記事にアフィリエイト広告を含みます

VAIO S15(2017) - 15.5インチのスタンダードノート、VAIOにしてはわりと普通!?

VAIO S15 2017
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。VAIOがリニューアルしたハイエンドモバイルノート「S11」「S13」と同時に、15.5インチのスタンダードノートである「S15」もリニューアルされています。スタンダードノートであることと、見た目がS11とかS13よりもちょっとだけおとなしい、というのがありまして注目度はイマイチのような気がしますが、「VAIOのスタンダードノートはこう」というのがよく分かる、いい製品だと思います。

スポンサーリンク

1.スペック

OS: Windows 10 Home / Pro(ともに64ビット)
CPU: Intel Core i3-7100H/i5-7300HQ/i7-7700HQ
RAM: 4GB / 8GB / 12GB / 16GB
ストレージ: 128GB / 256GB / 512GB / 1TB SSD + 500GB / 1TB HDD
ディスプレイ: 15.5インチ(1,366 × 768)/(1,920 × 1,080)非タッチ
光学ドライブ: DVDスーパーマルチ / ブルーレイ
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: インのみ92万画素
入出力: USB3.0 × 3 、HDMI、D-sub、オーディオ、LAN(RJ45)、SDスロット
バッテリー稼働時間:  5.2~7.6時間
サイズ: 380.3 x 260.8 × 25.1 mm / 重量2.5 kg

スペック表を見て少し面白いと思いました。CPUはCore iとなりますが、モバイルノートで一般的に使われる末尾Uのタイプではなく、ゲーミングノートなどのハイスペックマシンに使われる末尾HQ(またはH)のものが搭載されます。また、「Core i3-7100H」という型番はウインタブではこれまでに記事にしたことがありませんし、Passmarkでもベンチマークスコアが公開されていません。なので、実力の程は未知数ですが、クロックスピードが3Ghzと高速なので、性能面ではかなり期待できそうです。

一方で、最近のハイスペック・スタンダードノートは外部GPU(GeForceなど)を搭載していることが多いのですが、VAIOはCPUのスペックを上げながらもGPUについては手当していない、というところは面白いですよね。

RAMは4GBから16GBまで細かくカスタマイズが可能です。ただしCore i7モデルはミニマムのRAMが8GBからとなります。ストレージは標準では500GB HDDのみとなりますが、SSD + HDDのデュアル構成にすることができます。

ディスプレイは「15.5インチ」というのが面白いです。でも15.6インチと目視では差を感じるのは難しいでしょう。標準だとHD解像度となり、FHD解像度はオプション扱いとなってしまいます。このあたりはビジネスユーザーを意識した構成なのでしょうか。個人利用であればこの価格帯ならFHDのみでいいような気もしますけどね。

最近はスタンダードノートでも省略されてしまいがちな光学ドライブはVAIO S15にはしっかり装備されます。また、ブルーレイドライブも選べます。ポート類はスタンダードノートらしくHDMIとD-subという2系統の映像出力、そして有線LANもあります。でもUSB Type-Cはつきません。「新しいSシリーズはType-Cなし」ですね。

スタンダードノートなのでサイズは大きいですし、重量2.5 kgというのは決して軽いほうではありません。

スポンサーリンク

2.筐体

VAIO S15 2017
VAIO S15 2017
モバイルノートのS11やS13と比較すると「普通っぽい」ですね。決して悪くはないと思いますが、VAIOらしいという感じはしません。ベゼル幅が特段細いということもないし、ヒンジ開口部に筐体後部が持ち上がるというギミックもありません。また、筐体素材についても説明はなく、おそらくプラスティック製と思われます。

VAIOいわく、「陶器をイメージした優しいかたち」とのことで、フラットデザイン、そして手触りの良さを考慮した仕上がりだと思われます。

VAIO S15 2017
天板です。VAIOのロゴはかなり大きめですね。「陶器」っぽいかどうか、触ってみたいものです。

VAIO S15 2017
キーボードです。15.5インチなのでテンキーもついています。キーピッチは19 mmと余裕があり、キーストロークも1.5 mmとノートPCとしては十分な深さを確保しています。また、タッチパッドには物理クリックボタンが2つありますね。

VAIO S15 2017 底面
私がいいな、と思ったのは底面です。サブウーファーが装備されており、開口部も多いのがわかります。また、バッテリーも着脱式ですね。なので、RAMの増設などメンテナンス性は非常に高いと思います。最近のノートPCはこのように親切に開口部をたくさん用意してくれていないことが多いんですよね。

VAIO S15 2017
側面です。USBポートをもう一つくらい…と思ったものの、光学ドライブが装備されているので、それは少し無理な注文かもしれません。

VAIO S15 2017
筐体色は「ブラック」「ホワイト」「シルバー」「ピンク」の4色で、ビジネスマシンと言いながらもちゃんとありますね、ピンク…。

3.価格など

VAIO S15はSONYストアで販売中で、価格は税込み96,984円から、となっています。個人的に外部GPUを搭載しないのならCore i3(でも一般的な末尾Uのものよりずっと高性能)モデルでいいかな、と思ったのですが、そうするとFHDディスプレイが選べない…。なので、こんな構成で価格を調べてみました。

Core i5/RAM8GB/128GB SSD + 500GB HDD/FHD:134,784円
※税込価格

S11やS13の場合はこだわりポイントが随所にあったので、価格が高くとも納得感がありました。もちろんS15にもハイスペックなCPUとか、底面のサブウーファーや豊富な開口部、陶器イメージの外観など、独自の魅力がありますので、これで高いということは言えませんが、スタンダードノートというのも各社魅力的な製品をリリースしていて競争が激しいジャンルですからねえ。

しかし、VAIOファンをはじめとして、これから年末にかけてパソコン購入を考えている人には有力な選択肢になるでしょう。

4.関連リンク

VAIO S15:VAIO公式サイト
VAIO S15:SONYストア
icon

スポンサーリンク