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eMeet C960 ウェブカメラの実機レビュー - 高画質でマイクつき、ドライバー不要で「めんどくさくないWebカメラ」です。低価格なのもいい!

eMeet C960 ウェブカメラ
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2020年はコロナウイルスが世界中で猛威をふるい、私達の活動も大きく変化しました。悪いことを挙げればきりがないというか、余裕で記事一本は書けそうですが、少しだけ以前よりも良くなったかな、と思えることもありました。「テレワーク」ですね。私なんかは古いタイプの人間なので、同僚と顔を合わせて仕事をし、お昼ごはんを一緒に食べに行き、夜は近所の居酒屋で一杯、というのが楽しいですが、長時間の通勤から開放され、その分時間を有効に使える、というメリットは間違いなく大きいです。以前ならWeb会議(ビデオ会議)を提案しようものなら「ぶっとばされる」ような取引先でも、今なら「ぶっとばされずに」Web会議ができているんじゃないか、と思います。

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逆に、いままでPCのWebカメラの性能なんて全く気にしていなかったのに、最近では「Webカメラさまさま」という感じになってきていますよね?

ノートPCの場合、Webカメラのないものは非常にレアです。ここ2年ほど話題になっているUMPC(超小型ノートPC)の一部や、あとは私の知る範囲だとASUSのゲーミングPCの一部にWebカメラのないものがあったはず、と思います。

一方でデスクトップPCは「基本的にWebカメラなんてない」です。私の自宅でのPC環境は「MINISFORUMのミニPC+MSIのモニター」という組み合わせなので、Web会議をするときはノートPCを使っています。2020年、ウインタブでは「メインにノートPCを使っている人も、テレワークをするなら外付けのモニターを使ったほうが快適ですよ」ということを主張してきましたが、Web会議ということになると、ノートPCのWebカメラ頼み、ということになってしまいます。

「めんどくせえなあ」と思っていたら、タイムリーに「Webカメラのレビューをやりませんか?」というお声がけをいただきました。ということで、今回は低価格なWebカメラ「eMeet C960」の実機レビューをお届けします。なお、レビュー機はメーカーのeMeetよりご提供いただきました。eMeetにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

解像度:1080p(1,920 × 1,080)、200万画素
    フレームレート30fps(1,080p)
マイク: 無指向性マイク × 2
フォーカス範囲: 5cm-500cm  
視野角: 90°広角
サイズ: 12.4 x 6.7 x 5.2 cm / 151 g
ケーブル長: 約175 mm

冒頭にも書かせていただきましたが、PCのWebカメラの性能を気にかける人はほとんどいないと思います。ただ、一応見るべきところとして「解像度」というのはありますね。私は各社のPCの紹介記事や実機レビュー記事を頻繁に書いていますが、基本的には「720p」あるいは「92万画素」という表記のものが多いです。あとはこれにIRセンサー(顔認証用)があるかどうか、というところでしょうか。

eMeet C960はほとんどのPCの内蔵Webカメラよりは高解像です。1080p、よく言われる「フルHD」です。後述しますが、確かに手持ちのノートPCのWebカメラよりはワンランク上の画質になっています。

また、外付けのWebカメラを購入する際に注意したいこととして「マイクの有無」というのもあります。ちなみに私のデスクトップPC環境にはマイクがありませんでした。ノートPCの場合はほぼすべてマイクは付いていると思いますけど、デスクトップPC環境の場合はマイク付きのWebカメラにしないと不便です。というか、環境が完成しません。

では、数字だけ見てもよくわからないので、早速実機を確認してみましょう。

2.筐体

eMeet C960 ウェブカメラ
まずは外箱から。ウインタブでは以前eMeetの会議用スピーカーをレビューしたことがありますが、割と事務用品っぽいデザインです。

eMeet C960 ウェブカメラ
同梱物です。本体のほか、ペーパーがいくつか入っていました。画像左から「保証の説明(製品登録の方法が書かれている。この製品は2年間保証です)」「安全の手引き」「取扱説明書(日本語あり)」「フリーギフトの案内(レビュー投稿でプレゼントがもらえる。なお、たまにある、星5つのレビューを誘導するものではありません)」が入っていました。

eMeet C960 ウェブカメラ
本体です。eMeet C960はPCとはUSB有線接続します。無線対応はしません。本体の重量はケーブル込みで151 g(実測値150 g)で、ケーブル長は約175 cmほどありましたので、PCとの接続でケーブルの長さが足りない、ということはないと思います。

この製品は変形します(これからご説明します)。画像に写っている本体の下部は「底面」に該当するのですが、三脚用のネジ穴があるのがわかります。また、レンズの左右にスピーカーのようなものが見えますが、これは「ダミー」です。スピーカーではないし、特に機能はありません。ちなみに、ほぼ同じ外観の上位モデル「eMeet C980pro」というのがありまして、そちらはこの部分がスピーカーになっています。

eMeet C960 ウェブカメラ

eMeet C960 ウェブカメラ
このネジ穴のある部分をパカッと開き、角度調整します。モニターに接続(引っ掛けるだけ)するさいには下の画像のような感じになります。

