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Windows8 タブレット スペック比較 (2014年4月:8インチ版 個人的意見つき)

Windows8 タブレット スペック比較
8インチのWindows8 タブレットのスペック比較をしてみました。2月に同じような記事を書いたのですが、その際にASUS Vivotab Note 8 が一覧から抜けていたのと、私自身しばらくWindows タブレットを使い続けてみて、役に立ちそうな比較記事が書けそうな気がしたので、もう一度記事にしました。

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1.カタログスペックで選ぶなら?

ThinkPad 8
No.1:ThinkPad 8
No.2:基本的に同じような性能です

CPU性能や画面の解像度など、ThinkPad 8 が断トツなのは間違いありません。でも、タブレット選びはそういう単純な話でもないと思います。タブレットを使うのは人間であってベンチマークソフトではありません。ThinkPad 8 以外のタブレットはめちゃめちゃ動作が遅いとか、画面が超汚い、ということであれば別ですが、普通にWebブラウジングしたり動画を見たり、Officeを使う分には体感的に遅さを感じませんし、画面の解像度に不満もありません。

ThinkPad 8 はそれらすべての動作が速いし画面も美しいのは間違いないのですが、実売価格は1万円くらい(あるいはそれ以上)高く、納期遅れも問題になっていますので、普通の人はそこまでスペック差を気にしなくていいんじゃないか、というのが私の意見です。つまり、スペックという点で落第するようなタブレットはないので、その観点ではどれを選んでも大丈夫、というのが結論ですね。

2.タブレットで写真撮影をしたい

dynabook tab
No.1:ThinkPad8 & dynabook tab

カメラのスペックは意外にも結構差があります。インカメラのほうはSkypeなどで使うケースが多いと思いますので、Webカメラ用途なら画素数をあまり気にする必要はないと思いますが、アウトカメラは「きれいに写真を撮る」という目的で使う場合も多いので気になりますね。ThinkPad 8 とdynabook tabはアウトカメラが800万画素なので、他モデルに対してアドバンテージがあります。ちなみにVivotab Note 8 のカメラ、悪いとは言いませんが、8インチ画面でプレビューすると粗さが目立ちます。メモ代わりならいいと思いますけど、あんまりデジカメ代わりに使いたいとは思いませんね。

3.拡張性が気になる

microUSB3.0

画像出所:AREA


No.1:ThinkPad 8
No.2:Iconia W4 & dynabook tab

microUSBは各社ともUSB3.0対応などとしていますが、実際にmicroUSB3.0端子を備えているのはThinkPad 8 のみです。外付けHDDとかカードリーダーをつなぐ場合はThinkPad 8 のみが超高速を享受できるポテンシャルがあるということです。また、外部モニタを使うためのmicroHDMI端子ですが、これを備えているのはThinkPad 8 , Iconia W4 , dynabook tabの3機種です。8インチタブレットの宿命というか当たり前の話、画面が小さいので、ビジネスユースにせよ自宅でガッツリ仕事をするにせよ、外部モニタに出力したいと思う機会はそれなりにあります。なので、microUSB3.0は我慢するとしてもmicroHDMIのほうはできれば妥協したくないポイントだと思います。

4.音楽を聴きたい

音楽を!
No.1: Iconia W4 & Vivotab Note 8 & dynabook tab

実は、あとで後悔する可能性があるポイントとしてスピーカーがあります。イヤフォンで音楽を聴く場合はどれでも問題ありませんが、Windows8 タブレットにはスピーカーがモノラルのものがあります。Miix2 8 とVenue 8 Pro です。またThinkPad 8 はステレオスピーカーが内蔵されていますが、レビュー記事に書いた通り、スピーカーの不具合率が高く、音楽にうるさい人にはちょっとおすすめできません。それと、スピーカーの位置ですが、Vivotab Note 8 のみ横持ちを意識した位置、つまり縦持ち時の上面と下面にスピーカーがあります。あとの2機種は縦持ち時の底面にスピーカーが2つついています。音の広がりというか、ステレオ感は圧倒的に「横持ち時のVivotab Note 8 」が強いと思います。Vivotabユーザーとしておすすめです。

