ノートPCやUMPC、ミニPCなどのお供に便利なドッキングステーション。言い換えると「セルフパワー(動かすために電源が必要)の大型ハブ」ですが、テレワークが(うれしくない理由で)普及した昨今、一台持っておきたい周辺機器と言えます。私は自宅で中華のミニPCを使っていますが、一緒に「Plugable UD-3900」という、5年ほど前にサンプル提供していただいたドッキングステーションも使っています。PCに様々な機器を接続するための道具なので、日頃あまりありがたみを感じることもなく、「空気のような存在」になっていますが、おかげで不便を感じたことはありません。繋げなくて困るのはSDカードくらいですが、SDカードリーダーはPC本体にありますので問題なしです。
今回紹介するのはGREENFUNDINGでクラウドファンディング中のドッキングステーション「IZELLBOX-15」です。最新モデルなので独自の機能も盛り込まれていますし、価格(4月19日現在)が非常に安いと感じます。
この製品は合計で15ものポートがありますが、まずは前面から。こちらには使用頻度(抜き挿しの頻度)が高そうなUSBポートが3つとイヤホンジャックがあります。
こちらが背面。ご覧のように非常に多くのポートがあります。特にHDMIが3つとD-subが1つ、合計で4つの映像出力ポートがあり、ちょっと驚いてしまいますよね?それと、なぜか「ホスト接続用のUSB Type-C」が2つあります。
この製品、ちょっと変わっていて、上の2つ(Type-CとHDMI)が「B入力」、それ以外が「A入力」となっています。つまり、B入力のほうに1台のPCを接続して外部映像出力ができ、A入力のほうにも1台のPCを接続して3つのディスプレイに映像出力ができます。なので、1台のPCで4つの外部ディスプレイに出力することはできません(というか、オンライン・トレーディングをする以外には必要ないと思います)。
また、「A入力」のほうにはUSB PD3.0でデバイスを充電できるポートもありますので、PCやスマホを充電しながら使うことも可能です。
サイズは12 × 7.1 × 6.2 cmという説明がありましたが、重量については開示されていませんでした。しかし、バッテリーを内蔵しているわけではないので非常に重い(1キロ以上)ということはないと思います。さすがにそのへんのハブよりはずっと大きいですが、デスクに置いても邪魔になることはないでしょう。
IZELLBOX-15はGREENFUNDINGでクラウドファンディング中(4月末まで)で、4月19日現在の最安の支援額(価格)は11,800円、予定されている配送時期は6月です。なお、クラウドファンディングはすでに目標を達成済みです。また、この製品をフルに使うためにはホスト側のPCに映像出力に対応するUSB Type-Cポートがついている必要があります。
私個人としては、2台のPCを同時接続して4つのディスプレイに出力するニーズはありません。しかし、そのメリットを無視しても、多くの周辺機器を苦もなく接続できるこの製品は魅力的に感じられますし、価格も非常に安いと思います。ドッキングステーションはAmazonあたりで検索しても非常に多くの製品があり、機能と価格もピンキリですが、この製品の機能性を考えると2万円くらいしてもおかしくないかな、って思いますね。
配送が6月と、少し先になりますが、ノートPCやUMPCをデスクトップマシンに早変わりさせてくれるドッキングステーション、持っておくと便利です。
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