Ulefone U008 Pro ー 1万円なのに質感の高い筐体と十分すぎる性能のミッドレンジ端末!(実機レビュー:かのあゆ)

Ulefone U008 Pro Top
こんにちは。かのあゆです。今回はUlefoneの「U008 Pro」をレビューしたいと思います。この端末は価格だけ見れば1万円で購入できる「ローエンドモデル」ですが、その完成度や質感などは極めて高く、普段使いでも満足できる一台になっています。この価格帯のスマートフォンというのはどうしても質感も安っぽく基本的な作業ですらストレスを感じるものが多かったのですが、本端末はその考えを覆すくらい完成度は高くなっています。なお今回のレビュー機は中国の通販サイト「Banggood」からの提供品となります。Banggoodにはこの場で御礼申し上げます。ありがとうございました。

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1.スペック

OS: Android 6.0
CPU: MediaTek MT6737(4コア 1.3GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 5インチ(1,280 x 720)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.0
LTE / 3G: LTE B1/3/7/8/20、3G 900 / 2100MHz
カメラ: イン5MP / アウト8MP(補間後13MP)
バッテリー: 3,500 mAh
サイズ: 148 x 72.8 x 9.5 mm / 170 g

CPUは日本国内では15,000円程度で販売されている「Freetel Priori4」で採用されているMediaTek MT6737となります。それ以外のスペックもPriori4と同様となっており、RAMが2GB、ROMが16GBという構成になっています。

microSDカードスロットはローエンドクラスの機種だとmicroSDHC 32GBまでの対応となることが多いのですが、本端末はmicroSDXC規格に対応しており最大128GBまでストレージを拡張することも可能です。スペック的に見てしまえば本当の意味でのローエンドモデルではなくミッドレンジモデルそのもので、重めのゲームをプレイするのでなければストレスを感じることもありません。

2.筐体

Ulefone U008 Pro 付属品一式
パッケージ内容はマニュアル、クイックスタートガイド、ACアダプタ(EUプラグなので、日本で使うためには変換アダプターが必要)、microUSBケーブル、カバーを開けるための工具(写真に写っている青色のギターのピックのようなもの)となります。

Ulefone U008 Pro バックカバー開封
近年スマートフォンのバッテリーは内蔵式のものが増えてきましたが、本端末は珍しくバッテリーの交換が可能となっています。そのためバッテリーが消耗した場合単体で交換することができます。ただし肝心のバッテリー単体での販売は今のところ行っていないようで、それが残念なところですが…

Ulefone U008 Pro 前面
前面のデザインは近年はやりの2.5Dガラスを採用したものとなっています。この価格帯のスマートフォンだとベゼルも広く悪くいってしまえば「安っぽい」デザインの端末も存在しますが、本機はなかなか高級感のあるデザインとなっています。

なお液晶はカバーガラスとしてコーニング社の強化ガラス「ゴリラガラス3」を採用しています。価格が価格だけにこのクラスでは一般的なアクリル製のパネルを採用していると思っていたので2万円クラス以上の端末に採用されていることが多いゴリラガラス3を採用していることに衝撃を覚えました。必ず傷が入らないというわけではないものの耐久性は高いガラス素材ですので安心感は大きいです。

Ulefone U008 Pro 前面
上面はイヤホンジャックを搭載しています。

Ulefone U008 Pro 左側面
左側面は何もありません。ちなみに横のフレーム部に関しては最初アルミのように見えたのですが、さすがにプラスチック製のようです。ただ加工のせいか安っぽさは感じられません。

Ulefone U008 Pro 右側面
右側面は音量ボタンと電源ボタンを搭載しています。音量ボタンに関しては標準設定でカメラアプリ起動時に音量↓ボタンがシャッターボタンとして割り当てられています。

Ulefone U008 Pro ハードウェアボタン部
本機は近年のAndroid機では採用されていることのほうが多いソフトウェア式のナビゲーションボタンではなくハード式のホームボタンを備えています。指紋認証が搭載されていそうなデザインですが、残念ながら本機には搭載されていません。左側にメニューキー、右側にバックキーが内蔵されています。

一般的なAndroid端末の場合「戻るキー、ホームボタン、メニューキー」という配置になっているので最初は戸惑うかもしれません。現時点でのファームウェアではキー配置を入れ替えるメニューが見当たりませんでした。

外部接続端子は標準的なmicroUSBポートを搭載しています。ローエンドクラスにもUSB-Cが搭載されるのはもう少しだけ時間がかかるかもしれません。

Ulefone U008 Pro 背面
背面は800万画素のアウトカメラとフラッシュライト、モノラルスピーカーを搭載。スピーカーの音質は思ったより悪くはありませんでした。少なくとも音が割れるということはありません。

背面バックカバーはなんと金属素材を採用しています。かつてauから同じく金属製のバックカバーを採用した「HTC J One HTL22」という機種が発売されていましたが、質感はそのHTC J Oneに近いものとなっています。この価格帯だとプラスチックのバックカバーを搭載している端末が当たり前だと思っていたので衝撃を受けました。

