています。
トラックボールを使ったことがない、という人のために補足説明しますと、トラックボールというのはマウスのように「動きません」。マウスの場合、本体を動かすことによってカーソルを移動させますが、トラックボールは親指のところにあるボールを動かすことによってカーソルを移動させます。なので、マウスだと「(本体の)滑りがいい」構造になっている必要がありますが、トラックボールの場合は「(本体が)動いてはダメ」ということになります。
このような構造のため、一般的なマウスだと使いにくい場面でも利用できます。
400-MAWTB180のサイズ感です。やはりトラックボールとしてはかなり小ぶりです。
個人的に、そう、あくまで個人的に、ですが、「トラックボールはかぶせ持ち」だと思っていました。しかし、メーカーの製品ページによれば、この製品は小型サイズなので「つまみ持ち」もできる、とのことです。
ポインティングデバイスとしての基本機能もしっかりしています。まず解像度(カウント)は400DPIから1600DPIの範囲で4段階に調整が可能です。ちなみに私は手持ちのマウスで1,200DPI前後に設定することが多いのですが、400から1600DPIということであれば一般的にはほとんどの人が快適に使えると思います。
それと、この製品は「静音」です。ここも結構重要なポイントになりますね。また、上にも書きましたが、トラックボールは「動かれると困る」ものなので、滑り止めもしっかりついています。
スペック表です。上がUSB無線タイプ、下がBluetoothタイプで、機能面はほぼ同じ、電池駆動時間(この製品は単4乾電池1本を使います)が少し異なり、USB無線タイプのほうが少し長持ちです。
サンワサプライ 小型ワイヤレストラックボール 400-MAWTB180(USB無線)/ 400-MABTTB181はサンワダイレクト、Amazon、楽天、PayPayモールで販売中で、2月5日現在の価格はUSB無線タイプが税込み5,480円、Bluetoothタイプが税込み5,980円です。
私、相当昔(20年くらい前)には自宅用にトラックボールを愛用していましたが、最近は全く使っていません(上で画像を掲載したELECOM M-XT3DRBKは、私のマウス・コレクションの一つとして室内に置いてあります)。一般的なマウスからの「切り替え」に少し慣れが必要なので、慣れるまでの間に使わなくなってしまうんですよね。しかし、世の中にはトラックボールを愛用している人も多いですし、クリエイターでもトラックボールユーザーが少なくありません。まだトラックボールを試したことがない、という人はこの機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
関連リンク
400-MAWTB180BK(USB無線):サンワダイレクト
400-MABTTB181BK(Bluetooth):サンワダイレクト
400-MAWTB180BK/400-MABTTB181BK:Amazon
400-MAWTB180BK(USB無線):PayPayモール
400-MABTTB181BK(Bluetooth):PayPayモール
400-MAWTB180(USB無線):楽天
400-MABTTB181(Bluetooth):楽天