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HUAWEI FreeBuds 3 レビュー - オープン型だからと侮ることなかれ!ANC搭載のオープン(イントラコンカ)型イヤホン(実機レビュー)

アイキャッチ
こんにちは、ゆないとです。今回はノイズキャンセリング機能搭載の左右独立型イヤホン「Huawei Freebuds3」のレビューをお届けします。最近の自宅でのエンタメはPixel Slateを使用しています。しかし、家族もいるためPixel Slateの高音質で迫力あるスピーカーを楽しむことができません。そのため基本的にはイヤホンを使用しています。また、自室からリビングまで、部屋の中をちょっと移動したりするので有線のものは気軽さがあるとは言えません。

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そこで、左右独立型イヤホンを使用しようと考え、「Sabbat X12 Pro」という最近増えてきたQualcommのSoCを搭載した左右独立型イヤホンを購入して使っていました。この製品を選んだ理由は、前述の通り家族がいるためカナル型のイヤホンだと、急に話しかけられた際にすぐに気がつくことができない、また、自宅のような外よりも騒音が少ない環境でのカナル型は非常に圧迫を感じる、というものです。そこで、オープン型(イントラコンカ型)のイヤホンを探したところ、該当したのがこの製品でした。

購入当初はあまり問題にならなかったのですが、Chromebookがアップデートされていく間にBluetoothの相性がよろしくなくなってきたのか、急に接続が切れる、次の接続時に音量が爆音になる、ボリュームを下げても全く反映されないなどの不具合が発生しました。リセットやChromebook側のBluetooth設定を変更しても改善されません。他のBluetoothイヤホンだとそんなことはないため、おそらく、QualcommのSoCであるQCCシリーズとの相性が良くないのかもしれないと考え、新たにイヤホンを探すことに決め、見つかったのが今回レビューするこの製品です。

1. スペック

スペック表
このイヤホンは、Huawei製品ということでSoCに「Kirin A1」という同社のウェアラブル製品(例えば、Huawei Watch GT2シリーズ)に最近よく採用されているチップを搭載しています。そのため、同社のスマートフォンとの連携に優れていますが、その他のスマートフォンでもペアリングして使用可能です。Bluetoothのバージョンは”5.1”で、5.0よりも通信距離や消費電力に優れています。

ドライバーには14mmのダイナミックドライバーを搭載していて、小さな筐体ながら迫力あるサウンドが期待できそうです。

再生時間は、フル充電の状態で約4時間。ケースでの充電を含めると約20時間動作可能になっています。また、バッテリー容量はイヤホンで30mAh、ケースで410mAhとなっており、どちらも約1時間でフルとなるようです。

ケースの充電はUSB Type-Cポートで行います。また、この製品はQi規格のワイヤレスチャージが可能です。有線よりもW数は落ちますが、元の容量が大きいわけではないのでそう時間はかからないと思います。(今回のレビューではワイヤレス充電環境が無いため充電時間など記載しておりません。ご了承ください。)

重量はイヤホン単体で約4.5g、ケースは約48gです。合わせても50gと少しと、持ち運ぶのに重さは全く気にならないでしょう。

2. 外観

付属品
まずは付属品。クイックスタートガイドや保証書などの説明書類、USB Type-Cケーブルが付属していました。

フロント側
今回購入したのはブラック。この他にホワイトとレッドがラインナップされています。ブラックは非常に光沢感があって、周囲のものが映り込みます。また、非常に指紋が目立ちますので、これらが気になる方は、ホワイトやレッドを選択することをおすすめします。どちらも整ったカラーで、個人的にはレッドを選択しておけばよかったと少し後悔していたりします。

画像は開く側です。特にロゴなど無くすっきりとしていて、形状は円盤型ですね。ただ、貝殻のように開くのではなく、貝殻を折るように開くタイプです。

リア側
こちらは裏側です。中央にメーカーロゴがあり、ここが支点となって上部の蓋が開きます。この形状だからか、置く際は画像のように地面と接するので、傷が付きやすく、またデザイン的にも傷が目立ちます。一緒に「ケースを保護するケース」を購入することをおすすめします。

ポート
充電ポートは下部に付いています。ポートはシルバーで目視しやすいです。

有線での充電
充電をすると、ポートのすぐ隣のLEDインジケータが白く光ります。充電が完了すると緑色になります。また、イヤホンを収納したとき、ここが赤色になるとケースのバッテリーが残り少なくなっている合図です。

収納されたイヤホン
蓋を開くとイヤホンはこのように収納されています。

イヤホン外観
イヤホンを取り出します。形状はスタンダードな左右独立型イヤホンのようではなく、ハウジングから延びるケーブルを途中で切断したような形状をしています。ノズルの形状はイントラコンカ型、いわゆるオープンとか、インイヤー型と呼ばれている形状です、カナル型ではないのでイヤーチップ不要で快適な装着感を得られます。ノズルにはメッシュのフィルターが付いており、耳垢が奥へ入り込むのを防いでいます。耳に接する部分には、ノイズキャンセリングのためのマイク部分と着脱検知用のセンサーがあります。棒状のパーツ下部のシルバー部分はダクトがあり、通話時の自分のボイスに風のノイズを載せないよう、ここにも搭載されたマイクが風の音を拾うようになっています。

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充電接点
画像だと少しわかりにくいかもしれませんが、棒状パーツとハウジングの付け根部分には、ケースを入れたときに接する部分があり、ここを通して充電をするのでしょう。

ハウジング上部
映り込みがすごいので撮影が非常に大変でしたが、ハウジングの上部にあたるところにも、マイクが搭載されていると思われるベントが設けられています。

イヤホンの充電
ケースに入れての充電時、イヤホンで少し隠れる部分にLEDインジケータがあります。(この画像は後撮りですが、Amazonで購入したケース保護用のケースです。ファブリック調の少し凹凸のある表面で、シリコンタイプが多いジャンルですが非常に良い品質です。埃もつかないのでおすすめ。)

