記事にアフィリエイト広告を含みます

2022年お気に入りのガジェット - 折りたたみ式ディスプレイ搭載のZenbook 17 Fold OLEDや中華の個性的なメカニカルキーボードなど(ウインタブ)

HP ENVY x360 13-bf スタンドモード
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。歳末ということで「2022年お気に入りガジェット」を選んでみました。2022年もたくさんの製品に触れることができ、たくさんのレビュー記事を掲載することができました。ライターも私も、とてもいい勉強をさせていただいたと思っています。

スポンサーリンク

1.パソコン本体

2022年はPCを個人購入していませんが、国内外のPCのレビュー機会に恵まれました。特に国内メーカー(外資系を含む)のPCは品質が高いものばかりで、はっきり言って「レビューしたPCは『全部お気に入り』」だったりします。そのため、安易に優劣を語ることは出来ませんが、ここでは「特に印象に残ったもの」を3つ選んでみました。

ASUS Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)

Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)
つい先日実機レビュー記事を掲載した「ディスプレイが折りたためる」2 in 1PCです。「お気に入り」「印象に残った」PCとしてこの製品を挙げないわけにはいかないでしょう。実機を2週間ほどお借りできましたので、ベンチマークテストや筐体写真の撮影に加え、数日間ではありますがメインPCとしてウインタブの記事執筆をしたり、動画視聴を楽しんだりすることもできました。

「折りたたみディスプレイ」というと「コンセプト先行の製品で実用性は微妙」という先入観を持っていましたが、実際は全然違っていて、「広げてよし、たたんでよし」で非常に高い実用性を備えた製品でした。一風変わったPCを繰り出したがる繰り出すこともしばしばのASUSですが、使い勝手を考慮した緻密な設計が施されていると思いました。

例えばディスプレイサイズ。この製品のディスプレイは展開すると17.3インチ、たたむ(半画面にする)と12.5インチですが、展開した場合は「広大な画面」、たたんだ場合は「モバイルノートとして適切な画面」になります。このバランスは絶妙で、もしディスプレイを一回り小さくしてしまうとたたんだ際には画面が小さすぎ、この画面に合わせて用意される物理キーボードも使いにくくなりますし、たたんだ場合のディスプレイサイズを大きくしてしまうと、今度は展開した際に大きくなり過ぎて取り回しに苦労することになります。「広げてよし、たたんでよし」という使用感は、ディスプレイサイズをはじめとして、各部の設計の絶妙さによるものであった、と思います。

この製品の最大のネックは価格(649,800円)です。私も含め、庶民感覚としては「この半分の値段でも購入するか悩む」レベルでしょう。私、この製品にすっかり惚れ込んでしまったので「ASUS、PCのサブスクとかやってくれないかなあ…」などと思いました。

価格が価格なので、大ヒットする製品ではないと思いますが、ASUSにはぜひこの製品の後継機種、そのまた後継機種…、と、開発を継続してもらいたいですね。5年後とか10年後には価格も下がり、この形状のPCが普通になっているかもしれません。

ウインタブ関連記事:
ASUS Zenbook 17 Fold OLED (UX9702) レビュー - 17.3インチの折りたたみ式有機ELディスプレイを搭載!未来からやって来たパソコンですか?

HP ENVY x360 13-bf

HP ENVY x360 13-bf
2022年もHPのノートPCを多数レビューさせていただきました。その中で個人的に最も高評価なのがこのENVY x360 12-bfです。ほぼ同サイズのモバイルノート(モバイル2 in 1)にSpectre x360 14というのがあり、Spectreのほうもレビューしています。製品の「格」はSpectreのほうが上なのですが、Spectreは筐体色に特徴があり(ブラック基調にゴールドのアクセントカラー)、凝りまくった筐体デザインになっているのに対し、ENVYのほうは「割とオーソドックス」なシルバーの筐体色と、「割と普通」のデザインなので、どなたが使っても違和感がないだろう、と思いますし、そもそもENVYのほうがずっと購入しやすい価格です。

実機をレビューしてみて、ビジネス用とか学習用には十分すぎるくらいの性能だと感じましたし、ディスプレイも高精細な有機ELでPC初心者の人もとっつきやすいタッチ対応、そして4,096段階の筆圧に対応するペン入力もできます。そしてタブレットモードやテントモードなどに変形して使えるコンバーチブル2 in 1筐体。

パソコンを複数台所有している場合は自宅用とか持ち出し用といった使い分けができますが、多くの人はそうではなく、「一台で全てをこなす」ような使い方になると思います。個人向けPCとして欲しい機能が揃っている「オールラウンドプレイヤー」、ENVY x360 13-bfは最高の選択肢の一つと言えるでしょう。あと、価格が割安に感じられるのも大きな魅力ですね。

ウインタブ関連記事:
HP ENVY x360 13-bf レビュー - 美しい筐体デザインでディスプレイは高精細な有機EL、価格もリーズナブルなプレミアム・コンバーチブル2 in 1

