タブレットを買うときに「外付けキーボードとかマウスは使うまい」と思いました。WindowsタブレットにせよiPadにせよAndroidタブにせよ、単体で操作を完結させるのが「美しい」などという考えもありましたし、そもそも常に外付けキーボードやマウスを一緒に持ち歩く必要があって、例えば客先で「ちょっとすいません」などと言いながらバッグの中をゴソゴソと漁って折りたたみ式のキーボードにマウスを取り出して電源を入れ、タブレットのスタンドを置いて、そんなときに限ってBluetoothのペアリングがうまくいかずにお客さんに待ってもらって・・・・なんてことをするくらいなら最初からノートパソコンを買うべきですよね。
Nexus7を買ったときにはキーボードの必要性を一切感じなかったのですが、Windowsタブを買ってからというもの、どうしてもキーボードにつなぎたくなりました。決してWindowsタブのタッチ・インターフェースが悪いということではなくて、モダンUIからデスクトップ画面に移ったときのたたずまいが「あまりにもパソコン」だったからです。それにMicrosoft Officeも入ってますから、たまにはガッツリ「入力」をしてみたくなるのも人情かな、と。
それで、キーボードを買ってみることにしたのですが、どんなタイプにするかかなり悩みました。
1.タブレットの存在意義を否定することになるので、常にキーボードを携帯することはしない。
2.ExcelやPowerPointを使う場面すなわち仕事に持ち出すときのみ使用
4.ブログの下書きとか、短時間であってもガッツリ書きたいときに使用
3.たまの気分転換に使ってみたい
という用途を前提にすると、私の場合キーボードを携帯して外出「しなければならない」のは週に1回もないと思います。しかし、気分転換がてらに長文を打ち込みたくなったり、仕事の合間にブログをまとめて書いたり、ということまで含めれば、もうちょっとキーボードの使用頻度は高くなります。
自分の利用環境と好みの問題から、こんなことを条件にしてみました。
1.基本的な機能である「打ちやすさ」は必須
2.想定される使用頻度から、携帯性は多少目をつぶってもよい。でも携帯できないというのは困る
3.キーボードを使う以上、集中して作業したいので、個人的に安定性がイマイチと思っているBluetoothは不可
4.折り畳み式とか組み立て式とかシリコン巻き取り式とかは打ちにくい上に動作が増えるので不可
そうするとほとんどの候補が消えてしまうんですよ。それで残ったのがこれ。ELECOMのTK-FCP066BK。このシリーズにはBluetooth版もあり、価格差も1000円程度だったんですが、あえて有線式です。携帯性を犠牲にしているだけあって、タブレット用キーボードとしては大きくて重いのですが、安定性は抜群ですし、タブレットを差す溝があるのでスタンドの組み立てみたいな面倒さは一切ありません。私の考えた条件をすべて満たしています。
使用してみてのレビューはこの先何回かに分けて書いていきますが、ちょっと使ってみた感じは「これって完全に普通のノートパソコンだよね!」ってことです。
つづく・・・