こんにちは、.TAOです。ぱっと見イヤホンのようですが、音楽を聴く為のガジェットではありません。以前にウインタブの記事で、ホワイトノイズマシンの実機レビューをさせて頂きましたが、それは私の年間お気に入りガジェットにもランクインしました。そうです、そのTWSイヤホン版となるのが、この「Huami Amazfit ZenBuds」です。
TWSイヤホンの体をしていますのでANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)機能がありそうですが、ノイズキャンセリングではなく、ノイズマスキングを使って外のノイズを軽減するモノで、さらには心拍モニタリングによる睡眠トラッキングも出来てしまう優れものなのです。
Amazfit ZenBudsは、現在INDIEGOGOにて7月末までクラウドファンディング中との事で、以前に同様のコンセプトで販売されていた「Bose Noise-Masking SleepBuds」の価格と比べると、驚くほどの破格プライスで入手が可能となっています。今回は、新たなステージへと進化を遂げた「TWSイヤホン版ホワイトノイズマシンーAmazfit ZenBuds」を紹介させていただきます。
目次
1.スペック
品名:Amazfit ZenBuds
周波数応答:20Hz-8kHz
対応OS(APP):Android 5.0またはiOS 10.0以降(Amazfit)
無線接続:Bluetooth5.0+BLE
機能周囲温度:0℃〜45℃
機能:睡眠誘導サウンド・睡眠監視・アラームなど
バッテリー容量:イヤホン10mAh / 充電ケース280mAh
稼働時間:イヤホン のみで最大8時間 /ケースでのフル充電が7回可能
重量:イヤホン 約1.78gx 2 / 充電ケース 約50g
梱包内容:イヤホン、充電ケース、4組のシリコンサイジングプラグ、USB Type-C充電ケーブル、取扱説明書
音楽鑑賞用のイヤホンと違い、周波数応答の範囲が20Hz~8Khzと高音域が狭くなっています。高音をカットする事で、耳当たりの柔らかい音になっているのでしょうね。
これまでの商品と違って進化している点が、睡眠監視機能があるところ。これにより入眠を感知できるので、タイマーを使って音を止めるといった必要がありませんし、Amazfitアプリから睡眠の質をモニタリングする事ができます。
バッテリー稼働時間は、イヤホン単体で約8時間と必要十分かなって思いますが、このガジェットは睡眠時だけではなく、デスクワーク時の集中力を高める使い方もアリなので、その両方となるともう少し稼働時間が欲しい気もします。
2.筐体
イヤホンと充電ケースはオフホワイト系の落ち着きのある色使いで、Type-Cの充電用ケーブル、それとサイズ違いのイヤーピーズが別途4組付属します。
付属するイヤーチップには細かなサイズバリエーションがあるので、耳の左右の大きさが違う場合があったとしても、自分の耳にジャストなサイズを選ぶことができるでしょう。
上のGIF動画を見てもらうと分かるように、本体が非常に薄く作られており、横向きに寝ても耳への当たりが押さえられています。しかもイヤホンは2g以下と極めて軽量なので付けているのを忘れそうですね。
充電用のケースにはバッテリー残量が判りやすいLED表示があるようです。充電にはType-Cケーブルを使用しますので、最近のスマホと共有できるところもよいですね。
3.特徴
フィット形状で音を遮断
人間工学に基づいて設計されたデザインは、耳にしっかりフィットして外の雑音をしっかり抑制してくれます。
睡眠誘発音のバリエーションが豊富
リラックスできる自然環境音が、自然な眠りに誘います。音のバリエーションも豊富で、アップデートにより追加される予定があるそうです。睡眠監視機能があるので、眠りに落ちると自動的に音を停止させる事ができバッテリーの稼働時間をより適正にコントロールしてくれます。音が止まっても心拍モニターは作動するので睡眠監視は続けられます。また、イヤホンの形態なので、一般的なホワイトノイズスピーカーと違い隣で寝ているパートナーに迷惑がかかりません。
「起床時間が違って目覚まし時計を使うのはちょっと…。」
そんな時もイヤホンで目覚まし設定をしておけば、パートナーに悟られる事なく自分ひとりだけ起きる事ができます。
ホワイトノイズは仕事や勉強の集中力を高めます
以前にホワイトノイズマシンをレビューして実感した事ですが、環境ノイズが多い日中こそ、その威力を発揮できるのが、このようなノイズマスキング系のガジェットです。これ、実際に試してみるとその効果に驚くと思いますよ。
YouTubeにホワイトノイズ系の動画がアップされているので、イヤホンで聴きながらデスクワークを試してみる事をお勧めします。個人差はあると思いますが、集中力が増して効率がアップする実感をつかめるはずです。
イヤホンはわずか1.78gと超軽量
イヤホンとしては非常に軽量な仕上がりで、重量は片側1.78gです。肌にやさしく柔らかいシリコンチップはフィット感も良く、付けているのを忘れるほどで寝ている時も快適との事です。
睡眠の質を分析
Amazfitアプリでは、心拍モニターのあるスマートウォッチでの睡眠分析を行う事ができますが、このAmazfit ZenBudsでも、心拍センサーを使った睡眠分析が行えます。INDIEGOGOサイトのレビュー動画をみると、浅い睡眠や深い睡眠を表すグラフの他に寝返りの回数や右向き左向きなどの割合までレポートされていました。
スマートウォッチを睡眠モニターメインで使っている方には、こちらのAmazfit ZenBudsの方がよいかもしれませんね。こちらには、睡眠を促す機能まであるのですから睡眠の質の改善に効果的だと思います。
ロングライフバッテリーで安心
イヤホンに内蔵されるバッテリーは、一回の充電で最大12時間稼働(※1)します。音の再生のみで心拍モニターOFFの場合は、連続稼働時間は約8時間ですが、充電ケースにより7回のフル充電が可能です。睡眠モニタリングで毎晩利用して目覚まし機能で起きた後はケースで充電。日中は、仕事や勉強中に利用。そんな使い方でも5日くらいは持ちそうですね。
※1 心拍モニターを常にON、入眠時に自動で音の再生を停止させた場合の稼働時間で、利用中の睡眠のモニタリングは機能し続けています。
4.まとめ、価格など
7月末までINDIEGOGOにてクラウドファンディング中で、Amazfit ZenBuds単体のみの場合は、53%OFFの$69USD(7,418円)で入手可能です。7月5日現在ですでに2,131%の達成率であり、量産体制に移行しているそうなので間違いなく入手が可能だと思われますが、一つ注意点として、あくまでもクラウドファンディングという点を忘れないでください。支援への返礼品といったスタンスになりますから、届いた商品に対する保証についてはメーカーの対応次第と考えた方が良いと思います。
それでも53%OFFでの価格の魅力は大きいし、何よりも早く手に届くといった利点があるのは確かですから、この辺りをどう考えるかは個々の判断になるでしょう。商品の発送は、9月より先着順にて次開始される予定ですから、実際に手元に届くのは早くても9月末以降となりそうです。
Bose Noise-Masking SleepBudsが発売された当時に気になっていた方や、その約3万円前後もした価格に購入に踏み切れなかった方、不規則な生活で睡眠のリズムが乱れがちの方、デスクワークや勉強に集中したい方には、価格的にも機能的にもとても魅力的な製品だと思います。夏のボーナスで、自分への先行投資として一口支援をするのも一考だと思いますよ。
5.関連リンク
Amazfit ZenBuds:INDIEGOGO
Amazfit ZenBuds:Amazfitオフィシャルサイト