AYANEO AIR

AYANEO AIR FORZA HORIZON 5
ゲーミングUMPCのジャンルは参入メーカーが少しずつ増えてきました。ウインタブではONEXPLAYERシリーズの実機レビューを何度かやらせていただきましたが、2022年に初めてAYANEOの「AYANEO AIR」のレビュー機会をいただきました。AYANEO AIRはディスプレイサイズが5.5インチ、筐体重量がわずかに398 gと、7インチとか8インチサイズで筐体重量も600 gオーバーが主流のゲーミングUMPC(Windows OS搭載のもの)としては非常にコンパクトな製品です。

最新のゲーミングUMPCはCPUに「Ryzen 7 6800U」を搭載するものが多いですが、AYANEO AIRのレビュー機はそれよりも性能の低いRyzen 5 5560Uを搭載していたので、パフォーマンスは低め、どんなゲームもサクサク動く、という感じではありませんでした。また、設定アプリ「AYA SPACE」もソフトウェアとしての完成度がいまひとつで、ちょっと使いにくいと感じました。

ゲーミングUMPCに何を求めるかは人それぞれですが、ゲーミングUMPCは「いつでもどこでもPCゲームを楽しめる」という点こそが原点なので、AYANEO AIRのサイズ感を非常に高く評価します。競合するゲーミングUMPCでここまで小さく、軽い製品は他にありません。「快適にプレイできないゲームタイトルもあるが、それは諦めて快適に動くゲームに絞って遊ぶ」という割り切りが必要ですし、私は「ゲーム寄りと言うよりはパソコン寄り」の見方をしがちなので「このサイズでここまで高性能なWindowsPC!」という点に感銘を受けました。

ウインタブ関連記事:
AYANEO AIRの実機レビュー - 5.5インチディスプレイで重さは398 g、最小サイズのゲーミングUMPC

2.周辺機器

JAMESDONKEY RS2

JAMESDONKEY RS2の実機レビュー
中国メーカー「JAMESDONKEY」のキーボードは2022年に2回レビューしました。PCやタブレット、スマホだと「中国の製品は激安」という印象があります(最近はそこまで安いとは言えなくなってきましたけど)が、メカニカルキーボードに関しては日本メーカー品よりも安いとは言えません。もちろんAmazonあたりで激安な中華メカニカルキーボードはありますが、世界中から高い評価を受けている高額な製品も少なくありません。

で、JAMESDONKEYですが、「世界中から高い評価を受けている」メーカーとは言い難く、日本での知名度も低い新興メーカーです。しかし、この「RS2」というのは非常に面白い製品でした。

スポンサーリンク

JAMESDONKEY RS2
まず、テンキー付きながら、サイズがかなりコンパクトになっています。

JAMESDONKEY RS2
次に、レビュー機は「Gateronの茶軸」だったのですが、独自の吸音材が使われていて、とても茶軸とは思えないくらいに打鍵音が静かです(ただし、一般的なメンブレン方式やパンタグラフ方式のキーボードよりも打鍵音は大きいです)。そして、この吸音材の影響と思われますが、打鍵感が独特で、個人的には「普通の茶軸よりも気持ちいい」と感じられました。

実は私、現在このキーボードをメインに使っています…。いや、さすがに東プレのREALFORCEよりも打鍵感がいい、というわけではないのですが、ちょっとレトロなデザインも気に入っていまして…。

ウインタブ関連記事:
JAMESDONKEY RS2の実機レビュー - レトロデザインのメカニカルキーボード、タイピングの気持ちよさは最高!

Logicool Signature M650

Logicool Signature M650 ワイヤレスマウス
これ、ロジクールが「新定番」と称するBluetooth/USB無線に両対応するマウスです。私がレビューしたのは「M650」という型番ですが、レビュー後に「M750」「M550」というニューモデルが追加されていて、M550はライターのかのあゆさんが、M750はライターのオジルさんがレビューしています。

価格と機能を比較するとM750が上位モデル、M650が中位モデル、M550が下位モデルとなり、M750は3デバイスまでのマルチペアリングに対応し、ロジクールの独自技術「FLOW」も使え、M650はマルチペアリングにもFLOWにも対応しない5ボタンマウス、M550がベーシックな3ボタンマウスとなっています。

M650はS/MサイズとLサイズ、2種類の大きさを選べ、2サイズともレビューしています。「(新)定番」と称するだけあって、基本機能を最重視し、付加機能の少ない製品ですが、その「基本機能」が素晴らしいです。ボタンは静音ですし、筐体も手によく馴染み、非常に使いやすいと感じました。また、手の大きさや個々人の好みに合わせて2サイズを選べるというのもうれしいところです。私は比較的大型のマウスを好むので、Lサイズを愛用しており、手の小さい娘(大学生)がS/Mサイズを使っています。

