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Surface Mini が発表延期となった件について

Microsoftイベント
5月20日に発表されるのはほぼ確実だと思われていたSurface Mini(8インチのWindowsRT タブレット)は予想を裏切るように発表されず、かわりに12インチでIntelのCore i プロセッサを搭載するSurface Pro 3が発表されました。

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WindowsRTというOSについてはすこし懐疑的な見方をしていましたが、MicrosoftはSurface Miniの発表に合わせてRTの大幅な改善をしてくると思っていましたし、8インチのWindowsタブレットの将来性、優位性に疑いを持っていなかったので、個人的にはすごく残念な気持ちでした。

追い打ちをかけるように

Surface Pro 3はマイクロソフトを救うか? 標的はiPadからMacBook Airへ:GIZMODO日本版

こんな記事を見つけました。

マイクロソフトがSurface Pro 3を発表しました。それはより薄く、より早く、すべてが前より改善しています。が、この発表の重要なポイントは、Surface Miniがなかったということです。それにより、マイクロソフトはついにiPadにはかなわないことを認めたのです。

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冷静にタブレットの競争環境を思えば、GIZMODOの見解は必ずしも的外れではありません。しかし、私はWindowsタブレットというのはiPadともAndroidとも違うシロモノだと思っています。簡易なモダンUIと伝統的なデスクトップPCのハイブリッドであるWindowsタブレットは、中長期的にはiPadやAndroidを駆逐するだけの潜在能力があるはずです。そういった観点で見れば、短期的な見通しとしてのGIZMODOの見解には賛同できても、それがWindowsタブレットの将来性に疑いをはさむようなものではないと思います。

海外メディアの記事にも目を通しましたが、
「小型タブレットとして十分な差別化ができていない」
「なのでたぶんヒットしない」
というコメントは確かに目にしました。

ただ、Surface Miniがお蔵入りした、ということではなく、あくまで「延期」というのが実態のようです。Windowsタブレット、日本ではようやく話題になり始め、この先期待できるところまで来たと思うのですが、やはりMicrosoftが手ごろな価格で楽しめる8インチタブレットのジャンルに参入してくれないとダメなんじゃないか、とも思います。

秋には頼んますよ、Microsoftさん!

関連リンク

Report: Microsoft killed Surface Mini last minute because it ‘wouldn’t be a hit’:Neowin(英語)
Microsoft Said to Back Off Plans to Debut Smaller Surface:Bloomberg(英語)
マイクロソフト:小型版タブレット投入を見送り-関係者:Bloomberg(日本語、最後の言い回しが微妙)

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