とにかくデザイン面に関しては安っぽさを感じさせず、十分所有欲をみたせるものとなっています。基本的にかのあゆは必ず端末にクリアケースを装着するのですが、本端末に関してはせっかく金属素材を採用しているのでこのまま持ち運んだほうがよさそうだと感じました。

3.システム

Ulefone U008 Pro デフォルトランチャー
OSはGoogleが配布している素のAndroid 6.0を搭載。出荷時のファームウェアでは2016年12月5日までのAndroidセキュリティパッチが適用済みとなっています。

Ulefone U008 Pro ランチャー
ランチャー周りは本来の標準ランチャーから手が加わっておりホーム画面を左にスワイプすると検索バーと最近利用したアプリ一覧が表示されるものとなっています。

Ulefone U008 Pro プリインストールソフト一覧
標準アプリはAndroidのシステム標準アプリとGoogle Play Store、Google Mapsのみとなっています。Google検索に必要な「Google」アプリ本体すら含まれていないため、必要であれば別途ダウンロードする必要があります。

Parallel Spaces
所謂「中華アプリ」やメーカー独自のアプリはほぼ入っていませんが、「Parallel Spaces」というアプリがプリインストールされています。これは原則一台につき一アカウントしか登録できないLINEなどのアプリで複数のアカウントを利用可能にするアプリになっています。

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Float gesture
基本的にカスタマイズは最小限にとどまっていますが、独自要素としてiOSで搭載されている「Assistive Touch」によく似た「Float gesture」機能が利用可能となっています。

この機能を有効にすると画面上に円状のランチャーが現れ、ゲームのプレイ中にメニューキーの誤動作を防ぐ「ゲームモード」、アプリを起動しながら別ウィンドウで動画を鑑賞できるミニプレーヤー「フロート ビデオ」、メモリを開放する「クリーン タスク」などの便利な機能を呼び出すことが可能となっています。

4.使用感

以前レビューした「ZUK Z2」「UMI Z」「Vernee Apollo」「Elephone S7」は安価でありながらハイエンドCPUを搭載した端末でしたが、今回のUlefone U008 Proはローエンド~ミッドレンジクラスのCPUを搭載した端末となります。

以前「スマートフォンの性能はすでに十分すぎる性能になっているので必ずしもハイエンドCPUを搭載した機種を選ぶ必要はない」という記事を書いています。
高性能化していくハイエンドスマートフォン、無理に選ばずにミッドレンジでもいいんじゃないか?(かのあゆ)

実際本端末で一通りアプリ環境を構築して各動作を行ってみましたが、基本的な動作に関してはSnapDragon 820を搭載したZUK Z2やSnapDragon 650を搭載したXPERIA X Compactと大差ないというのが正直な感想だったりします。

3Dゲームの動作は実際どのようなものか確認するためにゲームロフトの「ギャングスター・ベガス」をプレイしてみました。このゲームは人物や建物、自動車などのオブジェクトが多く、かつてはハイエンドクラスの端末でなければ快適に動作しなかったゲームです。

Ulefone U008 Pro ゲームプレイテスト
本機のGPUであるMali T720はハイエンド端末向けの3Dゲームをプレイするには厳しい性能ですが、「ギャングスター・ベガス」に関しては端末の性能に合わせて画質を落としている可能性はあるものの目立った処理落ちは起こさず意外と軽快に動作していました。

当然パズドラやモンストなどの2D主体のゲームであれば余裕で動作しますし、ポケモンGo程度の軽めの3Dゲームも特にストレスなくプレイすることができると思われます。

Ulefone U008 Pro カメラUI
カメラに関しては価格が価格なので正直あまり期待はしていませんでしたが、画質に関しては意外と「頑張っている」印象でした。なおカメラの機能としてはこちらも素のAndroidに含まれているシンプルなものとなっています。

Ulefone U008 Pro カメラサンプル(昼)
明るい場所での写真は目立ったノイズは目立たずきれいに撮影できています。

Ulefone U008 Pro カメラサンプル(夜)
暗所に関してはさすがによく見ると荒い部分はあるものの明るく撮影できていますし、ブログなどにアップロードする写真としては十分「使える」画質となっています。

5.性能テスト

性能テストはAntutu Benchmarkで行いました。

Ulefone U008 Pro ベンチマーク
Antutuベンチのスコアは30,000台とNexus 5やXPERIA Z1などに搭載されていた2013年のハイエンドCPU「SnapDragon 800」と同程度のスコアが出ています。2年前のミッドレンジ機「Huawei P8 Lite」もこのスコアと近いスコアとなっています。

この性能であればWEBブラウズやSNSなどの作業であれば不満を感じることはないでしょう。実際前述のとおりGPUをフルに活用するようなアプリを起動しない限り特にストレスを感じることなく快適に使用することができました。

本機の場合元になっているAOSP版Androidから変にカスタマイズされていないということもあるのでしょうが、同じCPUを搭載しているFreetel Priori4のベンチマークスコアが27,000台となっているため本機のチューニングが程よいものになっているという印象を受けました。