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5.格安SIMを使いたい

格安SIM
No.1:Venue 8 Pro

8インチのWindows8 タブレットでLTE対応しているものはありません。3Gであってもたった1機種、Venue 8 Pro のみオプションで対応するのみです。なので、これが購入の決め手になる、という人は選択の余地がありません。次世代モデルではきちんと対応してもらいたいですよね。

6.とにかく薄く、軽く!

miix28_compare
No.1:Miix2 8
No.2:Venue 8 Pro

最薄最軽量はMiix2 8 で決まりです。世に「艦これマシン」としてその名を轟かせているのは伊達じゃありません。タブレットは軽ければ軽いほどありがたい、というのは実際にタブレットを毎日使っている者として非常に強く思います。Miix2 8 の次、というのはかなりダンゴ状態ですが、やはり400gを切っているVivotab Note 8 かVenue 8 Pro、そのうち薄さが1センチを切っているVenue 8 Pro を2位としました。

7.とにかく安く!

激安
No.1:VivoTab Note 8 (32G)
No.2:Venue 8 Pro (32G)
4月16日現在、価格.comによればVivotab Note 8 の32Gモデルの最安値は35,448円、Venue 8 Pro の32Gモデルの直販価格は36,980円となっています。ちなみに64Gモデルの最安値はIconia W4 の38,790円です。世間的には「Windows8 タブレットの32Gはやめとけ」ということになっていますが、無駄にソフトやストアアプリをインストールしまくらなければ別に32GBでも十分使えます。もちろん容量には気を使わないといけないので、私の場合、ちょくちょくCCleanerやディスククリーンアップを使っていますし、インストールしても不要と思うソフトやアプリはすぐにアンインストールしています。ExcelやWordなどのファイル、画像ファイルなどはOneDriveに保存すればいいですし。もちろん予算があれば64Gのほうが安心なのは間違いないですけどね。

8.イラストを描きたい

イラスト
No.1:Vivotab Note 8

8インチのWindows8 タブレットで唯一デジタイザを備えていて、本体に収納できるスタイラスが付属しているのがVivotab Note 8 です。デジタイザがついていると、スタイラスで文字や絵を描くときに筆圧を認識します。つまり強く書いたら太く、弱く書いたら細く線が引けるということです。この機能はデジタイザがないとできないので、スタイラスで直接液晶画面に「まともに」絵を描くことができるのはVivotab Note 8 のみとなります。もちろん他機種もスタイラスは使えますが、一本調子の線しか弾けません。ただし、Vivotab Note 8 でも、スタイラス用のドライバの出来が悪く、画面端ではスタイラスで押さえた点と実際に選択される点がずれてしまい、イラストが趣味の人には使いにくい、というのが現状です。WacomがVivotab Note 8 用のドライバを開発中とのことなので、もう少し我慢しないといけないかもしれません。

なお、スタイラスはイラストだけでなく、マウスポインタの代わりにも使えます。ただ、この用途の場合、筆圧に対応している必要はないので、サードパーティーのスタイラスを使えば大丈夫です。

番外.スタバでドヤ顔するには?

スターバックス
No.1: Lenovo ThinkPad 8
No.2: DELL Venue 8 Pro

世間的に揶揄されてますが、スタバはMac(iPad)の巣窟です。何がうれしくてそうするのかよくわかりませんが、こっちが恥ずかしくなるくらいにスタバにはマカーが多いです。Windows8 タブレットでマカーの巣窟に切り込むためには美しいタブレットでなくてはなりません。この観点から言えば、間違いなくThinkPad 8 でしょう。ThinkPadならMacのオーラを跳ね返すだけのネームバリューがありますし、そもそもThinkPad 8 のデザインは美しいですから。個人的にはWindows8 タブレットのデザインは全般にイマイチだと思うのですが、その中でThinkPad 8 に次ぐタブレットはVenue 8 だと思います。もちろんレッドのやつですね。

主観でいろいろ書きましたが、Windows8 タブレットもCPUや画面の解像度だと差別化できないものの、よく見ると意外と違いを探すことができます。スピーカーとかHDMIなんてのは買ってから「しまった」と後悔する可能性も大です。参考にしてみてください。

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