こんにちはtakumiです。ここしばらく記事を書けていなかったのですが、またいくつか寄稿して行きたいと思っておりますのでよろしくお願いします。さて、今回はドスパラが「上海問屋」レーベルで販売しているコンパクトメカニカルキーボード DN-915598をレビューしていきたいと思います。この製品はコンパクトタイプのキーボードですが、ゲーム向けの機能もしっかり入っています。
1.製品概要
製品の写真を見てもらえればお判りいただけるかと思いますが、この製品は日本語配列のキーボードで、一般的なフルキーボードと比較して、Fキーなどが省略されています。(省略されているキーは右下のファクションキーと特定キーの同時押しで機能します)。また、半角/全角切り替えキーが右上の操作キー側にあるので、慣れないうちは変換がうまくいかず苦労するかと思いますが、それ以外は概ね一般的なキーボードと同じです。FPSをプレイする身としては、日本語配列ながらスペースバーの幅を多めにとっているのと、winキー無効機能があるのが好印象です。
キースイッチはGateron製赤軸で、安価なゲーミングデバイスは大抵青軸やメンブレンスイッチなどが採用されますが、よりコアなゲーマーに好まれる赤軸を載せてきたのは攻めたなあ、と思いました(まあ、ビジネスシーンも想定した作りみたいなんで、騒音対策もあるのかもしれません)。ちなみに、CherryMXの赤軸と比較すると若干軽めです。が、そこまで気にするほどのものではないと思います。
また、底面にあるDIPスイッチを操作することで、特定のキーの動作を入れ替えることが出来ます。FPSをプレイするなら、FNキーとwinキーは入れ替えたほうがいいかもしれませんね。
2.外観と使用感
ここからは製品を詳しく見ていきます。
外箱はシンプルな茶箱で、特に印字等はありません。
箱の中身です。キーボード本体と着脱式ケーブル(MiniUSB)、キートップの引き抜き工具がついています。比較的低価格であるにもかかわらず、メンテナンスツールがついているのは個人的に好印象です。
外観はこんな感じです。よく見るとキートップが僅かに凹んでいたりキーが列ごとに浮いていて(ステップ構造、上から4番目の画像)打ちやすくなるよう考慮されているのがわかります。
この製品は使用にあたって、特別なドライバーソフトを必要としておらず、接続するだけですぐに使用することができます。動作が不安定になったり、ゲームプレイ時に不正ツール防止ソフトに引っかかることがないので、うれしい人にはうれしい仕様でしょう。
サイズは縦104 × 横337 × 厚み37(mm)となっています。通常サイズのキーボードと比較しておおよそ2~3割スペースが削減されているので、その分マウス可動域を広く取ることが出来ます。
(汚くてスミマセン)私が普段使いしているキーボード「SteelSeries Apex 300」と比較してみました。Apexは大きめのキーボードではあるのですが、それでも本キーボードがいかにコンパクトであるかが伝わるかと思います。
別のサイズ参考画像として、「Mionix Desk Pad」を下に引いてみました。これだけのスペースが取れれば、マウス操作で苦労することはそうそうないんじゃないでしょうか。
バックライトは青色単色で、輝度や色の深さが調整できます。一応ゲーミング製品でもあるので、派手さでは見劣りしますが、どちらかというとビジネスユースを意識した装備と考えるほうが妥当でしょうね。もちろんバックライトをOFFにすることも出来ます。
キーボードを持ち運ぶ上で、ケーブルが着脱式になっているかというのは結構重要な部分で、これがあるだけでケーブルの断線リスクがかなり低くなります。利便性では無線タイプにはかないませんが、ゲーミングユースであることを考えると、送信レイテンシなどのリスクを考えなくていいですね。
同時押しのテストとして、「Keyborad Ghosting Demonstration」でキーの認識チェックを行いました。画像キャプチャの関係上、あまりキーを押せていなかったので、実際はもっとキーの認識数は多いです。大抵のNキーロールオーバー製品って、10キー20キー同時押しの「実質全押し対応」とかになってるんですが、この製品はホントに全部押せるんじゃないかってくらい認識してます。恐れ入った。
撮影ミスで縦向きになってしまいました。ごめんなさい。打鍵音はこんな感じですね。参考としてCherry MX 赤軸を搭載したキーボード「Mionix Wei」と一緒に打鍵してみました。音も感触も個人的には相違無いな、と感じます。まあ、Cherryはブランド力がありますから、安心感があるのは間違いないでしょうね。
使用感は基本的には一般キーボードと大差ないですが、FNキー仕様に慣れが必要であること、全角半角キーが右上にあることがネックになってくるかなと思います。特にF1、F2などのキーは性質上、Altキーなどのキーとの併用が出来ないので、よく使用するという人は要注意です。
3.まとめ
ドスパラ上海問屋 コンパクトメカニカルキーボード DN-915598はドスパラ公式通販 上海問屋コーナーにて4,780円(税込み5,162円)で販売されています。通常のキーボードからの移行は多少コツがいりますが、慣れればビジネスシーンでもゲーミングシーンでも満足して使える一品だと思います。この価格帯でありながら、着脱式ケーブルとキートップ外し工具が付属しているのも大きな点で、長く大事に使っていけそうな製品となっています。シンプルかつ機能に優れた製品を求めているなら、この製品は期待に応えてくれると思いますよ。
コメント
F7キーを多用するからこれを使うにはかなりの慣れが要りそう・・・欲しいんですけどね。