3. 使用感

音質

音質は非常にクリアで、音楽も動画も違和感無く楽しめるものになっている印象です。オープン型なので開放感があり聴き疲れしにくく快適なのが大きなポイントです。こういった部分がオープン型を求める、そして手放せない理由の1つです。

そしてさらなるポイントは、迫力のある低音です。深く沈み込む低音が気持ちよく、音楽ではベースの音の変化をしっかり認識することができますし、アニメ・映画ではオーケストラや効果音などがグッと迫ってくる感じは、エンタメを楽しむのに最適なサウンドクオリティと判断しています。

ANC( アクティブノイズキャンセリング)

このANCは非常に業界でも初の部分でしょう。オープン型なのにノイズキャンセリング機能が搭載されています。通常はカナル型というある程度密閉された状態でのパッシブなノイズキャンセリングに、外部の音をマイクで取り込んでソフトウェア的に逆位相の音を出して打ち消すアクティブなノイズキャンセリングをすることで、音楽に邪魔な音を聞こえないようにするのが一般的なノイズキャンセリングですが、この製品はオープン型であることで、パッシブなノイズキャンセリングができません。そのため、ある程度外部の音が入ってきてしまうため、効果のほどはあまり期待できないと思っていました。しかし、この製品は高いレベルで、上手にノイズキャンセリングをしてくれるところが一番のポイントと言えると使用して感じました。

この製品のANCを簡潔に表現するなら、「音楽の邪魔になる音は消し、妨げない程度の音は一歩外に追いやる」ということでしょう。

音楽を再生していない状態でANCをONにするとそれを感じます。基本的には周囲の音が耳に入ってくるのですが、「一歩外」で減衰されて耳に入ってくるのです。また、音楽を再生した状態でANCをONにした場合、連続する音(乗車時のバスや電車の走行音、風切り音)はほぼ聞こえなくなります。これらの音は、オープン型のイヤホンの場合ほとんど音楽を聴こえなくさせます。あるいは聴こえるようにボリュームを上げないといけなくなります。それをする必要がないほど連続する音は打ち消されるレベルです。その他のアナウンスの音、外を歩いているときの他人のかかとが地面を打つ音、話し声、外を走る車の風切り音は、一歩外で鳴っているような印象なので、安心感もあります。

ノイズキャンセリング調整
ANCはアプリでその効果具合を調整できます。画像のような円の中の青いドットをぐるぐる動かして、ノイズキャンセルを使用者の感覚に合わせて調整します。これは使用者によって微妙に異なり、実際に家族にも試してもらったのですが、自分と位置が異なりました。

以上のことから、オープン型ながら非常に高いレベルでノイズキャンセリングを実現していると思います。ただ、完全な静寂を求める方には向きません。例えば、カナル型の装着感が苦手でオープン型を使用しているユーザで、周囲の音が妨げになって音楽もあまり楽しめていないという方にはベストマッチですね。

通話

通話のクオリティも高いと感じます。風ノイズ低減用のマイクが搭載されているのはもちろん、棒状のパーツ部分には骨伝導センサーも搭載されているため、実際に風がある日の野外で使用しても相手にはほぼノイズが載らない状態で声を届けることができました。エンタメだけではなく外出先でのコミュニケーションでも、快適で隙が無いヘッドセットにもなるという印象です。

その他機能

専用アプリ
専用アプリでは、各設定項目へのアクセスやバッテリー残量を確認できます。実はこの製品唯一の不満点は、バッテリー残量の確認方法にあります。ケース本体にはLEDインジケータが2箇所ありますがどれも1つしか無く、LEDが点灯した秒数で大まかな残量を判断するようになっています。時々使用している別の左右独立型イヤホンの場合、3つのLEDが点灯してひと目で判断できるので、この製品は少し不便に感じます。アプリに接続すれば%表示で見られますが、いちいちアプリを起動するのも面倒です。

ショートカット設定
棒状パーツにはタッチセンサーも付いており、アプリでアクションを変更できます。タッチ感度はあまり高いとは言えず、反応しないこともありますが、しっかりとイヤホンを押さえ同じ場所をタップすると成功する気がします。

4. まとめ

この製品は、各ECサイト等で販売されています。メーカー公式の製品ページのリンクからは、楽天市場、PayPayモール、Amazonへ移動することができます。私が購入したのはAmazonで、2020年4月16日現在、ホワイトカラーが最安値で16,900円で販売されています。PayPayをよく利用する方はPayPayモールだとお得に購入できるかもしれません。

オープン型ながら高クオリティのANC性能を発揮する珍しいイヤホンです。私は自宅での快適なエンタメライフを謳歌するため、この製品を選択しました。似た製品だと、ゲーム周辺機器で有名なRazrのHummerHeadという製品もありましたが、ノイズキャンセリングを搭載しているという点でこちらのほうが優れていると判断して購入をしました。Pixel Slateとの接続も安定していますし、遅延も少なく非常に満足しています。案外、外でも快適に音楽を楽しめるので外へ持ち出すことも多かったです。(直近は在宅勤務で一歩も外に出ていないのですが…)

お供のうちの1つとして強くおすすめする製品です!

5. 関連リンク

HUAWEI FreeBuds 3:HUAWEI公式サイト 製品紹介
HUAWEI FREEBUDS 3:Amazon
HUAWEI FreeBuds 3:ファーウェイPayPayモール店
HUAWEI FreeBuds 3:ファーウェイ 楽天市場店

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コメント

  1. 匿名 より:

    対応コーデックは何でしょうか?