「定番」という言葉にはいい響きと悪い響きがあると思います。いい意味では「間違いがない製品」でしょうし、悪い意味では「面白くない製品」という感じでしょうか。M650は「間違いがない製品」です。そして「面白くない製品」なのかどうかは人によります。マウスにたくさんの付加機能を望む人、特殊なデザインとかサイズを望む人には面白くないでしょうね。一方で、「基本的な操作が確実にこなせ、使っていて気持ちの良いマウス」を望む人には最高の選択肢になると思います。

ウインタブ関連記事:
Logicool Signature M650 ワイヤレスマウスの実機レビュー - サイズが2種類で素晴らしい手触り、まさに「ちょうどいいマウス」
Logicool SIGNATURE M550 ワイヤレスマウス レビュー - シンプルで使いやすい「定番」ワイヤレスマウス。専用ユーティリティで細かいカスタマイズも可能
Logicool Signature M750 ワイヤレスマウス レビュー - 複数PCをこれ1台で!ハイエンド並みの機能をミドルクラスの価格で実現した静音マウス

3.その他

COSORI Pro LE ノンフライヤー

COSORI Pro LE ノンフライヤー
PC・タブレット・スマホ及びその周辺機器だけでなく、「生活系の家電」についてもレビューのご依頼をいただくことが多いです。不本意ながらレビューを辞退させていただいている製品ジャンルとして「ロボット掃除機」「高額なイヤホン」「美容家電(脱毛器など)」「ポータブル電源」などがあります(お受けできる場合もあります)。レビューを辞退する理由として「私もしくはライターが適切なレビュアーではないから」というのが大きく、「レビューに適した場所が確保できない」というのもあります。これらの製品ジャンルは基本的にはウインタブの芸風にはそぐわないと思いますが、「面白そう!」と感じられて、私もしくはライターが太刀打ちできそうなものであれば、できるだけお引き受けしたいとは思っています。

ちょっと前置きが長くなりましたが、ウインタブの芸風にそぐわない製品ながら「ああ、これはレビューしてよかった…」と強く感じたのがこれ、COSORI Pro LE ノンフライヤーでした。レビュー記事にも書きましたが、私は揚げ物など脂っこい食べ物を好みます。しかし、年齢的には揚げ物とかラーメン二郎とかラーメン二郎とかラーメン二郎は少し控えめにすべきである、ということも認識しています。…でも、アブラってうまいじゃないですか…。

揚げ物に対する罪悪感を軽減してくれるのがノンフライヤーという調理器具です。一切油を使わない、というわけにはいきませんが、それでも油の使用量が激減しますし、調理中に油が飛び散らないのでキッチンも汚れません。調理後のお手入れも非常に楽です。

うちは家族全員「カキフライ」「エビフライ」が好物なので、現在でもこの製品の使用頻度が高いですね。この製品はもちろんのこと、ノンフライヤーはAmazonなどでたくさんの製品が販売されており、価格も1万円前後と手頃なので、「脂っこいものが好きなおっさん」は健康管理のために、「揚げ物を調理したあとの後始末に苦労している人」は省力化のために、購入を検討されてはいかがでしょう?

いまちょっと、自分のレビュー記事を読み返してみたんですけど、内容が適切かどうかはともかくとして、「すごく楽しそうに書いているなあ」と思いました。こういう感覚をPC・タブレット・スマホのレビュー記事でも忘れないようにしたいです。

ウインタブ関連記事:
COSORI Pro LE ノンフライヤーの実機レビュー - 簡単便利に揚げ物が作れます。というか、これで作ると「うまい!」

4.まとめ

実は年末にかけていくつかガジェットを購入しています。Amazon Fire TV Stick、Google Pixel 7、OPPO Watch Freeなどです。ただ、大変光栄なことに「PCの貸し出しレビュー」が立て込んでいた(しかも自分からレビューさせてくれと頼んだ)のと、私事でかなりバタバタしてしまい、Pixel 7はつい先日SIMを挿したばかり、OPPO Watch Freeに至ってはライターのかのあゆさんにレビューをしてもらった、という状況で、私自身はまだ手を触れてもいません。これらの製品のレビュー記事はおそらく2023年1月になると思いますので、この記事では掲載できませんでした。

ピックアップしたお気に入り製品を改めて見ると、近未来的・超個性的なPCあり、定番のマウスあり、調理家電ありと、結構バラエティに富んでいるなあ、と思いました(スマホとAndroidタブレットをピックアップできなかったのが残念ではあります)。そして、こういった様々な製品をこの記事でピックアップできるのがウインタブの特徴だと思います。

ちょっと気が早いですが…、2022年も多大なるご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。2023年もよろしくお願いいたします。

5.関連リンク

2022年お気に入りのガジェット - 旅行用充電アダプターやLogicool MX MECHANICALなど(natsuki)

スポンサーリンク