もちろんゲーム機としてハイエンド向けのゲームやタッチ精度を問われるリズムゲームなどをプレイしたいのであればこのクラスより高いミッドハイ~ハイエンドクラスの端末を選んだほうがいいでしょう。

しかし「スマートフォンでゲームなんかやらないしインターネットで調べ物ができてTwitterをストレスなく利用できればいい」「ゲームはやるけどパズドラやポケモンGoが快適に動けばそれでいい」という方はこの端末でも不満を感じることはないはずです。

参考:
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543
BungBungame KALOS 2(Samsung Exynos 7420): 88,439
Chuwi Vi 10 Plus(Remix OS、Atom X5-Z8300): 64,259
Teclast TBook 16 Pro(Atom x5-Z8300): 58,578
GOLE 1(Atom x5-Z8300): 55,436
マウス MADOSMA Q601(SnapDragon 617): 48,008
Teclast X89 Kindow(Atom Z3735F): 47,495
Wink Pax G1(MediaTek MT8783) : 38,553
YOKA KB2(Amlogic S912): 36,679
マウス MADOSMA Q501(SnapDragon 410): 35,663
Teclast X10(MediaTek MT8392): 31,561
Cube WP10(SnapDragon 210): 29,273
Cube T8 Super Version(MediaTek MTK8735P):23,925
ドスパラ Diginnos Mobile(Snapdragon 210): 23,785
FREETEL KATANA 01 (SnapDragon 210) : 22,724

6.PDA工房製「Crystal Shield」について

Ulefone U008 Pro 液晶フィルム画像
今回もPDA工房で本端末用の液晶保護フィルムを製作していただきました。今回レビュー機に貼っていただいたフィルムは反射を抑えまるでフィルムを張っていないかのようなクリアな液晶表示を実現した「Crystal Shiled」タイプのものとなります。

ホーム画面周りもフィットするようにカットされており、本体前面がうまく保護されています。表示のほうもフィルムを装着していないのではないかと思うほどクリアな表示を実現しており、今回も非常に満足できるフィルムとなっています。

本機は昨年12月に発表され、今年1月に発売したばかりで、Banggoodなどで液晶保護フィルムがまだ存在していないため、PDA工房製の液晶保護フィルムは非常に貴重な存在といえるでしょう。

液晶保護フィルムでありながら強化ガラスと同じ9Hという硬度を持つタイプのフィルムや液晶保護フィルムについた軽度の傷を自己補修するタイプのフィルムなど種類も様々なものが用意されています。

本機は前述のとおり液晶ガラスに「ゴリラガラス3」を採用しているため、基本的にフィルムを張らないで運用しても傷は入りづらいつくりにはなっていますが、それでも長期的に運用していると傷が入っていってしまうため液晶保護フィルムは装着したほうが安心できるのではないでしょうか。

7.まとめ

Ulefone U008 Proは中国の通販サイト「Banggood」で89.99ドル(10,318円)で販売されています。

海外端末全般に言えることですが、日本で利用できる対応LTEバンドが全世界で共通のバンド1/3のみであり、ドコモ回線における所謂「プラチナバンド」であるバンド19は対応していないため、都市部での利用では特に心配する必要はありませんが、地域によっては電波のつかみが悪くなってしまうこともあります。このように若干問題も抱えているため単純に比較することはできませんが、現在日本で購入できるこのクラスの製品、「Alcatel PIXI4」と比較するとUlefone U008 Proは性能がワンランク高いうえに日本での競合端末と比較すると本体のデザイン・質感ともに非常に満足できるものになっています。

価格としても「格安SIMを契約したけど端末も安価に済ませたい。でもあまりにも性能が低すぎるのは嫌だ」という方や「中華スマートフォンを購入したい。でもいきなりハイエンドクラスはちょっとなぁ…」という方にとっては非常に手を出しやすい端末なのではないかと感じました。

かのあゆとしてはデザインとしても安っぽさを感じず、とてもローエンド帯の価格で購入できるような仕上がりではないため非常に気に入ってしまいました。デザイン面では今までレビューしてきた端末の中で一番気に入っているかもしれません。

関連リンク

Ulefone U008 Pro : Banggood
スマートフォン一覧ページ:Banggood

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Comment

  1. 匿名 より:

    なかなか魅力と思ったけどantutu30000台かー

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。1万円ですから、これでもまともなほうか、と。ゲームをする頻度が多い人にはちょっとつらいかもですね…

  2. SZX_Wind より:

    価格から考えますととても良く出来ていると感じました。
    残念な点はCMOSカメラで撮影した画像の中心付近が赤っぽくなるのは3年ほど前から改善はされていないようですね。

    • wintab より:

      SZX_Windさん、こんにちは、コメントありがとうございます。カメラについてお詳しいんですね。私はカメラ性能については「かたまりでざっくりと」しか理解できません。かのあゆさんだとかなり詳しいんですけど。でも、価格から見ればかなりいいと思いますよ。私もこの製品の外観はしっかりチェックしてますけど。

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