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eMeet C960 ウェブカメラ
カメラの上部にある2つの穴がマイクです。この製品にはマイクが2つありますが、ステレオマイクではありません。

eMeet C960 ウェブカメラ
手持ちのモニター(27インチ)に取り付けてみました。作業時間は「30秒くらい」ですね。工具は必要なく、PCのUSBポートに接続し、カメラ本体をモニターに引っ掛けて角度を調整してやるだけです。非常に簡単です。

eMeet C960 ウェブカメラ
カメラがオンになると、このようにLEDが青く光ります。ノートPCの世界では「カメラのプライバシー」に気を使った製品が多いですが、この製品の場合はLEDの点灯/非点灯でカメラが動いているかどうかを確認できます。まあ、それでも気になるのなら、カメラを使わないときは取り外してしまうのが安心でしょうね。

また、この画像を見ていただければわかると思いますが、私のモニターでは画面(表示部分)にカメラのパーツは干渉しません。なので、視界が損なわれることはありませんでした。

3.使用感

ドライバーなし

この製品、よくも悪くも「簡単」です。ドライバーがありません。なので、少なくともWindows環境の場合は「つなぐだけ」で使えます。ドライバーがないので、カメラやマイクのテストはWindowsの設定アプリやカメラアプリで行います。よく言えばドライバーがないので、基本うまくいくはず、悪く言えばドライバーがないので画質などの細かい設定ができない、ということになります。ただし、Windowsのカメラアプリで最低限の画質調整はできますけどね。

ノートPCとの比較

ウインタブでも先日ライターの有志でWeb忘年会をやりました。個人的には初の「Web飲み会」だったのですが、楽しいですね!ウインタブのライターは北海道から関西までと、居住地が多岐にわたっていますので、Web飲み会とかWeb会議のメリットは非常に大きいと感じました。

ちなみに、Web飲み会に使ったプラットフォームは「たくのむ」で、無料で使え、最大12人まで参加でき「時間無制限」というメリットがあります。

今回は、この「たくのむ」のスクリーンショットを使って、手持ちのノートPCと画質を比較してみます。例によってモデルのビジュアルが悪いのですが、どうかご容赦下さい。

eMeet C960 ウェブカメラ
まずはASUS ZenBook 14(2019)の画像です。カメラ性能は「92万画素、IRカメラ」です。動画は720pとなります。

私、この数カ月Web会議ではもっぱらZenBookのカメラを使っていたのですが、この画質で特に支障はありませんでした。というか、Web会議、Web飲み会ならこれで十分かと思います。

eMeet C960 ウェブカメラ
次にeMeet C960のカメラです。ZenBookとほぼ同じ距離で撮影していますが、広角になってますね。背景のダンボール(これからレビューすることになっているガジェット)も写り込んでしまっているので気をつけないといけません。ソフマップの壁紙でも使おうかなw

また、画質は明らかにZenBookよりもいいです。輝度の自動補正も効いていて、ダンボールが無駄に目立ってしまっています。ZenBookはHD画質、eMeetはフルHD画質なので当然といえば当然でしょう。まあ、私のビジュアルだと「くっきりしていないほうがいい」かもしれないですけどね。なお、「たくのむ」のほかSkypeでも試してみましたが、Web会議上では画質を調整することはできませんでした。Web会議サービスによるとは思いますが、少なくともたくのむとSkypeに関してはフルHD画質でしか使えないようです。

4.まとめ

eMeet C960はAmazonで販売中で、12月30日現在の価格は税込み2,999円です。また、期間限定かと思われますが、現時点で200円OFFクーポンが製品ページにありましたので、2,799円で購入ができます。

今回は「私自身にニーズがあった(外付けのWebカメラを必要としていた)」というのが大きいと思いますが、レビュー機のことが大変気に入りました。この製品の最大のメリットは「簡単設置でドライバー不要、めんどくさくない」ことだと思います。USBを挿してカメラ本体をモニターに引っ掛けるだけですから、レビュー中にノートPCに繋いでみたり、デスクトップPCにつないでみたりと、気軽に試せました。

記事中にも書かせていただきましたが、Web会議用という前提であれば、Webカメラの画質に強いこだわりがある人はそんなには多くないと思います。その意味ではeMeet C960の品質は文句なしと言えます。というか、Webカメラとしては非常に高品質(高画質、高音質)だと思います。

今回試せなかったのですが、eMeet C960を三脚に固定して、家族全員で田舎のおじいちゃんやおばあちゃんを相手にWeb帰省なんかをしてみたかったですね(おじいちゃんの家にはインターネット回線がない。端末もない)。そういう使い方だとフルHD画質とか広角が生きるように思います。

あと、この画質であれば2021年にはもう少し増やしたいと思っている「実機レビュー動画」の撮影にも使えそうに思います。ただ、その場合ズーム機能が必要かなあ…。そうなると「やっぱドライバーが欲しい」となってしまいますね。ともあれ、この価格でこの画質、このシンプルさは素晴らしいと思います。

5.関連リンク

eMeet C960 ウェブカメラ:Amazon
『eMeet C960』高画質・広画角で色合い鮮やかに撮影可能なウェブカメラ・レビュー:TikGadget(メーカー推奨のレビュー記事)

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